ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

分野別研究成果情報(野菜)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0278994 更新日:2023年7月7日更新

分野別研究成果 野菜

・平成21年度以降の「研究成果情報(成果)」、「普及技術(普及)」、「活用技術(活用)」は、研究成果名をクリックすると内容が表示されます。それぞれの区分はページ最下段をご覧ください。
・「研究情報(情報)」は研究成果名、担当部署のみを、平成20年度以前の研究成果は研究成果名、概要、担当部署のみを掲載しています。
・詳細についてお知りになりたい場合は該当部署におたずねください。

分野
( )内は成果数
年度及び
技術区分
 研究成果名及びその要約 (成果名をクリックすると成果の内容が表示されます。) 担当部署
品目共通 品目共通
施設化・自動化
(2)
施設化・自動化
令3・成果

簡単、手軽に製作できる野菜のセル苗用「底面かん水育苗装置」

 野菜セル苗育苗用の底面かん水育苗装置を比較的安価な資材を使って製作できる。ブロッコリー、キャベツ等の葉菜類、たまねぎ等の育苗において、かん水作業を自動化し、均一で良質な苗が生産できる。

園芸研究センター
令3・成果

水稲育苗施設に設置可能な野菜の簡単ラクラク水耕栽培システム

 水稲育苗施設に簡易設置可能な水耕栽培システムを開発した。培地の充填やコンテナの搬入・搬出作業がなく省力的で、ミディートマトなどの果菜類や、リーフレタスなどの葉菜類の栽培が可能である。

園芸研究センター

土壌肥料

(5)

土壌肥料

平20・活用 施設園芸栽培における塩類集積の要因とその簡易診断法

・県内施設園芸土壌における塩類集積の主要因は硝酸イオンと硫酸イオンの集積である。両イオンの集積量はEC測定と小型反射式光度計により簡易に推定できる。

畜産研究センター
園芸研究センター
平17・活用 家畜ふん堆肥の肥料成分を有効に活用する露地野菜のリン酸、カリの減化学肥料栽培技術

・家畜ふん堆肥を露地野菜栽培で連用すると、通常化学肥料で施用するリン酸、またはカリの施用量を、堆肥の成分で代替でき、リン酸、カリの化学肥料削減が可能である。ただし、窒素が不足するので、必ず不足量を単肥の化学肥料で施用する。

園芸研究センター
平23・情報 トラクターの車速とPTOの違いが砂丘畑の肥料分布へ及ぼす影響 園芸研究センター
平22・情報 露地野菜における家畜ふん堆肥の肥料成分の利用が土壌理化学性の変動に及ぼす影響 園芸研究センター
畜産研究センター
平20・情報 県内施設園芸土壌における肥料成分集積の実態 園芸研究センター
畜産研究センター
基盤研究部
病害虫防除
(4)
病害虫防除
令元・成果 糖含有珪藻土または糖蜜吸着資材を用いた土壌還元消毒法による土壌病害虫の防除
・糖含有珪藻土及び糖蜜吸着資材を用いた土壌還元消毒法は、トマト及びナス青枯病、褐色根腐病、ナス半身萎凋病及びネコブセンチュウに高い防除効果を示す。
基盤研究部
平11・活用 ナス科野菜青枯病菌Ⅳ菌群の出現

・本県の青枯病罹病ナスから、多犯性の系統であるⅢ及びⅣ菌群が確認された。Ⅳ菌群の出現により抵抗性台木「トルバム・ビガー」が罹病化する可能性がある。

園芸研究センター
平25・情報 活性炭を施用した施設きゅうり栽培ほ場における土壌処理薬剤の効果低下 園芸研究センター
平23・情報 夏季の野菜およびソルゴーにおけるアブラムシ類の土着天敵昆虫相 園芸研究センター
環境に調和した野菜生産
(16)
環境に調和した野菜生産(減減栽培・有機栽培)
平28・成果 多段接ぎ木法によるナス青枯病及び半身萎凋病の防除
・台木に「トナシム」、中間台木に「台太郎」を接ぎ木する多段接ぎ木法は、ナス青枯病及び半身萎凋病の発病抑制効果が高く、糖蜜を用いた土壌還元消毒法との組合せにより、防除効果が安定する。多段接ぎ木による収量への影響は認められない
基盤研究部
園芸研究センター
平24・普及 高接ぎ木法によるトマト青枯病の防除
・トマト台木の第2葉もしくは第3葉節位直上で接ぎ木する「高接ぎ木法」は、トマト青枯病の発病抑制効果が高い。さらに、糖蜜を用いた土壌還元消毒法と組み合わせることで、青枯病の被害を安定的に軽減できる。
基盤研究部
園芸研究センター
平19・普及 糖蜜を用いた土壌還元消毒法によるトマト青枯病およびネコブセンチュウの防除

・糖蜜を用いた土壌還元消毒法は、深さ50cmの下層土消毒が可能であり、トマト青枯病及びネコブセンチュウに対して高い防除効果を示す。

基盤研究部
平24・活用 施設トマト・きゅうり栽培で可給態リン酸が100mg/100gを超えたらリン酸を施用しない
・可給態(トルオーグ)リン酸が100mg/100g乾土以上に蓄積した施設土壌では、リン酸肥料を全く使用しなくても、慣行施肥と同等の収量性を保ちながらトマト、きゅうりを栽培できる。数作続けると土壌中リン酸濃度を徐々に適正域に下げることができる。
園芸研究センター
平23・活用 チャガラシの土壌すき込みによるトマト青枯病の防除

・開花期のチャガラシ茎葉4t/10a以上を土壌に鋤込み、150L/平方メートル潅水することで、トマト青枯病を防除することができる。

基盤研究部
平20・活用 主要野菜における特別栽培農産物の栽培実証事例

・主要な野菜15品目の各種作型について、新潟県特別栽培農産物認証基準に沿った栽培実証を行い、経済性を含めた実用性を評価した。

園芸研究センター
高冷地農業技術センター
中山間地農業技術センター
佐渡農技
平17・活用 家畜ふん堆肥の肥料成分を有効に活用する露地野菜のリン酸、カリの減化学肥料栽培技術

・家畜ふん堆肥を露地野菜栽培で連用すると、通常化学肥料で施用するリン酸、またはカリの施用量を、堆肥の成分で代替でき、リン酸、カリの化学肥料削減が可能である。ただし、窒素が不足するので、必ず不足量を単肥の化学肥料で施用する。

