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糸魚川市 来海沢区が令和4年防災功労者内閣総理大臣表彰を受賞されました。

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0522113 更新日:2022年9月15日更新

受賞団体

令和4年防災功労者内閣総理大臣表彰で12個人、36団体が受賞しました。このうち新潟県内から土砂災害防止活動に著しい功績があったとして、国土交通省より推薦を受け、糸魚川市の来海沢区(代表者:区長 神喰 重信)が団体での受賞となりました。

功績の概要

来海沢区の区長及び役員9名は、令和3年3月4日未明、市から地すべり発生の電話連絡により参集し、午前3時に西側地区の避難勧告発令を受け、地すべりに伴う地区全域停電による暗闇の中、寝静まっている地区住民を戸別に回って、避難を呼びかけるとともに、高齢者を自家用車で地区内の一次避難先へ避難誘導した。明け方には土砂が人家に到達したが、この行動により、土砂到達直前までに全員の避難が完了した。
当該地区は過去の地すべり災害等の経験から毎年、市の防災訓練に併せて、「声を掛け合って避難する訓練」を実施しており、どの役員が誰を自家用車で迎えに行くかをあらかじめ決めていたため、よりスムーズな避難に繋がった。
このほか、災害発生後には以下の対応も実施している。
・地すべりの調査、応急対策工事の進捗状況などの情報を記載した「来海沢区かわら版」を毎月2回発行し、避難者および関係者へ、手渡しや郵送配布を行っている。
・避難勧告が発令された場合に、逃げ遅れがないよう、集会所に地区内居住者及び耕作者の入出表を掲示し、一目で把握できるように備えた。これにより発災以来、10月末までに計10回の避難があったが、一人の逃げ遅れも無く、確実に避難が行われた。
・避難中の空き家や災害中の混乱に乗じた不審者が懸念されたため、地区入口に防犯カメラを設置し、犯罪予防対策を行った。

表彰制度の概要

防災功労者内閣総理大臣表彰は、『「防災の日」及び「防災週間」について』(昭和57年5月11日閣議了解)に基づき、災害時における人命救助や被害の拡大防止等の防災活動の実施、平時における防災思想の普及又は防災体制の整備の面で貢献し、特にその功績が顕著であると認められる団体又は個人を対象として表彰するものです。
受賞者
               受賞者(前列左から2人目が来海沢区 神喰区長)
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