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・平成21年度以降の「研究成果情報(成果)」、「普及技術(普及)」、「活用技術(活用)」は、研究成果名をクリックすると内容が表示されます。それぞれの区分はページ最下段をご覧ください。
・「研究情報(情報)」は研究成果名、担当部署のみを、平成20年度以前の研究成果は研究成果名、概要、担当部署のみを掲載しています。
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分野 ( )内は成果数 |
年度及び 技術区分 |
研究成果名及びその要約 (成果名をクリックすると成果の内容が表示されます。) | 担当部署 | |
乳牛 (20) |
乳牛 | |||
令元・成果 | 食用イネ品種を用いた泌乳牛に適した稲WCSの収穫時期 ・ 食用イネ品種を用いた稲WCSは、出穂前には飼料成分値の変化が少ないが、出穂後に消化性の良い繊維含量が低下する。茎葉部の乾物収量は出穂10 日後がピークである。消化性の良い繊維を求める泌乳牛には出穂から10 日後までに収穫すると良い。 |
畜産研究センター | ||
平28・成果 | 分離給与条件の泌乳牛への飼料用玄米の摂取量を増加させるための調製・給与法 ・泌乳牛に破砕玄米のみを給与すると採食行動が安定しないが、配合飼料を20%混合破砕すると配合飼料のみと同等の採食速度となる。また、配合飼料と玄米を混合破砕したものを分離給与で与えても乾物摂取量、乳生産低下はなく、玄米の採食量を増加できる。 |
畜産研究センター | ||
平28・成果 | 泌乳牛へのコーンコブ主体乾燥キノコ廃菌床の給与法 ・コーンコブ主体の乾燥キノコ廃菌床を、スーダングラス乾草の代替に泌乳牛用TMR中に乾物として10%混合しても、同等の乳生産が可能であり、飼料費の低減が可能である。 |
畜産研究センター | ||
平27・成果 | 泌乳前期乳牛用TMRへの飼料用玄米の混合可能量 ・泌乳前期の乳牛に給与する稲WCS(ホールクロップサイレージ)主体のTMR(混合飼料)に破砕済み飼料用玄米を30%混合しても乳生産に大きな影響を及ぼすことなく利用できる。 |
畜産研究センター | ||
平26・成果 | もやし残さは、アルファルファ乾草の代替として乳牛に飼料利用できる
・脱水したもやし残さは、現物0.25%のギ酸添加によりpHを低下させると保存性が高まる。その上で、飼料全体の水分を考慮し、混合飼料(TMR)の原料としてアルファルファ乾草の代替利用することが可能であり、飼料費低減になる。 |
畜産研究センター | ||
平20・普及 | 分離給与方式で乳生産に影響しない稲発酵粗飼料の収穫時期
・分離給与の飼育方式で、乳量30kg程度の乳牛に給与する流通乾草の半分程度を、出穂後12日~33日に収穫調製した稲発酵粗飼料に代替しても同等の乳生産が可能である。 |
畜産研究センター | ||
平16・普及 | 窒素排せつ量の削減と生乳の高位生産を両立する給与技術
・泌乳最盛期の乳牛に給与する飼料中の分解性蛋白質含量は10%程度、粗蛋白質含量は14.5%程度まで下げても、従来の粗蛋白質含量レベルと同等の泌乳成績が得られ、尿中窒素排せつ量を17%削減できる。 |
畜産研究センター | ||
平15・普及 | 第一胃内容液の変動を抑制する飼料給与方法
・高泌乳・分離給与条件下では、第一胃内容液性状の変動が少ない3回の多回給与が効果的である。 また、濃厚飼料先行給与は第一胃内容液性状に悪影響を及ぼす。 |
畜産研究センター | ||
平14・普及 | 乳牛へ給与する混合飼料(TMR)での稲発酵粗飼料利用技術
・搾乳牛に給与する混合飼料(TMR)の粗飼料として稲発酵粗飼料をチモシー乾草の代わりに用いても飼料摂取量、乳生産、血液および第一胃内容液性状は変わらず、稲発酵粗飼料はチモシー乾草と同等の泌乳効果がある。 |
畜産研究センター | ||
平13・普及 | 高泌乳牛への食品製造副産物の高度利用方法
・乳牛へ給与する混合飼料中に食品製造副産物を6割、粗飼料を2割混合すれば、消化生理を損なうことはなく、最も低コストな乳生産が可能である。 |
畜産研究センター | ||
平23・活用 | 稲発酵粗飼料給与により生乳中のαートコフェロール濃度を高めることができる
・泌乳中~後期牛へ給与する主な粗飼料源を稲発酵粗飼料とすることにより、生乳中のα-トコフェロール濃度を高めることができる。 |
畜産研究センター | ||
平23・活用 | ひきわり処理した飼料用玄米は泌乳前期の乳牛用飼料中に25%混合できる
・分娩から分娩後10週間目までの乳牛に対して、トウモロコシと大麦の代替にひきわり処理した飼料用玄米を25%混合して調製した稲WCS主体の発酵TMRを給与しても、乳生産、ルーメン内容液性状および血液性状に影響を及ぼさない。 |
畜産研究センター | ||
平23・活用 | 精白米DDGSを大豆粕の代替に約10%利用した混合飼料は同等の乳生産が可能である
・精白米DDGSを大豆粕の代替に約10%混合して調製した発酵TMRは、乳量30kg程度の乳牛に給与しても、乳量、乳成分率に影響はなく、同等の乳生産が可能である。 |
畜産研究センター | ||
平20・活用 | 稲発酵粗飼料を主な粗飼料源とする泌乳牛向け発酵TMR
・細断型ロールベーラを用いて調製した稲発酵粗飼料を主な粗飼料源とする発酵TMRは、保存期間中の養分ロスもなく、流通乾草を主な粗飼料源とする発酵TMRと同等の乳生産が得られる。 |