園芸研究センター
平16・活用 環境保全に配慮したいちご高設栽培用廃液分解装置の開発

・いちごの高設栽培において廃液に含まれる硝酸イオンを水田中に生息する脱窒菌の作用を利用して窒素ガスに分解し、河川や地下水汚染を防止するための廃液分解装置を開発した。

園芸研究センター
平15・活用 秋冬ネギの黒斑病及びさび病に対する減農薬防除技術

・秋冬ネギの黒斑病及びさび病は、病勢進展期を重点に効果的薬剤を散布することにより防除回数は従来の2分の1に削減できる。

園芸研究センター
平12・活用 太陽熱土壌処理並びに被覆資材を利用したトウナの減農薬安定栽培技術

・トウナ栽培において、8月上旬に作畦後、は種前まで畦面を太陽熱土壌処理することで雑草発生が抑制され、除草剤散布が不要となる。また、は種直後から不織布べたがけし、間引きを1回で、ウイルス病や虫害が抑えられ栽培の安定化が図られる。

園芸研究センター
平12・活用 基肥の条施用と被覆肥料の利用による砂丘地ダイコンの減肥技術

・砂丘地 ダイコン栽培において速効性肥料の基肥の条施用により施肥窒素の3割減肥が可能となり、被覆肥料の基肥同時施用により多雨年でも地下への溶脱軽減が図られる。

基盤研究部
平11・活用 発酵乾燥鶏ふん施用によるニンジン及びレタスの減化学肥料栽培

・ニンジン、レタスは鶏ふんを基肥連続施用することによって化学肥料栽培並みの収量が得られ、無化学肥料栽培が可能となる。また、連用中止後も3年間は、30%の肥料節減が可能である。

園芸研究センター
平24・情報 エタノールを用いた土壌還元消毒法のトマト青枯病およびネコブセンチュウ防除効果 基盤研究部
平24・情報 トマト収穫残さ中の病原菌を殺菌する方法 基盤研究部
平21・情報 Pythium oligandrum MMR2株を用いたトマト青枯病の発病抑制効果 基盤研究部
平11・情報 減農薬減化学肥料で栽培した越冬ニンジンの有利販売 基盤研究部
園芸研究センター
果菜類 果菜類
トマト
(11)
トマト
平28・成果 トマト低段密植栽培に適した循環型養液管理による少量培地栽培

・育苗培地だけで栽培する少量培地栽培は、従来型の多量培地栽培と比べて、収量は同等で、植付けや片付け等の作業時間が短く、トマト低段密植栽培に適する。また、循環型養液管理により、排液が排出されないため環境負荷と施肥コストが低減される。

園芸研究センター
平25・普及 半促成トマト・きゅうりの省エネルギー型温度管理技術
・半促成作型での暖房設定温度をトマトでは9時~15時を13℃、15時~9時を8℃、きゅうりでは9時~16時を18℃、16時~9時を13℃の2段変温管理にすると、慣行の4段変温管理と同等の商品果収量で燃油消費量を15~25%削減できる。
園芸研究センター
平19・普及 糖蜜を用いた土壌還元消毒法によるトマト青枯病およびネコブセンチュウの防除

・糖蜜を用いた土壌還元消毒法は、深さ50cmの下層土消毒が可能であり、トマト青枯病及びネコブセンチュウに対して高い防除効果を示す。

基盤研究部
平24・活用 ナス台木トマトのトマト青枯病発病抑制効果と管理技術
・「台太郎」を用いたナス台木トマトは、トマト青枯病に対する発病抑制効果が高い。また、トマト台木の収量に及ばないが、かん水量を慣行トマト台木の約3倍量まで増やすことにより、収量の改善が図られる。
基盤研究部
園芸研究センター
平17・活用 トマトの迅速栄養診断におけるサンプリング手法

・トマトの迅速栄養診断に適したサンプルは、天候時刻による影響が少なく、栄養状態を的確に反映しているピンポン玉肥大期の果房下の小葉柄である。

基盤研究部
平17・活用 断根ざしによるトマトのセル苗育苗と活用法

・肥料濃度の低いセル苗専用培土の選定と適正な水分調整、および適令での接木、早期から光をあてることにより慣行の養成法でも断根ざしによるトマトのセル苗育苗が十分に可能である。セル苗直接定植では草勢過多をさけるため定植時の土壌水分を控える。

園芸研究センター
平15・活用 もみ殻くん炭を培地としたトマトの養液栽培法

・トマトの養液栽培において、もみ殻くん炭を培地として適正な養液管理を行うことにより安定生産が可能である。

園芸研究センター
平11・活用 トマト黄化えそウイルス(TSWV)の伝搬経路と防除対策

・県内においてTswvの発生分布が拡大しており、発生実態からミカンキイロアザミウマが主要な媒介虫であると考えられる。ミカンキイロアザミウマを防除し、り病植物からTswvの伝搬を抑制することが最も重要である。

園芸研究センター
平21・情報 Pythium oligandrum MMR2株を用いたトマト青枯病の発病抑制効果 基盤研究部
平14・情報 毛管ポット耕における夏秋トマトの安定栽培技術 基盤研究部
平12・情報 非病原性フザリウム菌によるトマト萎凋病の発病抑制効果 園芸研究センター

いちご
(25)

いちご
令3・成果

クラウン加温を行ういちご「越後姫」栽培に適した肥培管理と温度管理

 クラウン加温を行う「越後姫」栽培において、4月以降も低濃度の培養液を供給することで約1割増収する。また、クラウン加温の設定を25℃・日中12時間とすることで、20℃・24時間と同等の加温効果が得られエネルギー消費量は約3割軽減できる。

園芸研究センター
令3・成果

いちご「越後姫」果実カラーチャートの開発

 果皮色変化モデルに基づき5段階に指標化されたいちご「越後姫」果実カラーチャートを開発した。果皮硬度は、果皮色の着色が進むにつれて低くなる傾向を示し、収穫時にカラーチャートを使用することで初心者でも高い精度で収穫果実の判定ができる。

園芸研究センター
食品研究センター

令2・成果

いちご促成栽培におけるミヤコカブリダニのバンカー製剤によるハダニ類のIPM 防除技術

・いちご促成栽培で、定植後から殺ダニ剤を集中して散布し、10月下旬にミヤコカブリダニのバンカー製剤を導入するIPM防除体系により、以降の殺ダニ剤の散布が不要となる。

園芸研究センター
平30・成果 いちご「越後姫」の間欠冷蔵処理による早期収穫技術

・3日間の 15℃冷蔵処理と3日間の自然条件を交互に3サイクル行う間欠冷蔵処理を8月31日または9月1日から行うと、「越後姫」の頂花房収穫を安定的に1か月程度早めることができる。定植当年採苗苗に対する処理効果は、低温暗黒処理と比べてより安定している。

