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河川・砂防事業の概要

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0053773 更新日:2024年2月6日更新

 長岡地域振興局地域整備部が管理している河川は、一級河川170河川、河川延長667.3kmであり、二級河川22河川、河川延長67.2km、合計192河川、河川延長734.5kmです。
 平成16年7月新潟・福島豪雨では、栃尾観測所で観測史上最大の降雨(日雨量)を観測し、刈谷田川、猿橋川が越水により破堤するなど人命・財産に甚大な被害を及ぼしました。
 また、長岡市の栃尾地域、山古志地域などの山地部、また寺泊地域及び出雲崎町の海岸部では、地質が脆弱なため、地すべり・崖崩れなどの土砂災害が発生しています。
 そのため、長岡地域振興局地域整備部では地域住民が安全・安心に生活できるよう、災害に強いふるさとづくりを進めており、主要な河川の改修事業を推進するとともに、砂防、地すべり、急傾斜地等の各種指定を行い、土砂災害防止対策を進めています。
 加えて、地元自治体への浸水想定区域図の提供、土砂災害警戒情報システムによる土砂災害危険度情報の提供や洪水時の水位情報の周知等のソフト対策にも力を入れ、災害が発生した場合でも被害が最小限になるよう努めています。

管理河川等の概要

河川の状況

(令和2年3月31日現在)
  河川数 河川延長(km) 要改修延長 整備済延長
1級 2級 1級 2級 (km) (km)
管内計 170河川 22河川 192河川 667.3km 67.2km 734.5km 548.2km 242.0km
県内比率(%) 22.3% 5.51% 16.5% - - 14.9% 17.5% 14.2%
県全体 764河川 399河川 1,163河川 - - 4,922.6km 3,124.2km 1,701.4km

河川整備計画の策定状況はこちら

砂防・地すべり・急傾斜地・雪崩の状況

(令和2年3月31日現在)
区分 指定地 危険箇所数 概成整備率(%) 摘要
区域数 延長(m) 面積(ha) 管内計 県全体 県内比率(%)

 

管内計 県全体
砂防 226 410,135m 4,738ha 302箇所 2,310箇所 13.1% 23% 27% 土石流危険渓流
地すべり 112 - 4,190ha 181箇所 860箇所 21.0% 38% 35%  
急傾斜 118 - 132ha 387箇所 1,554箇所 24.9% 22% 23%  
雪崩 - - - 263箇所 1,484箇所 17.7% 9% 7%  

整備の概要

災害を未然に防ぎ、民生安定に寄与する改修事業

豪雨による住民生活、生産施設への被害防止

 市街地や集落などへの浸水被害を防ぐため、主要河川の川幅を広げる改修事業を実施しています。

渋海川
渋海川広域河川改修事業

主な河川改修事業

 渋海川広域河川改修事業

 貝喰川広域河川改修事業

 浄土川河川改修事業

中山間地域での土砂災害を防止

 栃尾地区、山古志地区の山間部を中心に発生する土石流、地すべりなどの土砂災害による被害を防止します。

砂防えん堤による土石流対策(長岡市栃尾島田沢入地区)の画像
土石流対策(砂防堰堤)-沢入(長岡市栃尾島田)

災害関連緊急事業及び砂防激甚災害特別緊急事業[PDFファイル/830KB]

 

主な事業箇所

 

完了した事業箇所

再度災害の防止

豪雨により被災した河川などを復旧

 管内にはまだ改修に至らない河川やまた多くの地すべり地域があり、豪雨による堤防の決壊や地すべりなどにより甚大な被害が発生しています。
 このため、災害復旧事業を実施し、再び災害が発生しないように努めています。
 また、近年の河川災害復旧では国土交通省により策定された「美しい山河を守る災害復旧基本方針」に則り、河川や地域の特性などを把握した上で、従来のコンクリート護岸だけでなく杭柵やかごマットなどの自然環境に配慮した工法による復旧工事を行っています。

再度災害の防止の画像 写真左、長岡市虫亀の砂防堰堤。写真右、刈谷田川遊水地。

 

その他完了した事業箇所

柿川放水路による水害防止(完了事業)

 長岡市街地は度々浸水被害を受けていたことから、県では平成20年度から柿川放水路事業に着手しました。また平成23年7月の新潟・福島豪雨では柿川から水が溢れたことなどにより、長岡市中心市街地の広範囲で浸水被害が発生しました。再度災害の防止を図るため放水路の整備を進め、平成31年3月23日(土曜日)に竣工しました。

柿川

柿川放水路

柿川放水路事業・床上浸水対策特別緊急事業

柿川放水路竣工式

刈谷田川ダムによる水害防止(完了事業)

 平成16年7月新潟・福島豪雨により刈谷田川では、甚大な被害が発生しました。再度災害の防止を図るため、県では下流河川において河川災害復旧助成事業等による河道改修等により流下能力を増大させると共に、刈谷田川ダムにおいてダム施設改良事業により利水容量の一部を治水容量に振り替えることにより治水機能を高めました。

刈谷田川ダムの画像
刈谷田川ダム

事業効果 [PDFファイル/1.91MB]

 

河川の維持管理

 近年、局所的な集中豪雨が多発しており、堤防の決壊や河川のはん濫等による水害を防止又は軽減していくためには、適切に河川の維持管理を行う必要があります。

 定期的な点検等により河川の状態を把握し、河道内の堆積土砂の掘削や伐木を行うなど、河川の維持・管理の取り組みを進めています。

河道内の堆積土砂の掘削や伐木

 河川の流下能力を確保するため、河道内の堆積土砂の掘削や伐木を行っています。

栖吉川河道掘削工事(着手前)

一級河川栖吉川河道掘削工事(工事着手前)

栖吉川河道掘削工事(完了後)

一級河川栖吉川河道掘削工事(工事完了後)

伐採木の無償提供について

 河川の維持管理で伐採した樹木は、一般的に処分施設等に投入し処分されますが、維持管理費のコスト縮減や資源として有効活用を図るため、地域の皆様に無償で提供する取組みを行っています。

 伐採木の無償提供についての詳細は、以下よりご覧になれます。

 伐採木の無償提供はこちら

河川巡視体制の充実

 河川巡視は、河川や堤防、水門などの状態把握や、不法投棄の発見、河川利用の把握のために実施するものです。
 巡視体制については、職員による巡視のほか、河川情報モニター※や建設業者などの外部委託を活用し、巡視体制の充実を図っています。


   ※河川情報モニター・・・河川管理に精通したNPO法人

巡視体制

 

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