畜産研究センター | ||
平19・活用 | 動物質飼料を用いない生乳の高位生産と窒素排せつ量の削減を両立する飼料給与技術
・動物質飼料を用いない飼料の蛋白質の量と質を最適化することにより、粗蛋白質含量を日本飼養標準推奨値より低くした混合飼料(TMR)の給与でも、生乳の高位生産が得られ、ふん尿中に排せつされる窒素量を低減できる。 |
畜産研究センター | ||
平18・活用 | 稲発酵粗飼料を主体としたTMRに食品製造副産物を混合した場合の乳生産への影響
・稲発酵粗飼料を主な粗飼料源とするTMRについて、給与飼料の20%をトウフ粕およびビール粕で等量ずつ代替しても、乳成分率を低下させることなく30kg/日程度の乳生産が可能。また非繊維性炭水化物を補充する必要は特に認められない。 |
畜産研究センター | ||
平17・活用 | 分娩前後の飼料養分摂取量と牛の生理諸元
・分娩前後の疾病発生が乳生産に及ぼす影響は大きいが、分娩予定3週間前から日本飼養標準に対しTDN充足率130%程度に養分摂取量を高く設定した方が分娩前後の牛の状態を安定させることができる。 |
畜産研究センター | ||
平25・情報 | 乳牛向けの稲WCS主体発酵TMRへの飼料用玄米の混合割合は35%以内にとどめる | 畜産研究センター | ||
平21・情報 | 流通乾草の草種の違いが乳生産に及ぼす影響 | 畜産研究センター | ||
平20・情報 | 初産妊娠牛の分娩後生理性状を安定化させる飼料給与技術 | 畜産研究センター | ||
肉用牛 (13) |
肉用牛 | |||
令3・成果 |
黒毛和種の去勢肥育において、7か月齢からの肥育開始、飼料増給を行うことで、これまでの約30か月齢出荷より3~4か月の出荷月齢早期化が可能であり、枝肉の重量や格付に加え、締まり、脂肪酸組成においてもこれまでと遜色ない仕上がりにできる。 |
畜産研究センター | ||
平30・成果 | 黒毛和種去勢肥育牛の肥育中期におけるビタミンA投与量に応じたビタミンA欠乏時期の推定方法
・肥育中期の黒毛和種去勢肥育牛について、欠乏が懸念される血清中ビタミンA濃度30IU/dl に低下した時点でビタミンA剤を経口投与すると、再び 30IU/dl に低下するまでの日数は(投与単位÷1 万 IU)で推定できる。 |
畜産研究センター | ||
平27・成果 | 牛肉脂肪の脂肪酸組成に及ぼす飼料および父牛系統の影響
・黒毛和種去勢肥育牛にホミニフィードを給与すると、オレイン酸の割合が高い牛肉を生産できる。 |
畜産研究センター | ||
平15・普及 | 交雑種肥育牛への食品製造副産物の利用法
・交雑種肥育牛への豆腐粕(10~20%/DM)・米ぬか(3%/DM)の給与は、皮下及び筋間脂肪が厚くなる傾向が見られるが、発育性を損なわせることなく低コスト化を図ることができる。 |
畜産研究センター | ||
平14・普及 | 交雑種肥育素牛(4~8カ月齢)への稲発酵粗飼料給与技術
・交雑種肥育素牛に稲発酵粗飼料を給与すると嗜好性は良く、発育性はチモシー乾草給与区とほぼ同等の成績が得られる。また、給与牛の血中ビタミンA濃度は健康なレベルを維持でき、育成期(4~8カ月齢)の粗飼料として給与できる。 |
畜産研究センター | ||
平12・普及 | 「豆腐粕・米ぬか」混合飼料による乳用種肥育技術
・乳用種去勢牛の肥育において、豆腐粕と米ぬかで濃厚飼料の約20%を代替した飼料によって、穀類配合飼料と同等の増体及び枝肉成績が得られる。乾物及び養分摂取量は「豆腐粕・米ぬか」混合飼料給与によって高くなる傾向がみられ、牛の第一胃内性状及び血液性状も適正である。 |
畜産研究センター | ||
平11・普及 | 乳用種去勢牛における増体向上のための飼料中TDN水準
・乳用種去勢牛では肥育前期においてTDN71~73%の比較的低い水準の飼料を給与すると採食量および増体が多くなる。 |
畜産研究センター | ||
平23・活用 | コシヒカリ稲ホールクロップサイレージ及び飼料玄米給与による特色ある牛肉生産技術
・乾燥稲わらの代わりにコシヒカリの稲ホールクロップサイレージを肥育前・後期に、飼料用玄米を肥育全期間給与しても、27か月齢での出荷が可能であり、ビタミンE含量増加による牛肉の脂質酸化防止効果が期待される。 |
畜産研究センター | ||
平19・活用 | β-カロテンをコントロールした稲発酵粗飼料高度利用による高品質牛肉生産技術
・β-カロテン含量に応じた稲発酵粗飼料の肥育前期・後期給与により、慣行方法並みの増体、肉質を確保する黒毛和種肥育が可能である。 |
畜産研究センター | ||
平17・活用 | 食品製造副産物を利用した肉豚飼料給与技術
・県内で排出されている食品廃棄物を肉豚飼料に混合して利用すると、発育や肉質を低下させることなく、コスト低減につなげることができる。 |
畜産研究センター | ||
平17・活用 | 繁殖不能牛からの経膣採卵-体外受精による高能力牛ファミリーの増産
・繁殖不能牛に経膣採卵-体外受精を2~3回行うことにより確実に産子を得ることが可能となり、このことにより、高能力肉用牛ファミリーの増殖を図った。 |
畜産研究センター | ||
平17・活用 | 稲発酵粗飼料の黒毛和種肥育後期飼料としての利用方法
・稲発酵粗飼料は調製時のβ-カロテン含量が多いものの、調製後8ヵ月間を経過するとその量は稲わら程度まで減少する。肥育後期に給与しても牛肉脂肪の黄色化に及ぼす影響は少なく、肥育牛用飼料として利用が可能である。 |