園芸研究センター
平30・成果 いちご「越後姫」における CO2 の日中低濃度施用による収量向上

・いちご「越後姫」の高設栽培において、CO2 施用により日中の施設内 CO2濃度を約 500ppm になるように制御することで、商品果収量が約1割向上する。

園芸研究センター
平28・成果 いちご「越後姫」の促成栽培におけるクラウン加温の効果

・いちご「越後姫」の促成栽培において、低温期にクラウン部を20℃程度に加温することで冬季の生育が促進され、第一次腋果房の収穫が前進し増収する。また、春季の急激な草丈伸長が抑制される。

園芸研究センター
平28・成果 軽量気泡コンクリート(通称ALC)の培地混和がいちご「越後姫」の生育・収量に及ぼす効果

・越後姫の高設栽培において、培地に株あたり60gの軽量気泡コンクリート(通称ALC)を全層混和することにより、根群が発達し増収する。

園芸研究センター
平25・普及 早期出荷が可能なケーキ加工用のいちご新品種「新潟S3号」
・いちご「新潟S3号」はケーキ加工適性に優れ、定植前年の秋に採苗した苗を用いる事で、低温処理を行うことなく安定的に12 月からの早期出荷が可能である。また、培地を15℃に12 時間加温することで高い収量を得られる。
園芸研究センター
平22・普及 いちご「越後姫」の10月出荷開始技術

・いちご「越後姫」は、定植前年の秋に採苗した越冬苗を利用して定植直前まで12℃の暗黒低温処理を25日間行って花芽分化を促進し、8月20~25日に定植することによって10月から出荷を開始できる。

園芸研究センター
平15・普及 肥効調節型肥料の全量基肥施用によるイチゴ「越後姫」の高設栽培法

・イチゴ「越後姫」高設栽培において、肥効調節型肥料の全量表面施用と排液のモニタリングにより肥培管理することで、装置の軽装備化と状況に応じた適切な管理が可能となる。

園芸研究センター
平12・普及 イチゴ栽培における雨どいを利用した省力・低コスト空中採苗方式

・雨どいを利用したイチゴの空中採苗は、慣行に比べて、親床面積で1/7、労働時間で1/4、経費で1/2に合理化できる。

基盤研究部
園芸研究センター
平12・普及 イチゴ「越後姫」の空中増殖子苗の地床育苗法

・イチゴ「越後姫」の空中増殖子苗を地床育苗する場合、子苗を直立させて仮植し、黒寒冷しゃ1~2枚のトンネルがけと細めなかん水により活着を促進する。展開葉2枚以上の子苗が利用可能であり、地床苗と同等の収量が得られる。

園芸研究センター
平11・普及 イチゴ「越後姫」の養液栽培による促成栽培法

・イチゴ「越後姫」をロックウール耕で高設栽培をすることにより、作業環境の改善、管理のマニュアル化が可能となる。

園芸研究センター
平11・普及 イチゴの空中採苗による子苗の大量増殖法

・イチゴの親株管理を雨といを用いた簡易養液栽培装置で行い、空中採苗することにより、軽労・省力化が図られる。また、単位面積当たりの採苗数も土耕の採苗よりも6倍の苗生産が可能となる。

園芸研究センター
平25・活用 いちご「越後姫」の循環型養液栽培技術
・いちご「越後姫」の循環型養液栽培は、慣行のかけ流し管理と比較して高い商品果収量が得られる。排液が施設外へ排出されないため環境負荷が少なく、施肥量も60 %削減できる。
園芸研究センター
平24・活用 いちご「越後姫」の苗の温湯浸漬によるうどんこ病防除技術
・越後姫の空中採苗直後の苗を50℃、3分間の温湯浸漬をすると、いちご苗のうどんこ病発病を無くすことができる。
園芸研究センター
平20・活用 いちご「越後姫」の高冷地無仮植苗の特性

・高冷地で育苗された「越後姫」の無仮植苗は、平場の促成作型に導入可能でポット育苗苗と同等の収量を得ることができる。

園芸研究センター
高冷地農業技術センター
平18・活用 クリスマスイチゴ「越後姫」を実現するための高設栽培技術

・いちご「越後姫」を最も需要の多いクリスマスに出荷するために、出荷用予冷庫を活用した低温処理を行って花芽を誘導し、9月上旬に定植することにより、従来より2か月早い11月中旬から出荷可能な高設栽培技術を開発した。

園芸研究センター
平17・活用 いちご「越後姫」高設栽培に対応した1液型養液管理技術

・いちご「越後姫」の高設栽培において1液型養液管理を行う場合、定植時から1500倍液を排液率30%で施用し、3月下旬から水に切り替えることにより、品質が向上し過繁茂が防止できる。

園芸研究センター
平16・活用 環境保全に配慮したいちご高設栽培用廃液分解装置の開発

・いちごの高設栽培において廃液に含まれる硝酸イオンを水田中に生息する脱窒菌の作用を利用して窒素ガスに分解し、河川や地下水汚染を防止するための廃液分解装置を開発した。

園芸研究センター
平14・活用 籾がらを素材にしたイチゴの手作り低コスト高設栽培装置の構造と培地

・イチゴの高設栽培において、市販されている資材を利用して自家施工し、籾がらくん炭の単用培地かピートモスと籾がらくん炭もしくは籾がらの混用培地を用いることにより、低コストな高設栽培が可能である。

園芸研究センター
平13・活用 イチゴ「越後姫」の半促成作型における無仮植栽培法

・イチゴ「越後姫」の半促成栽培において、無仮植で直接ハウス本圃へ定植する。このことによって苗の育苗管理が省かれる。また慣行に比べ、草勢が強く、花房発生数が多くなり、収穫量が増加する。

園芸研究センター
平12・活用 イチゴ「越後姫」の促成養液栽培に適合する空中増殖子苗の採苗時期・苗質

・イチゴ「越後姫」の促成養液栽培において空中採苗方式で得られた子苗は、8月上旬以前の採苗で展開葉が2枚以上であれば、頂・腋花房の開花・収穫時期や収量性に影響を与えない。

園芸研究センター
平21・情報 12月から収穫できる促成栽培用いちご新品種「新潟S3号」の育成 園芸研究センター
メロン
(2)
メロン
平11・普及 メロンの6月まきロックウール栽培管理技術

