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「中山間地域農業はどうしたら維持できるか?」
阿賀町津川地区ではこの大きな課題の解決に向けて、5集落の農業者が集まり話し合いを重ねています。その中で「次世代の担い手が農業しやすい環境を整えたい」という声が挙がったことから、12月24日に鳥獣被害対策とスマート農業に関する学習会を開催しました。
鳥獣被害は中山間地域を中心に深刻化しており、阿賀町ではサル、イノシシによる農作物被害が広がっています。今回は防護柵設置のほか、農業者がすぐに実践できる対策(草刈りで鳥獣の隠れ場所を無くす、畑に廃棄野菜を残さない等)が紹介されました。
スマート農業は、平場の大規模経営向きと思われがちですが、条件が厳しい中山間地域で「楽に」「楽しく」「安全に」農業を続けるための技術としても期待されています。今回は農業用ドローンやリモコン式草刈り機の導入メリットや全国の取組が紹介されました。
普及指導センターでは、何から始めたら有効なのかを農業者と一緒に考え、実践へつながるよう引き続き支援していきます。
農業法人経営では、適切な資金管理と、従業員が定着して働ける職場づくりは、とても大切なことです。そこで、普及指導センターでは、農業法人の経営者に向けた研修会を開催しました。第1部では、資金調達等の専門家である日本政策金融公庫から、融資時の金融機関の着眼点や借入計画の作成について学び、第2部では、「従業員の育成と定着」をテーマとして、村上市で実践している優良経営体から事例発表、社会保険労務士から適切な労務管理のポイント等について講義を受けました。
当日は経営者等から26人の参加があり、「具体的な内容を聴けて参考になった」等の感想をいただきました。
今後も農業法人の経営発展に向けて取り組めるように支援をしていきます。
12月11日に関係機関、生産者代表等で令和2年度水稲等作柄検討会を開催し、2年産米の作柄を振り返り、次年度の対策を検討しました。
2年度の稲作期間は7月の長雨・日照不足、8~9月のフェーンといった非常に厳しい気象条件でしたが、生産者の方々の適切な水管理等によって、昨年度より1等級比率を大きく向上することができました。一方で、中干し開始時期の遅れや籾数が多い等の課題が残りました。
次年度は更なる品質向上に向け、適期中干しによる「適正籾数の確保」、土づくりと登熟期の適正な水管理による「後期栄養の確保」を重点的な技術として、異常気象に強いコメづくりを進めていきます。
新潟地域振興局の移転に伴い、平成28年8月29日から所在地は以下のとおりとなりました。
○ 農業部門
〒956-8625 新潟市秋葉区新津4524-1 新津庁舎2階
電話:0250-24-7267(代表) ファクシミリ:0250-24-7188
○ 森林・林業、農村振興、総務部門
〒956-8635 新潟市秋葉区程島2009 新潟市秋葉区役所5階
電話:0250-24-8208(代表) ファクシミリ:0250-24-8264
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