畜産研究センター | ||
平13・活用 | キノコ廃床の肥育牛敷き料としての利用法
・キノコ廃床単独ではクッション性の低下により敷料利用は難しいが、キノコ廃床に容積比1:1でモミガラを混合すると、少なくとも通常の敷き込み日数である10日程度は利用可能である。 |
畜産研究センター | ||
豚 (14) |
豚 | |||
平30・成果 | 授乳中の繁殖雌豚への低コストで省力的な飼料用玄米の給与方法
・2産以降の授乳中の繁殖雌豚の飼料は、配合飼料の3分の1をアミノ酸等を添加した飼料用玄米に置き換えることができる。飼料用玄米と配合飼料と混合せずに給与することで、繁殖成績を維持しながら飼料費を低減できる。 |
畜産研究センター | ||
平30・成果 | 肥育前期豚への低コストで省力的な飼料用玄米の給与方法
・配合飼料を自由採食する肥育前期豚に、週に1回、1頭あたり 2.5kgの破砕処理した飼料用玄米を混合せずに給与することで、発育成績を維持しながら、飼料費を低減できる。 |
畜産研究センター | ||
平28・成果 | 肥育後期豚への高タンパク質エコフィード利用による飼料用玄米多給技術
・ 配合飼料の50%を飼料用玄米と高タンパク質な食品・農産物残さ(エコフィード)を組み合わせた飼料で置き換えて給与することで、肥育後期豚の発育成績、枝肉成績に大きな影響を与えることなく、飼料費を低減できる。 |
畜産研究センター | ||
平26・成果 | 肥育後期豚は飼料用米を配分飼料に混合せずに単独で給与でき、省力的に飼料費を低減できる
・ 肥育後期豚は、(1)配合飼料の自由採食の合間に飼料用玄米を混合せずに単独で給与する、(2)配合飼料と飼料用籾米を混合せずにそれぞれ自由採食させることで、いずれも配合飼料のみを自由採食させた豚と発育成績、枝肉成績は同等で、省力的に飼料費を低減できる。 |
畜産研究センター | ||
平15・普及 | ランドレース種新系統豚「ニホンカイL2」の造成
・ 「ニホンカイL2」は産肉性、繁殖性および肢蹄強健性を改良したランドレース種新系統豚である。 |
畜産研究センター | ||
平24・活用 | 子豚への米飯残さ飼料の配合飼料との代替給与は、発育が同等で、飼料費を低減できる ・包装米飯主体の残さ飼料にリジン等のアミノ酸を添加し、市販の配合飼料の30%を代替し、離乳子豚や子豚に給与した結果、日増体量、飼料要求率に差はなく、飼料単価を軽減できる。 |
畜産研究センター | ||
平23・活用 | トウモロコシを飼料米で代替すると、離乳子豚の消化能と下痢の発生が改善される
・離乳子豚用飼料中のトウモロコシを飼料用米で代替し、25日齢で離乳した子豚へ21日間給与すると、乾物と総エネルギーの消化率が高くなり、下痢の発生を抑制する。 |
畜産研究センター | ||
平23・活用 | 精白米DDGSは肥育豚用飼料のCP供給源として利用できる
・肥育豚用飼料のCP供給源として精白米DDGSを原物で10%まで混合し肥育豚へ給与しても、発育および肉質に影響を及ぼさない。 |
畜産研究センター | ||
平18・活用 | 「ニホンカイL2」の授乳期における栄養管理技術
・「ニホンカイL2」の飼養に際しては、授乳期中の飼料を増量して早期離乳に心がけることにより発情回帰日数を短縮でき、繁殖成績の向上が可能である。 |
畜産研究センター | ||
平18・活用 | 肉豚のふん排せつ量低減とリンおよびミネラル排泄量の低減技術
・体重70kg未満の肉豚に対し、繊維分解酵素(セルラーゼ1kg中2,800,000繊維糖化力単位)を給与することにより、ふん、亜鉛、銅排せつ量が減少し、環境負荷の低減が可能となる。 |
畜産研究センター | ||
平17・活用 | 食品製造副産物を利用した肉豚飼料給与技術
・県内で排出されている食品廃棄物を肉豚飼料に混合して利用すると、発育や肉質を低下させることなく、コスト低減につなげることができる。 |
畜産研究センター | ||
平14・活用 | 豚ふん中への銅排泄量を低減化するための栄養管理技術
・子豚後期用飼料中の銅濃度を120ppmから30ppmまで低減しても、増体成績に影響しないで、ふん中の銅量は70%程度減少することができる。これにより、豚ふん堆肥の積極的な利用促進が図れる。 |
畜産研究センター | ||
平28・参考 | 豚房内の汚れの多少による発生臭気の違いと特徴 ・汚れが少ない豚房から発生する臭気と汚れが多い豚房から発生する臭気の違いはヒトの嗅覚で明確にわかる。臭気の発生量の比率はおよそ10倍である。豚舎から発生する臭気物質としてヒトの嗅覚で最も強く感じる物質はノルマル酪酸であると考える。 |
畜産研究センター | ||
平21・情報 | 母豚へのマイタケ給与が子豚の免疫機能等に及ぼす影響 | 畜産研究センター | ||
鶏 (8) |
鶏 | |||
平30・成果 | 採卵鶏への省力的な飼料用米の給与方法
・籾米の省力的給与方法として、採卵鶏に週2回籾米のみを給与する方法は、配合飼料のみを給与した場合の飼料採食量及び産卵成績を維持しながら、飼料費を低減できる。 |
畜産研究センター | ||
平27・成果 | にいがた地鶏の増体及び旨味成分を維持できる飼料用米利用技術
・にいがた地鶏に飼料用米を配合飼料と30%置きかえて給与しても、出荷体重及びもも肉中の旨味成分は変わらず、飼料費を15~20%程度低減することができる。 |
畜産研究センター | ||