・アールス系メロンの6月まき栽培において、ロックウール耕を用いた適正栽培管理技術により品質の高いメロンが安定的に生産される。

園芸研究センター
平11・活用 砂丘地トンネルメロンのうるみ果軽減対策

・砂丘地トンネルメロンに発生するうるみ果は、発生の少ない品種を作付け、過剰な追肥を行わず、液肥の葉面散布とかん水を処理することによって軽減できる。

園芸研究センター
すいか
(10)
すいか
令元・成果 すいか育苗における親水性不織布を用いた底面かん水の方法と効果
・親水性不織布を温床床面に敷設し、塩ビ管又は点滴かん水チューブからの流水による底面かん水方法は、育苗ポットのズラシ作業を実施しなくとも、苗の徒長を抑え生育が揃う。また、苗床でのスイカ炭疽病の発生と病勢の進展を抑制する効果がある。
園芸研究センター
令元・成果 砂丘地すいかの主つる3本2果どり改良整枝栽培
・すいか「主つる3本2果どり改良整枝栽培」は、従来の4本2果改良整枝栽培に比べ、主な作業時間の増加を1割程度にとどめ、出荷果実数を約3割増す密植栽培方法である。果実肥大を促すため、基肥及び追肥施用量を増やし、生育中期以降のかん水時間を延長する。
園芸研究センター
平28・成果 すいか接ぎ木育苗時における人工光利用技術

・すいか育苗時に、接ぎ木前の穂木苗及び養生期の接ぎ木苗に、光色が昼白色タイプの光源を用いて光照射することで、穂木の活着率向上、穂木障害の減少により苗生産が安定する。

園芸研究センター
平13・普及 省力的で高品質生産可能なトンネルスイカの整枝栽培方法

・スイカ栽培で主づるを4本(2果どり)~5本(3果どり)確保し、孫づるをほとんど切除せず遊びづるとして伸ばす省力的な整枝を行うことによって、露地栽培より着果が安定し、果実品質が向上する。

園芸研究センター
平21・活用 小玉すいか中型トンネル作型改良整枝栽培のつる間隔と仕立て本数

・砂丘畑地域小玉すいかの中型トンネル作型の改良整枝栽培では、つる間隔は13cmとし、仕立て本数は5本とする。

園芸研究センター
平17・活用 砂丘地における小型トンネルすいか改良整枝栽培における生育診断と栽培管理技術

・小型トンネルすいか改良整枝栽培において、交配期から交配後20日間に決定される項目による診断を行い、管理することにより収穫時の果実品質を向上させることが可能である。

園芸研究センター
平14・活用 小玉スイカの有望品種「サマーキッズ」の選定

・「サマーキッズ」は、着果数を安定して確保でき、果実変形や裂果も少なく、5本5果どり省力整枝栽培での適応性もある、栽培しやすい小玉スイカ品種である。また、黄帯や種回りの傷みが少なくシャリがあり、果実品質も高い。

園芸研究センター
平13・活用 スイカ小型トンネル栽培の軽労化を目指したセル苗の直接定植法

・小型トンネルのスイカの育苗で、セルトレイ50穴を利用し、慣行苗と同期間の育苗を行うと、2次育苗することなく、育苗面積が3分の1、培土量が10分の1となり、軽労化が図れ省力的な直接定植が可能である。

園芸研究センター
平13・活用 ハウス、トンネルスイカにおけるPVA割繊維不織布を利用した省力的な換気方法

・ハウス、トンネルスイカ栽培でPVA割繊維不織布を使用すると、雄花、雌花着生に影響もなく、ほぼ慣行換気栽培並みの生育を確保でき、毎日の換気作業が省力可能となる。

園芸研究センター
平12・活用 スイカ花粉採取専用品種「SA-75」の特性と栽培方法

・スイカの花粉採取専用品種「SA-75」を栽培すると、開花前日が寡日照・低温条件下でも交配用の花粉が確保できる。

園芸研究センター
なす
(5)
なす
平28・成果 多段接ぎ木法によるナス青枯病及び半身萎凋病の防除
・台木に「トナシム」、中間台木に「台太郎」を接ぎ木する多段接ぎ木法は、ナス青枯病及び半身萎凋病の発病抑制効果が高く、糖蜜を用いた土壌還元消毒法との組合せにより、防除効果が安定する。多段接ぎ木による収量への影響は認められない
基盤研究部
園芸研究センター
平22・普及 単為結果性なす品種「あのみのり」は高品質で省力栽培できる

・単為結果性なす品種「あのみのり」は、「千両二号」より果実品質が良好で色艶良く、調理・漬物ともに適性が高い。露地栽培では整枝作業時間が6割以上軽減可能であり、無加温ハウス栽培ではホルモン処理が不要で、「千両二号」と同等以上の収量がえられる。

園芸研究センター
平15・活用 ナス「新潟黒十全」のハウス半促成栽培法

・ナス「新潟黒十全」のハウス半促成栽培は、摘葉を強めに行うことで収量性が向上する。長期にわたる収穫・防除の作業環境は、低めの主枝摘心による作業高さの低位置化が効果的である。果実の空洞果防止は、栽培全期間のホルモン処理で可能となる。

園芸研究センター
平14・活用 ナス「新潟黒十全」の省力的仕立法及び空洞果発生防止策

・ナス「新潟黒十全」の露地早熟栽培において、主枝直立誘引・垣根仕立ては、収穫や支柱の設置、枝の誘引作業が省力化される。また、収穫初期に発生する空洞果は、ホルモン剤単花処理によってほぼ無くなる。

園芸研究センター
中山間地農業技術センター
平13・活用 ナス青枯病抵抗性台木品種の抵抗性低下要因とその対策

・ナス青枯病抵抗性台木品種の抵抗性は、高温および排水不良条件下で低下するため接木栽培では、温度管理および排水対策を徹底し、台木品種は同条件下でも比較的安定した抵抗性を示す「カレヘン」・「台太郎」を用いる。

園芸研究センター
平25・情報 トルバム種台木を利用したなすの果実中カドミウム濃度低減効果 園芸研究センター
ピーマン
(2)
ピーマン
平17・普及 露地栽培でもつくりやすい小型カラーピーマンの特性と栽培法

・小型カラーピーマンはパプリカと比較して露地栽培でも安定生産ができ、7月下旬から11月下旬までの長期収穫・出荷が可能である。さらに放任仕立てが可能であり、こまかい整枝を必要としないため省力的である。