平22・普及 | 「にいがた地鶏」の母方種鶏の系統変更による増体向上と出荷日齢の短縮
・「にいがた地鶏」の母方種鶏を(独)家畜改良センター兵庫牧場由来の88系統にすることにより、地鶏の増体は向上する。新系統の利用により出荷日齢は20日程度短縮することができ、旨味成分である遊離グルタミン酸量も向上する。 |
畜産研究センター | ||
平19・普及 | 「にいがた地鶏」の効率的な飼養管理技術
・「にいがた地鶏」は代謝エネルギーの高い飼料を給与することにより、飼料摂取量の低減が見込まれ、飼料要求率を改善できる。また、飼育密度は地鶏肉の特定JAS規格である10羽/平方メートルが適当である。 |
畜産研究センター | ||
平15・普及 | 「蜀鶏(とうまる)」を活用した新潟県産地鶏の選定
・当県原産の「蜀鶏」を活用した三元交雑鶏の中から「蜀鶏」と「名古屋種」の交雑種の雄と「横斑プリマスロック」の雌を交配した、在来種100%のうまみ成分が多く、歯ごたえのあるおいしい地鶏を選定した。 |
畜産研究センター | ||
平22・活用 | 「にいがた地鶏」は中山間地の農業経営安定のために有望な品目である
・「にいがた地鶏」は、軽労働で飼養管理でき水稲との労働競合がなく、複合品目として1,000羽を導入すると所得が719千円向上する。中山間地の遊休施設を活用して飼養することができ、生産した地鶏肉を特産品として地域活性化に活かせる。 |
基盤研究部 | ||
平24・情報 | 肉用鶏へ籾米を30%配合飼料の代替として給与しても発育は変わらず筋胃重量は増加する | 畜産研究センター | ||
平19・情報 | 「にいがた地鶏」への小米混合給与 | 畜産研究センター | ||
飼料 (42) |
飼料 | |||
令2・成果 |
・分離給与条件で飼養される搾乳牛では、籾米サイレージの給与量は乾物として飼料全体の20%を上限とする。また、籾米サイレージを配合飼料よりも先に給与するか、併給する方が第一胃内の環境は安定し、亜急性ルーメンアシドーシスの発症リスクは低下する |
畜産研究センター | ||
令元・成果 | 食用イネ品種を用いた泌乳牛に適した稲WCSの収穫時期(再掲) ・ 食用イネ品種を用いた稲WCSは、出穂前には飼料成分値の変化が少ないが、出穂後に消化性の良い繊維含量が低下する。茎葉部の乾物収量は出穂10日後がピークである。消化性の良い繊維を求める泌乳牛には出穂から10 日後までに収穫すると良い。 |
畜産研究センター | ||
平28・成果 | ロールベーラ体系に適合したスーダン型ソルガム「涼風」とイタリアンライグラス「ナガハヒカリ」による年3回刈り高収量栽培体系 ・5月下旬までに夏作「涼風」を播種して2回刈取り後、9月下旬までに冬作イタリアンライグラス「ナガハヒカリ」を簡易播種して翌年に刈取る栽培体系は、ロールベーラで収穫可能であり、とうもろこし、ソルゴー型ソルガムと同等以上の乾物収量、可消化養分総量(TDN)収量を確保できる。 |
畜産研究センター | ||
平28・成果 | スーダン型ソルガム品種「涼風」安定栽培のポイント ・「涼風」の安定栽培には、5月中~下旬の播種作業、播種後の覆土、出穂始期での刈取りが重要である。さらに播種作業に鎮圧を加えることで発芽率が向上する。 |
畜産研究センター | ||
平27・成果 | 収量が多く、サイレージ発酵品質に優れたスーダン型ソルガム品種「涼風」 ・「涼風」は、牧草収穫作業用のロールベーラー体系で収穫可能なソルガムの中で県内に栽培適性があり、収量が高く病害にも強い品種である。また、ロールベールサイレージの発酵品質も優れている。 |
畜産研究センター | ||
平24・普及 | 飼料用米用早生品種「新潟次郎」「アキヒカリ」 ・県内向け飼料用米用早生品種には「新潟次郎」と「アキヒカリ」が適する。両品種とも収量性に優れる。特に「新潟次郎」は耐倒伏性、「アキヒカリ」は耐病性が高い。 |
畜産研究センター | ||
平22・普及 | 耐倒伏性と収量性に優れる晩生イタリアンライグラス「ヒタチヒカリ」
・イタリアンライグラス晩生品種「ヒタチヒカリ」は耐倒伏性に優れ多収であるので、栽培利用により収穫ロスの低減、収穫作業の効率化、飼料自給率の向上が図られる。 |
畜産研究センター | ||
平20・普及 | 分離給与方式で乳生産に影響しない稲発酵粗飼料の収穫時期
・分離給与の飼育方式で、乳量30kg程度の乳牛に給与する流通乾草の半分程度を、出穂後12日~33日に収穫調製した稲発酵粗飼料に代替しても同等の乳生産が可能である。 |
畜産研究センター | ||
平17・普及 | 刈り取り作業性、収量性に優れる飼料用とうもろこし早生品種「KD640」
・飼料用とうもろこしの早生品種「KD640」は刈り取り作業性が良く、収量性も現行奨励早生品種「NS68」と比べ遜色ない。 |
畜産研究センター | ||
平17・普及 | 永続性に優れるハイブリッドライグラス「ハイフローラ」
・ハイブリッドライグラスの品種「ハイフローラ」は従来品種のテトリライトや晩生イタリアンライグラスに比べ、永続性が優れ、2カ年程度の利用が可能である。 |
畜産研究センター | ||
平15・普及 | 飼料用とうもろこしの中生奨励品種「ゆめそだち」の選定
・新潟県飼料作物奨励品種候補である飼料用とうもろこしの中生品種である「ゆめそだち」は、安定多収で栄養収量が高い。耐倒伏性や黒穂病等の耐病性に優れ、サイレージ利用に適する。 |
畜産研究センター | ||
平15・普及 | 稲発酵粗飼料に調製した「クサユタカ」の牛用飼料としての給与技術
・「クサユタカ」を糊熟期または黄熟期に収穫した稲発酵粗飼料は、チモシー乾草と同等のエネルギー価を有する。また、この稲発酵粗飼料はチモシー乾草と同程度の物理性があるものの、糊熟期に比べ黄熟期ではやや小さくなる。 |
畜産研究センター | ||
平14・普及 | 稲発酵粗飼料用稲の新認定品種「トドロキワセ」、「味こだま」の選定
・新潟県水稲奨励品種「トドロキワセ」、「味こだま」を稲発酵粗飼料用稲として、新潟県飼料作物奨励品種として認定した。両品種とも一般的な栽培特性は明らかであり、飼料としての収穫時期、収量性および栄養価を示した。 |
畜産研究センター | ||
平14・普及 | 交雑種肥育素牛(4~8カ月齢)への稲発酵粗飼料給与技術
・交雑種肥育素牛に稲発酵粗飼料を給与すると嗜好性は良く、発育性はチモシー乾草給与区とほぼ同等の成績が得られる。また、給与牛の血中ビタミンA濃度は健康なレベルを維持でき、育成期(4~8カ月齢)の粗飼料として給与できる。 |
畜産研究センター | ||
平14・普及 | 乳牛へ給与する混合飼料(TMR)での稲発酵粗飼料利用技術
・搾乳牛に給与する混合飼料(TMR)の粗飼料として稲発酵粗飼料をチモシー乾草の代わりに用いても飼料摂取量、乳生産、血液および第一胃内容液性状は変わらず、稲発酵粗飼料はチモシー乾草と同等の泌乳効果がある。 |
畜産研究センター | ||
平13・普及 | オーチャードグラス新奨励品種「ナツミドリ」、「マキバミドリ」の選定
・オーチャードグラスは採草にも放牧にも適する牧草として草地の基幹草種となっている。「ナツミドリ」と「マキバミドリ」は耐雪性、耐病性、草地の永続性など優れた特徴をもち、奨励品種に採用し、自給飼料の生産振興が期待できる。 |
畜産研究センター | ||
平13・普及 | 飼料用とうもろこしの極早生奨励品種「DK483」「DK474][36A43]の選定
・飼料用とうもろこしの極早生品種である「DK483」、 「DK474」、[36A43」を新たに県の奨励品種に選定した。3品種とも多収で耐倒伏性に優れ、サイレージ利用に適する。 |
畜産研究センター | ||
平13・普及 | 飼料用栽培ヒエの新認定品種「グリーンミレット早生」、「白ビエ」、「ホワイトパニック」の選定
・飼料用栽培ヒエとして「グリーンミレット早生」、 「白ビエ」、 「ホワイトパニック」を選定した。3品種とも発芽、初期生育が良好で生育期間が短く、1回刈りで収量が多い。 |
畜産研究センター | ||
平12・普及 | 家畜飼料として利用する生米ぬかの品質劣化防止
・生米ぬかを加熱処理することによってリパーゼ活性と水分を低下させ、常温保存においても酸価(AV)の上昇を抑制することができる。この処理を行なう実用規模装置の処理能力は120kg/時、処理コストは5円/kg以下である。 |
畜産研究センター | ||
平11・普及 | 収量が安定して高いサイレージ用とうもろこし品種「DK566」、「KD741」
・「DK566」は雌穂割合、TDN収量が安定して高い。「KD741」は乾物収量、TDN収量、乾物日生産量が高い。 |
畜産研究センター | ||
平23・活用 | 稲発酵粗飼料給与により生乳中のαートコフェロール濃度を高めることができる
・泌乳中~後期牛へ給与する主な粗飼料源を稲発酵粗飼料とすることにより、生乳中のα-トコフェロール濃度を高めることができる。 |
畜産研究センター | ||
平23・活用 | ひきわり処理した飼料用玄米は泌乳前期の乳牛用飼料中に25%混合できる
・分娩から分娩後10週間目までの乳牛に対して、トウモロコシと大麦の代替にひきわり処理した飼料用玄米を25%混合して調製した稲WCS主体の発酵TMRを給与しても、乳生産、ルーメン内容液性状および血液性状に影響を及ぼさない。 |
畜産研究センター | ||
平23・活用 | コシヒカリ稲ホールクロップサイレージ及び飼料玄米給与による特色ある牛肉生産技術
・乾燥稲わらの代わりにコシヒカリの稲ホールクロップサイレージを肥育前・後期に、飼料用玄米を肥育全期間給与しても、27か月齢での出荷が可能であり、ビタミンE含量増加による牛肉の脂質酸化防止効果が期待される。 |
畜産研究センター | ||
平23・活用 | トウモロコシを飼料米で代替すると、離乳子豚の消化能と下痢の発生が改善される
・離乳子豚用飼料中のトウモロコシを飼料用米で代替し、25日齢で離乳した子豚へ21日間給与すると、乾物と総エネルギーの消化率が高くなり、下痢の発生を抑制する。 |
畜産研究センター | ||
平23・活用 | バイオエタノール発酵残さ(精白米DDGS、DGS)の飼料特性
・バイオエタノール発酵残さ(精白米DDGS、DGS)は、CP、EEの変動が大きく、飼料利用の際には成分値の把握が必要である。精白米DDGSはトランスバックにビニール内袋を付けると長期保管が可能である。また、精白米DGSはコンテナタンク内で3~7日間保管すると、乳酸発酵によりpHが低下し発酵飼料になる。 |
畜産研究センター | ||
平23・活用 | 精白米DDGSは肥育豚用飼料のCP供給源として利用できる
・肥育豚用飼料のCP供給源として精白米DDGSを原物で10%まで混合し肥育豚へ給与しても、発育および肉質に影響を及ぼさない。 |
畜産研究センター | ||
平23・活用 | 精白米DDGSを大豆粕の代替に約10%利用した混合飼料は同等の乳生産が可能である