園芸研究センター
平13・活用 土壌消毒および接木栽培によるピーマン青枯病の防除技術

・ピーマン青枯病の防除は、クロルピクリンくん蒸剤を用いた土壌消毒および「ベルマサリ」、「スーパー土佐ひかり」を台木に用いた接木栽培の組み合わせが有効である。

園芸研究センター
スイートコーン
(1)
スイートコーン
平19・活用 消費者ニーズに対応した甘くておいしいスイートコーンの品種特性と栽培法

・スイートコーン「ゴールドラッシュ」、「味甘ちゃん」、「あまいんです」は「味来390」より作りやすく、食味・品質・収量性いずれも良好で直売所に適しており、改良マルチ栽培により7月中旬から8月中旬まで継続出荷が可能である。

園芸研究センター
きゅうり
(5)
きゅうり
平30・普及 「接ぎ木育苗専用 LED ランプ」の開発ときゅうり抑制栽培「断根挿し接ぎ」育苗での照射効果
・高湿度環境下でも安全に使用可能な接ぎ木育苗専用 LED ランプを開発した。きゅうり抑制栽培の断根挿し接ぎ育苗の養生管理時に4日間連続照射すると、台木子葉の障害が軽減される。また、暗黒による養生管理時に比べて、台木の発根や穂木の活着が早い。
園芸研究センター
平25・普及 半促成トマト・きゅうりの省エネルギー型温度管理技術
・半促成作型での暖房設定温度をトマトでは9時~15時を13℃、15時~9時を8℃、きゅうりでは9時~16時を18℃、16時~9時を13℃の2段変温管理にすると、慣行の4段変温管理と同等の商品果収量で燃油消費量を15~25%削減できる。
園芸研究センター
平25・活用 高収益が期待できる きゅうりの循環型養液栽培技術
・木質チップ炭を培地としたきゅうりの循環型養液栽培は、土耕栽培と比較して1.5倍以上の収量が得られる。また、排液が施設外に排出されないため環境負荷がが少ない。
園芸研究センター
平21・活用 きゅうりの木質チップ炭を培地とした養液栽培法

・きゅうりの養液栽培では、培地に粒径3~5mm程度の木質チップ炭を使用し、整枝方法をつる下げ整枝としてEC 1.5dS/m の培養液濃度の培養液を供給することにより安定生産が可能である。

園芸研究センター
平25・情報 活性炭を施用した施設きゅうり栽培ほ場における土壌処理薬剤の効果低下 園芸研究センター
その他(0)
葉茎菜類 葉・茎菜類
アスパラガス
(8)
アスパラガス
平27・成果 促成伏せ込みアスパラガス栽培における伏せ込み床内施肥の効果

・アスパラガスの促成伏せ込み栽培における伏せ込み床内施肥は、根株重が1.5kg以上の株に対して、約20%の増収効果が見られる。また、根株重は、茎葉刈り取り時の生育指数(Gi値)から根株堀取り以前に推定が可能である。

園芸研究センター
平21・活用 アスパラガス半促成作型の株齢に応じた立茎開始時期

・アスパラガスのハウス半促成作型における高位安定生産のための立茎開始時期は2年生株で4月2日、3年生株で4月10日、4年生株で4月18日を目安とする。

園芸研究センター
平19・活用 アスパラガスの立茎長期どり栽培における省力施肥技術

・アスパラガスの立茎長期どり栽培において、140日タイプのリニア型肥効調節型肥料を全量基肥施用することにより、慣行窒素施用量10アール当たり60kgに対して30%少ない42kgで慣行施肥と同等の収量を確保でき、追肥を省略することが可能である。

園芸研究センター
平19・活用 アスパラガス立茎長期どり栽培における成園時の立茎開始時期と立茎本数

・アスパラガス立茎長期どり栽培の成園時における高位安定生産のための立茎開始時期は5月上旬、立茎本数は1m当たり15本とする。

園芸研究センター
平19・活用 アスパラガスの生産者ニーズに対応した2つの育苗方法

・立茎長期どりに対応したアスパラガスの育苗は、定植作業性と経済性に優れた3月上旬は種128穴セルトレイ育苗と、早期収量を最大限に確保できる2月上旬は種9cmポット育苗の2つの方法があり、生産者は経営方針に対応した選択が可能となる。

園芸研究センター
高冷地農業技術センター
平18・活用 2年生アスパラガスの立茎長期収穫栽培における省力施肥技術

・アスパラガスの立茎長期収穫栽培において、2年生株の場合は、リニア型140日タイプの肥効調節型肥料を基肥として施用することにより、追肥を省略できる。また、慣行窒素施用量60kgに対し20%の減肥を行っても、慣行施肥法と同等の収量を上げることが可能である。

園芸研究センター
平17・活用 アスパラガス立茎長期収穫栽培の収穫開始1~3年目における立茎開始時期と収穫量

・安定的に立茎長期収穫栽培を行なうためには、収穫開始1~2年目に萌芽開始後15日目程度で立茎開始する。収穫開始3年目は萌芽開始後35日目程度まで立茎開始を遅らせることもできる。

園芸研究センター
高冷地農業技術センター
平19・情報 アスパラガス立茎長期どり栽培の未成園期における立茎開始時期の早晩が後年の収量に及ぼす影響 園芸研究センター
キャベツ
(2)
キャベツ
平14・活用 重粘土転換畑での全量基肥施肥による夏まきキャベツの効率的施肥法

・重粘土転換畑での夏まきキャベツの効率的施肥法として、緩効性肥料を利用し全量基肥施肥することにより、施肥作業の省力化ができる。窒素施用量の目安は20キロ/10アール程度である。

園芸研究センター
平11・活用 全自動移植機・収穫機を組み入れたキャベツの省力・機械化栽培体系

・キャベツのセル成型苗を利用した移植栽培で、緩効性肥料を全量基肥施用し、機械移植、機械収穫することにより、省力・機械化体系が図られる。

園芸研究センター
レタス
(2)
レタス
平19・活用 消費者ニーズに対応したロメインレタスの品種特性と夏秋まき栽培法

・夏秋まきのロメインレタスのは種適期は、ほぼ8月25日から9月4日までの間であり、らせん球の発生が比較的少ない品種をうまく組み合わせて栽培することにより11月上旬から12月上旬まで収穫が可能である。

園芸研究センター
平11・活用 発酵乾燥鶏ふん施用によるニンジン及びレタスの減化学肥料栽培

・ニンジン、レタスは鶏ふんを基肥連続施用することによって化学肥料栽培並みの収量が得られ、無化学肥料栽培が可能となる。また、連用中止後も3年間は、30%の肥料節減が可能である。

園芸研究センター
ねぎ
(11)
ねぎ
平25・活用 連結ペーパーポット内施肥による砂丘地ねぎの減窒素肥料栽培
・砂丘畑のねぎ栽培において、育苗箱施肥専用肥料を連結ペーパーポット内施肥し、定植時に速効性肥料を施用することで、収量を落とすことなく夏ねぎでは4割、秋冬ねぎでは5割の窒素肥料削減が可能となり、追肥作業が省略できる。
園芸研究センター
平16・活用 砂丘畑のねぎ栽培における「被覆尿素入ネギ専用肥料」の効率的施肥方法

・砂丘畑のねぎ栽培において、「被覆尿素入ネギ専用肥料」を使用した植え溝への少量局所施肥は、慣行畦間施用に比べ施用回数が2回増加するが、施用窒素の利用効率が向上し、収量性を落とさず施肥量の削減を図ることが可能な施肥方法である。

園芸研究センター
平15・活用 ネギ栽培における低価格連結ペーパーポット専用育苗培土と育苗のポイント

・民間業者の協力を得て改良したネギ専用育苗培土は、従来使用されてきた専用培土に比べ低価格であり、これまでと同等な苗を確保することが可能である。育苗時において苗質を安定させるには、充填培土量と灌水量を適正に行うことがポイントである。

園芸研究センター
平15・活用 秋冬ネギの黒斑病及びさび病に対する減農薬防除技術

・秋冬ネギの黒斑病及びさび病は、病勢進展期を重点に効果的薬剤を散布することにより防除回数は従来の2分の1に削減できる。

園芸研究センター
平14・活用 フィルム被覆による転換畑のネギ栽培技術

・根深ネギの重粘土転換畑栽培において、フィルム軟白資材を葉鞘径が平均16~18mmに達してから作型に適した期間(3~6週間)被覆することで、従来より少ない土寄せで30cm以上の軟白長が安定して確保される。

園芸研究センター
平14・活用 ネギ「坊主不知」(ぼうずしらず)ウイルスフリー株の生産力

・ネギ「坊主不知」ウイルスフリー株は、ウイルス感染株とくに重複感染株に比べ分けつが多くなり、草丈や出荷調整した一本の重さが増加するなど収量性にすぐれる。

園芸研究センター
平14・活用 埴壌土および砂壌土での全量基肥溝施肥による秋冬ねぎの効率的施肥法

・秋冬ねぎの効率的施肥法として、被覆肥料を利用し全量基肥で植え溝に局所施肥することにより、全量基肥全層施肥よりさらに20~30%減肥できる。窒素施用量の目安は埴壌土で15キロ/10アール、砂壌土で20キロ/10アール程度である。

園芸研究センター
平14・活用 ネギ有望F1品種「秀逸」「白羽一本太」「SK5-10」「龍翔」の品種特性

・近年市販されたネギF1品種のうち収量・品質とも有望な品種は、「秀逸」「白羽一本太」「SK5-10」「龍翔」である。これら品種の栽培にあたって、その品種特性を生かすためには、土性・作型等を十分考慮して導入する必要がある。

園芸研究センター
平24・情報 小ねぎの生育と土壌中の可給態リン酸量の関係 園芸研究センター
平23・情報 タネバエの加害によるねぎ株の枯死被害を大豆や乾燥おからで軽減できる 園芸研究センター
平15・情報 ネギ「坊主不知」ウイルスフリー株のウイルス再感染状況と寒冷紗被覆の効果 園芸研究センター
たまねぎ
(7)
たまねぎ
令元・成果 春植えたまねぎの定植期を4月下旬まで延長させるための重要な技術的要件
・ 春植えたまねぎ栽培で、定植期を4月下旬まで延長させ、平均りん茎重250g(目標収量4~5t/10a)を確保するためには、(1)は種時期、(2)苗質・苗姿、(3)定植晩限、(4)土壌水分等における技術的要件を満たすことが重要なポイントとなる。
園芸研究センター
平28・成果 たまねぎのセル成形苗を用いた春植えによる6月下旬~7月上旬収穫作型
・秋植え用たまねぎの中生品種を、前年11月中旬から2月上旬の間には種育成したセル成型苗を用いて4月上旬頃までに定植することにより、6月下旬から収穫できる。
園芸研究センター
平28・成果 春植えたまねぎ栽培のポイントとりん茎の肥大特性
・春植えたまねぎ栽培では、中生系品種が適し、11月中旬のは種により発芽が安定する。また、288穴規格セルトレイ育苗で3月下旬に定植することにより、りん茎が最も肥大する
園芸研究センター
平27・成果 セル成型苗を用いた加工・業務用たまねぎの秋定植栽培における定植時期及び播種時期
・セル成型苗を用いた秋定植栽培の加工・業務用たまねぎは、8月中旬に播種し、10月中旬に定植することにより、越冬率が高く、りん球肥大がよく収量性が高い。
園芸研究センター
平26・成果 たまねぎ栽培における雑草管理の効果
・たまねぎ畑畦面の雑草繁茂は、収量減少の一要因であり、りん球肥大が抑制されることにより、最大40%の収量減少をもたらす。適正な雑草量に管理することで収量減少を防ぐことができる。
園芸研究センター
平25・活用 半自動定植機に適したたまねぎのセル成型苗育苗様式
・露地ベンチによる288穴規格のセルトレイを用いた育苗様式は、半自動定植機を使用したたまねぎ栽培に適している。この育苗様式は、育苗期間中の葉切り作業が不要であり、他の育苗様式に比べて早期に定植が可能となる。
園芸研究センター
平25・情報 たまねぎのセル成形苗ハウス育苗における剪葉がその後の根の生長に及ぼす影響 園芸研究センター
その他
(7)
その他
令3・成果

夏まきブロッコリーの1穴2粒まきセル苗の2本植え栽培による増収技術

 ブロッコリーの夏まき栽培において、72穴または128穴セルトレイに種子を1穴2粒まきし、2本植えして栽植本数を10アールあたり4,700株程度と増加させることで、慣行の1本植え栽培に比べ増収する。

園芸研究センター
平22・活用 冬季以外でもおいしさを味わえるオータムポエムの栽培法

・冬季に需要の多いオータムポエムを3月上旬に播種し、無加温ハウスで春どり栽培すると4月下旬から5月中旬まで充実した花蕾茎が出荷できる。露地栽培では、4月まきが5月下旬から6月まで、8月中旬まきでは10月から降雪前まで出荷できる。