・精白米DDGSを大豆粕の代替に約10%混合して調製した発酵TMRは、乳量30kg程度の乳牛に給与しても、乳量、乳成分率に影響はなく、同等の乳生産が可能である。 |
畜産研究センター | ||
平22・活用 | 飼料用玄米の加工処理方法と栄養価の関係
・飼料用玄米を乾物比で40%混合した飼料を給与した場合、蒸気加熱圧ぺん、破砕、粉砕処理することで、玄米の可消化エネルギーは40%程度向上できる。 |
畜産研究センター | ||
平22・活用 | エコフィード推進のための飼料化原料のデータベース化
・県内で発生する未利用資源の成分分析値をエコフィード(飼料化)の方法と注意点とともにデータベース化しホームページ上で公表した。 |
畜産研究センター | ||
平20・活用 | 稲発酵粗飼料を主な粗飼料源とする泌乳牛向け発酵TMR
・細断型ロールベーラを用いて調製した稲発酵粗飼料を主な粗飼料源とする発酵TMRは、保存期間中の養分ロスもなく、流通乾草を主な粗飼料源とする発酵TMRと同等の乳生産が得られる。 |
畜産研究センター | ||
平19・活用 | β-カロテンをコントロールした稲発酵粗飼料高度利用による高品質牛肉生産技術
・β-カロテン含量に応じた稲発酵粗飼料の肥育前期・後期給与により、慣行方法並みの増体、肉質を確保する黒毛和種肥育が可能である。 |
畜産研究センター | ||
平18・活用 | 稲発酵粗飼料を主体としたTMRに食品製造副産物を混合した場合の乳生産への影響
・稲発酵粗飼料を主な粗飼料源とするTMRについて、給与飼料の20%をトウフ粕およびビール粕で等量ずつ代替しても、乳成分率を低下させることなく30kg/日程度の乳生産が可能。また非繊維性炭水化物を補充する必要は特に認められない。 |
畜産研究センター | ||
平18・活用 | 施肥水準、収穫時期、品種の違いと飼料イネの成分組成や第一胃内消失率との関係
・消化性の良い「夢あおば」は、多肥栽培し、糊熟期に収穫することで生乳生産に好影響を及ぼすことから、搾乳牛用飼料として有効と考えられる。また、肥育牛には、極端な多肥栽培をせず、黄熟後期に葉色値を測定し、必要に応じて予乾を取り入た、β-カロテンの低い稲発酵粗飼料が適当である。 |
畜産研究センター | ||
平17・活用 | 稲発酵粗飼料の黒毛和種肥育後期飼料としての利用方法
・稲発酵粗飼料は調製時のβ-カロテン含量が多いものの、調製後8ヵ月間を経過するとその量は稲わら程度まで減少する。肥育後期に給与しても牛肉脂肪の黄色化に及ぼす影響は少なく、肥育牛用飼料として利用が可能である。 |
畜産研究センター | ||
平17・活用 | 栽培方法が異なる稲発酵粗飼料の繊維消化性および栄養価
・6月中旬に直播して糊熟期に収穫調製した稲発酵粗飼料の乾物、有機物酸性デタージェント繊維の消化性は、5月上旬のそれに比べて優れる。また、可消化養分総量は6月中旬のものが5月上旬のものに比べて優れる傾向にある。 |
畜産研究センター | ||
平15・活用 | 稲発酵粗飼料の飼料成分含量推定法
・稲発酵粗飼料に含まれる籾の重量割合を測定することにより、主要な飼料成分(中性デタージェント繊維、非繊維性炭水化物、有機細胞壁構成物質および低消化性繊維)含量を簡易に推定できる。 |
畜産研究センター | ||
平25・情報 | 乳牛向けの稲WCS主体発酵TMRへの飼料用玄米の混合割合は35%以内にとどめる | 畜産研究センター | ||
平23・情報 | 発酵TMRは貯蔵中に大腸菌群・糸状菌を検出限界以下にできる | 畜産研究センター | ||
平21・情報 | 流通乾草の草種の違いが乳生産に及ぼす影響 | 畜産研究センター | ||
平19・情報 | 飼料イネに対する乳酸菌製剤「畜草1号」の効果的な使用方法 | 畜産研究センター | ||
平11・情報 | 流通乾草の無機成分とイオンバランス | 畜産研究センター | ||
平11・情報 | 生米ぬかは加熱処理すると保存性が向上する | 畜産研究センター | ||
分析・測定法 (13) |
分析・測定法 | |||
令3・成果 |
カリウムイオンメーターを用いた粗飼料中カリウム含量の簡易測定法 粗飼料のカリウム含量は、水道水で抽出し、小型カリウムイオンメーターを用いることにより安全、簡易、低コスト、高い精度で測定することができる。 |
畜産研究センター | ||
平23・普及 | 畑土壌可給態窒素の簡易迅速評価法
・80℃16時間水抽出とCOD簡易測定キットにより、新潟県内畑土壌の可給態窒素(地力窒素)を簡易・迅速に評価できる。必要な器具および消耗品は安価に調達可能であり、堆肥連用土や生土にも適用可能と汎用性が高い。 |
畜産研究センター 作物研究センター |
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平19・普及 | 飼料中中性デタージェント繊維(NDF)の簡易推定法
・飼料中のNDF含量は、圧力鍋を用い、簡易Nd液で煮沸(デンプンを含む飼料は耐熱α-アミラーゼを添加)し、コーヒーフィルターによるろ過、電子レンジでの乾燥、ガスコンロでの灰化を行うことで簡易迅速に推定できる。 |
畜産研究センター | ||
平18・普及 | 飼料中酸性デタージェント繊維(ADF)の簡易迅速推定法
・飼料中のADF含量は、圧力鍋と家庭用酸性洗剤で煮沸し、電子レンジによる乾燥、ガスコンロによる灰化を行うことで、安価かつ簡易迅速に推定できる。 |
畜産研究センター | ||
平18・普及 | β-カロテンの簡易分析法
・粗飼料・葉菜中β-カロテン含量は、ミキサー抽出-アセトニトリル洗浄-吸光度測定により簡易迅速に推定できる。 |
畜産研究センター | ||
平17・普及 | 有機質資材の酸性デタージェント繊維(ADF)の簡易迅速推定法
・有機質資材中のADF含量は、圧力鍋と家庭用酸性洗剤で煮沸し、電子レンジによる乾燥、ガスコンロによる灰化を行うことで、低コストかつ簡易迅速に推定できる。 |
畜産研究センター | ||
平19・活用 | 飼料中粗脂肪の簡易測定法
・飼料中の粗脂肪含量はサンプルをろ紙で包み、保存瓶内でジエチルエーテルに浸して振とうし、その一部を弁当用アルミカップ上で加熱することで簡易迅速に測定できる。 |
畜産研究センター | ||
平17・活用 | 飼料および有機質資材中の水分簡易測定法(改良法)並びに粗灰分簡易測定法
・飼料中の水分は、インジケーターと電子レンジを用いることにより、試料を炭化させることなく簡易に測定できる。また、粗灰分はガスコンロによる灰化を行うことで、低コストかつ簡易迅速に測定できる。 |
畜産研究センター | ||
平15・活用 | 稲発酵粗飼料の飼料成分含量推定法
・稲発酵粗飼料に含まれる籾の重量割合を測定することにより、主要な飼料成分(中性デタージェント繊維、非繊維性炭水化物、有機細胞壁構成物質および低消化性繊維)含量を簡易に推定できる。 |
畜産研究センター | ||
平13・活用 | 小型反射式光度計によるスーダングラス乾草中硝酸態窒素とカリウムの簡易測定法
・牛の生理機能に影響を及ぼす成分として注目されている硝酸態窒素は小型反射式光度計を用いて高い精度で簡易に測定できる。陽イオン-陰イオンバランスに影響を与えるカリウム含量については精度は劣るが、実用的推定が可能である。 |
畜産研究センター | ||
平22・情報 | 有機物分解特性の指標 | 畜産研究センター | ||
平21・情報 | バイオマス中易分解性有機物の評価法 | 畜産研究センター | ||
平20・情報 | 時間分解蛍光免疫法によるウシ黄体形成ホルモン(LH)と卵胞刺激ホルモン(FSH)の測定 | 畜産研究センター | ||
平16・情報 | リン酸・全窒素分析のための簡易ドラフト・簡易恒温槽の作製法 | 畜産研究センター | ||
ふん尿処理 (4) |
ふん尿処理 | |||
平24・活用 | 牛尿の飼料用稲栽培の液肥利用技術 ・貯留牛尿は一昼夜の曝気処理により硫化水素濃度を下げることができ、作業中の安全が確保される。牛尿施用は硫安施用と比較して収量に差がなく、速効性の窒素源として飼料用稲栽培の穂肥に利用でき、糞尿処理の簡易化と肥料費の低減が図られる。 |
畜産研究センター | ||
平15・活用 | 生ゴミと乳牛ふんの混合堆肥化技術
・生ゴミを乳牛ふんに混合した堆肥は、発酵過程で温度が上昇し、堆肥施用による生育障害はないことから、生ゴミの有効活用と乳牛ふん堆肥の安全性を高めることができる。 |
畜産研究センター | ||
平13・活用 | 乳牛尿の貯留処理と曝気処理による液肥化方法
・乳牛尿は貯留することで大腸菌群数が減少する。貯留尿を曝気処理すると硫化水素臭が減少し、アンモニア臭のみとなる。 |
畜産研究センター | ||
平28・参考 | 豚房内の汚れの多少による発生臭気の違いと特徴 ・汚れが少ない豚房から発生する臭気と汚れが多い豚房から発生する臭気の違いはヒトの嗅覚で明確にわかる。臭気の発生量の比率はおよそ10倍である。豚舎から発生する臭気物質としてヒトの嗅覚で最も強く感じる物質はノルマル酪酸であると考える。 |
畜産研究センター | ||
繁殖工学 (22) |
繁殖工学 | |||
令3・成果 |
凍結卵子の体外受精後の胚発生率を改善し、凍結卵子から胚を生産することが可能となるウシ卵子凍結技術を確立した。本技術によるウシ卵子の凍結保存は牛の育種改良に有用である。 |
畜産研究センター | ||
令2・成果 |
直接移植できる新たなガラス化保存法のバイオプシーしたウシ受精卵への応用 性判別するためにバイオプシーしたウシ受精卵は、所定のガラス化液とストローキャップを用いると、農場で直接移植が可能となり、実験室で耐凍剤除去を必要とする慣行のガラス化保存法(GESX法)と同等の受胎性が得られ、融解から移植までの負担軽減が期待できる。 |
畜産研究センター | ||
令元・成果 | フィールドでの経腟採卵(OPU)による効果的な黒毛和種ウシ体外受精卵生産技術 ・OPUの前にホルモン剤の投与を行うことにより、正常回収卵子割合は増加し、低温時にはチューブカバーを装着することにより活力の高い卵子の回収が可能である。OPU後は速やかに回収卵子を炭酸ガス培養に移す。低温時の回収液輸送には潜熱蓄熱材の使用を推奨する。回収液を入れた容器は縦置きが良い。 |
畜産研究センター | ||
平25・普及 | ホルスタイン種未経産牛における採胚技術 ・ホルスタイン種の未経産牛から採胚すると、経産牛からの採胚よりも採胚成績が良好で、胚の受胎率も同等である。未経産牛の採胚は複数回実施可能であり、高能力牛の正常胚を効率的に得るために有効である。 |
畜産研究センター | ||
平20・普及 | ガラス化法を用いた性判別胚の受胎率向上技術
・ガラス化法(GESX法)によって性判別胚を保存することで、移植時に良好な受胎成績を得ることができる。 |
畜産研究センター | ||
平15・普及 | より低コストな牛の定時人工授精法