園芸研究センター
平18・活用 オータムポエムの1~2月安定生産に向けた栽培技術

・オータムポエムの移植栽培では、9月25日頃と10月5日頃には種を行い、ハウス内に内張りカーテンを被覆すると、需要が多く高単価が期待できる1~2月に安定生産が可能になる。

園芸研究センター
平17・活用 水稲育苗ハウスの後利用におけるちんげんさいおよびこまつなの春~秋まき作型

・ちんげんさいまたはこまつなを水稲育苗ハウスの後利用で5月中旬から11月中旬まで栽培する場合、1棟のハウスで5回の作付けが可能である。

中山間地農業技術センター
平12・活用 太陽熱土壌処理並びに被覆資材を利用したトウナの減農薬安定栽培技術

・トウナ栽培において、8月上旬に作畦後、は種前まで畦面を太陽熱土壌処理することで雑草発生が抑制され、除草剤散布が不要となる。また、は種直後から不織布べたがけし、間引きを1回で、ウイルス病や虫害が抑えられ栽培の安定化が図られる。

園芸研究センター
平11・活用 砂丘地での春どり葉菜類のべたがけ利用技術

・長繊維不織布のべたがけにより生育・肥大が促進され、砂丘地での春どりのハクサイ、レタス、ブロッコリーの葉菜類の安定生産が図られる。

園芸研究センター
平11・活用 野菜類のセル成形苗等の育苗トレイへの殺虫剤(粒剤)施用

・アブラナ科野菜のセル成形苗及びネギのペーパーポット苗移植時に、トレイに殺虫剤(粒剤)施用をすると、省力的に移植後の虫害防止が期待できる。効果持続期間は、慣行の植え穴施用等と比較し同等かやや短い。薬害を回避するため、移植当日または前日処理とし、施用量は厳守する。

園芸研究センター
根菜類 根菜類
にんじん
(7)
にんじん
平11・普及 夏まきニンジンの省力間引き法を組み合わせた機械化栽培体系

・県開発の管理用ビークルと収穫機等を使用し、2粒まきと1回間引きの省力間引きと緩効性肥料の全量基肥施用を組み合わせることにより、夏まきニンジンの省力・機械化体系が可能である。

園芸研究センター
平18・活用 砂丘地におけるにんじん1粒播種無間引き栽培での発芽及び生育斉一化技術

・砂丘地にんじん栽培において、従来の2粒播種1回間引き栽培よりも、間引きの省力、種子コストの削減が可能な1粒播種無間引き栽培法での発芽及び生育斉一化技術を確立した。

園芸研究センター
平13・活用 夏まきニンジンにおける黒葉枯病の薬剤防除法

・夏まきニンジンでは、黒葉枯病の初発生時期から予防的に薬剤防除すると防除効果が高く、根部肥大期以降発病が少ない場合にはその後薬剤防除を省略できる。

園芸研究センター
平13・活用 ニンジンに対するヨトウムシの防除要否判定法

・ニンジンは春まき、夏まきともに播種60日後にヨトウムシの寄生株率が20%の場合、減収率が最大10%に達する可能性がある。また、播種80日後に幼虫寄生を受けても、減収する危険性はほとんどない。

園芸研究センター
平11・活用 発酵乾燥鶏ふん施用によるニンジン及びレタスの減化学肥料栽培

・ニンジン、レタスは鶏ふんを基肥連続施用することによって化学肥料栽培並みの収量が得られ、無化学肥料栽培が可能となる。また、連用中止後も3年間は、30%の肥料節減が可能である。

園芸研究センター
平11・情報 減農薬減化学肥料で栽培した越冬ニンジンの有利販売 基盤研究部
園芸研究センター
平11・情報 雪下ニンジン収穫機による堀取り作業の軽労化 基盤研究部
さといも
(4)
さといも
令元・成果 有機JAS に適合したさといも栽培
・発酵鶏ふん、畦の黒マルチ被覆及び防草シートを用いてさといもの有機栽培を行うと、慣行栽培の9割程度の収量を確保でき、肥料費を削減できる。
園芸研究センター
基盤研究部
平12・普及 砂丘地におけるサトイモ種イモの特性と栽培方法

・砂丘地で栽培されるサトイモは、貯蔵性が高く種イモとして有望である。4月下旬に定植すれば、種イモ規格外の小さいイモを利用しても種イモ規格収量はあがる。

園芸研究センター
平24・活用 さといも栽培における畝内部分施肥法による施肥量削減技術
・さといも栽培において、畝内部分施肥により窒素およびリン酸の施肥量を4割程度削減しても、慣行施肥量の全面施用と比べて収量は同等で、栽培跡地の窒素およびリン酸の残存量が少なくなり、環境負荷低減を図ることができる。
園芸研究センター
平16・活用 さといも用移植機が利用できるさといもセル成型苗の育苗法と利用法

・さといも種イモを頂芽切除後分割し、セルトレイで育苗することにより、さといも用半自動移植機が利用できる。本育苗法は種イモ必要量が約4分の1となり、種苗コスト削減ができる。収量は、定植直後からのかん水管理で慣行栽培と同等となる。

園芸研究センター
基盤研究部
だいこん
(2)
だいこん
平12・活用 基肥の条施用と被覆肥料の利用による砂丘地ダイコンの減肥技術

・砂丘地 ダイコン栽培において速効性肥料の基肥の条施用により施肥窒素の3割減肥が可能となり、被覆肥料の基肥同時施用により多雨年でも地下への溶脱軽減が図られる。

基盤研究部
平22・情報 たくあん用だいこん品種「漬誉」の空洞発生に対する栽植密度と施肥窒素量の影響 園芸研究センター
その他
(1)
その他
平24・活用 食味が良く、貯蔵性の良いかんしょ「べにはるか」の選定
・砂丘地におけるかんしょ栽培において、「べにはるか」は粘質で甘く、食味評 価が高い。また、上物収量が多く、貯蔵性に優れる。
園芸研究センター
豆類 豆類
えだまめ
(21)
えだまめ
平30・成果 準高冷地におけるえだまめ早生茶豆品種「新潟系 14 号」の直播栽培技術
・えだまめ早生茶豆品種「新潟系 14 号」を準高冷地において直播栽培すると、5月初旬の播種で7月末に収穫できる。また、収量を高めるために、密植化が有効である。
高冷地農業技術センター
平27・成果 えだまめ早生茶豆品種「新潟系14号」の作型および栽培方法
・ハウス半促成栽培の播種期は、3月4半旬から4月1半旬、トンネル早熟、べたがけ・露地栽培の播種期は、4月1半旬から5月3半旬で、保温資材との組み合わせにより、6月4半旬から「新潟茶豆」の出荷が始まる7月6半旬まで連続出荷できる。
園芸研究センター
平27・成果 えだまめ「新潟系14号」のハーベスター収穫に適した育苗と栽培法
・「新潟系14号」を2粒まき育苗、2本植え、1,250本/aの栽植密度で、定植から開花まで長繊維不織布べたがけをすると、ハーベスター収穫効率が向上し、収量増加が期待できる。
園芸研究センター
平27・成果 新潟茶豆における食味関連項目の簡易測定法
・新潟茶豆の食味に関連する官能評価の総合評価値や成分等は、生莢及び生豆を用いて色差計及びBrix糖度計の各測定値から簡易推定できる。この方法は、1サンプルあたり30分程度で食味関連項目を算出でき、出荷前及び流通中で迅速に推定できる。
食品研究センター
平24・普及 7月中旬から出荷できる早生茶豆新品種「新潟系14号」の育成
・早生茶豆新品種「新潟系14号」は県内平場の露地栽培で7月中旬から出荷でき、大莢で食味に優れる。密植、保温資材の利用で増収する。
園芸研究センター
平21・活用 直はえだまめのタネバエ被害を増加させない有機物すき込み時期

・タネバエ被害が懸念される直はえだまめで、たい肥等の有機物施用をする場合のすき込み時期は、は種の20日以上前とする。

園芸研究センター
平17・活用 県内在来えだまめの品種特性

・県内在来のえだまめ12品種の品種特性を把握した。えだまめとしての食味では、「ぴかり茶豆」、「肴豆」、「一人娘」、「船越豆」、「中里在来」、「白根在来」が優れる。成熟大豆の豆腐加工適性では、「中里在来」、「うす青」、「においわせH」が優れる。

園芸研究センター
平16・活用 えだまめ機械移植に適したセル成型苗の育苗方法

・えだまめセル成型苗において、育苗培土にクンタン7割培土を使用し、アルギン酸ナトリウムを浸漬処理することで、移植精度が向上し、機械移植に適した育苗が可能となる。

園芸研究センター
平16・活用 ハーベスター収穫に適した晩生種えだまめの草姿改善法

・晩生種えだまめ栽培において、晩播と密播することで主茎や分枝の生育を抑制でき、収穫機に適した草姿改善ができるとともに一定の収量確保ができる。

園芸研究センター
平14・活用 定植適期の延長が可能なエダマメのセル成型苗の低温貯蔵方法

・エダマメのセル成型苗は、5℃で7日以内であれば低温貯蔵が可能であり、定植適期を延長できる。常温で育苗した場合と比較し収量は変わらないが、苗が徒長せず、生育初期の茎折れや生育後半の倒伏を回避できる。

園芸研究センター
平14・活用 エダマメ早生品種の4月直まき栽培法

・スリット入りマルチと貼付マルチを併用して地温を確保することにより、エダマメの早生品種の4月上中旬からの省力的な直まき栽培が可能で、30%程度のコスト低減がみこまれる。また、機械収穫に適した草姿改善効果がある。

園芸研究センター
平14・活用 良品質中早生エダマメ品種「あおあじ」の選定

・「あおあじ」は4粒莢が多く、茹でた後の莢色と香りが良い良食味中早生エダマメである。葉型がくさび形でこれまでのエダマメと異なり、独特な草姿を持っている。大莢で早生品種より多収性の品種である。

園芸研究センター
平14・活用 エダマメ「黒埼茶豆」における食味向上のための施肥ポイント

・エダマメ「黒埼茶豆」において、食味要素のひとつである甘みは、基肥窒素量を控え、中間追肥を開花直前から開花後10日までの間に施用することにより、向上させることができる。

園芸研究センター
高冷地農業技術センター
中山間地農業技術センター
食品研究センター
平14・活用 エダマメ「黒埼茶豆」・「だだちゃ5号」系統の開花日及び収穫日の予測法

・エダマメ中生品種「黒埼茶豆」及び「だだちゃ5号」の系統の開花日は、は種日によって予測が可能である。また、収穫日は、は種日翌日からの日平均積算温度によって推測することが可能である。

園芸研究センター
高冷地農業技術センター
中山間地農業技術センター
平24・情報 9月中旬収穫の中晩生茶豆新品種「新潟系51号」の育成 園芸研究センター
平23・情報 7月中旬から出荷できる早生えだまめ新品種「新潟系14号」の育成 園芸研究センター
平20・情報 えだまめの近赤外透過法による呈味成分値予測 園芸研究センター
平20・情報 えだまめ「新潟茶豆」の食味推定法 園芸研究センター
平14・情報 「黒埼茶豆」の露地移植栽培における部位別養分の集積変化 園芸研究センター
平14・情報 エダマメにおける収穫後の低温処理が品質に及ぼす影響 園芸研究センター
食品研究センター
その他(0)
その他 その他
金糸瓜・きく
(2)
金糸瓜・きく
平30・成果 長期貯蔵できる金糸瓜の収穫期の目安
・金糸瓜の収獲時期は、日積算温度 900℃・day を目安とする。これにより金糸瓜の品質 は、貯蔵後 160 日まで確保できる。
食品研究センター
平24・普及 新潟県在来系統の食用ぎくデータベース
・新潟県在来系統食用ぎくの収量、形態的特性を明らかにし、食味、含有成分等のデータを合わせた包括的な食用ぎくのデータベースを作成した。
園芸研究センター


◇ 研究成果の表示区分

 区分 該当する研究成果の内容

成果 研究成果情報

(平成26年度以降)

・本県農林水産業経営や食品産業の生産現場において、直接的な導入効果 が期待される技術または普及指導や企業の生産活動において活用できる情報。

普及 普及技術(普及に移す技術)

(平成25年度まで)

・生産現場において、即戦力的に直接利用されうる実用技術。
・現在の行政施策や事業推進に「直接役立つ企画・立案の手法」など。

活用 活用技術(指導参考になる技術)

(平成25年度まで)

・生産現場の指導参考資料として利用されうる有望な素材技術。
・今後の行政施策や事業推進に「参考となる有望な知見」等。

参考 参考情報

(平成26年度以降)

・研究を進める上での基礎的知見等。

情報 研究情報(研究推進に利用される情報)

(平成25年度まで)

・産学官の研究や消費者の暮らしに広く利用されうる科学的な新知見や手法。
・研究を進める上での基礎的成果および普及指導において参考となる情報。

Adobe Reader<外部リンク>

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

<外部リンク> 県公式SNS一覧へ