・GnRH-PG-hCG1500 IU 法により高率に排卵を同期化でき、定時人工授精による受胎成績も良好である。 GnRH-PG-hCG3000 IU法よりさらにコスト低減が可能である。 |
畜産研究センター | ||
平13・普及 | 安価なホルモン剤を用いた牛の定時人工授精法
・従来の排卵同期化・定時人工授精法よりも安価なホルモン剤としてhCGを用いたGnRH-PG-hCG法により高率に排卵同期化を行うことが可能である。また定時人工授精による受胎率も良好である。 |
畜産研究センター | ||
平23・活用 | 性判別用にサンプル採取した胚にも有効で庭先融解の可能な凍結方法
・牛胚の性判別に必要なサンプル採取を施したバイオプシー胚はglycerolとsucroseを耐凍剤に用いた凍結保存法により、庭先融解・直接移植が可能となる。 |
畜産研究センター | ||
平21・活用 | PRIDにより卵胞発育を調節したウシ過剰排卵誘起
・ホルスタイン種経産牛において、発情後5~6日目にPRID(膣内挿入型プロジェステロン・安息香酸エストラジオール配合剤)を膣内に挿入し、その4日後から過剰排卵誘起を行うことで採胚成績が向上する。 |
畜産研究センター | ||
平17・活用 | 繁殖不能牛からの経膣採卵-体外受精による高能力牛ファミリーの増産
・繁殖不能牛に経膣採卵-体外受精を2~3回行うことにより確実に産子を得ることが可能となり、このことにより、高能力肉用牛ファミリーの増殖を図った。 |
畜産研究センター | ||
平17・活用 | 抗酸化作用をもつ漢方薬である生脈散の体外胚生産における効果
・漢方薬である生脈散を体外受精培地,体外発生培地に添加すると移植可能胚発生率が向上する可能性がある。 |
畜産研究センター | ||
平14・活用 | 低酸素培養による受精卵の品質向上技術
・体外受精後6~8日の最後の短期間、大気中の酸素濃度約20%に曝しただけでも体外受精卵の発育に悪影響を及ぼすが、食品保存用のナイロンパック内に低酸素ガスを充填し、受精卵を培養することにより24時間程度の短期間であれば大気中の酸素による傷害を軽減できる。 |
畜産研究センター | ||
平14・活用 | 卵胞発育動態を考慮した過剰排卵処置法
・発情後6日目にGnRH25μg投与し、その2.5日後から過剰排卵処置を行うことで、採卵成績が向上する。 |
畜産研究センター | ||
平14・活用 | 採卵及び繁殖成績不良牛における経膣採卵(OPU)の活用法
・採卵成績不良牛及び廃用予定牛においても、OPUを利用することによって移植可能な体外受精卵の作成が可能であり、受精卵の安定確保が図られる。 |
畜産研究センター | ||
平11・活用 | 短時間培養とダイレクトトランスファー法によるウシ低ランク胚の活用
・利用途が限定されている低ランク胚であっても短時間培養した後のダイレクトトランスファー法(ダイレクト法)で凍結し、移植を行うと、37.5%の受胎率を得ることができ、利用性が高まる。 |
畜産研究センター | ||
平28・参考 | 農場での融解、移植が可能な牛性判別胚活用技術
・実験室で融解してから農場で移植を行うガラス化保存法(GESX法)に比べ、5%グリセリンを含む耐凍剤で牛性判別胚を緩慢凍結する方法は、実験室内での融解が不要で、農場で融解・移植が可能で、ガラス化保存法(GESX法)と同程度の受胎率を得ることができる。 |
畜産研究センター | ||
平24・情報 | 子宮角内深部注入可能なディスポ受精卵移植器と性選別精液を用いた採胚技術 | 畜産研究センター | ||
平22・情報 | 妊娠牛からの胚作出技術 | 畜産研究センター | ||
平22・情報 | ホルスタイン種未経産牛における反復採胚技術 | 畜産研究センター | ||
平21・情報 | 超音波画像診断を用いたウシ採胚成績の推測 | 畜産研究センター | ||
平20・情報 | 庭先で直接移植可能な牛胚のガラス化保存法 | 畜産研究センター | ||
平18・情報 | ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)を用いた排卵同期化法 (CGSynch)による黄体機能の向上 |
畜産研究センター | ||
その他(0) |
◇ 研究成果の表示区分
区分 | 該当する研究成果の内容 |
成果 研究成果情報 (平成26年度以降) |
・本県農林水産業経営や食品産業の生産現場において、直接的な導入効果 が期待される技術または普及指導や企業の生産活動において活用できる情報。 |
普及 普及技術(普及に移す技術) (平成25年度まで) |
・生産現場において、即戦力的に直接利用されうる実用技術。 ・現在の行政施策や事業推進に「直接役立つ企画・立案の手法」など。 |
活用 活用技術(指導参考になる技術) (平成25年度まで) |
・生産現場の指導参考資料として利用されうる有望な素材技術。 ・今後の行政施策や事業推進に「参考となる有望な知見」等。 |
参考 参考情報 (平成26年度以降) |
・研究を進める上での基礎的知見等。 |
情報 研究情報(研究推進に利用される情報) (平成25年度まで) |
・産学官の研究や消費者の暮らしに広く利用されうる科学的な新知見や手法。 ・研究を進める上での基礎的成果および普及指導において参考となる情報。 |
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