新潟県ため池サポートセンターが主催する農業用ため池での水難事故防止等に向けた実演イベントを10月1日に長岡市川口牛ヶ島地内の「牛ヶ島大堤」で行いました。
イベントには、県・市町村、土地改良区の職員のほかに、ため池管理者や地元の川口小学校の5年生など91人が参加しました。
はじめに、ため池サポートセンター事務局が、小学生を対象に「ため池の役割と特徴」の学習と、県・市町村、土地改良区の職員やため池管理者を対象とした「ため池の日常管理の技術指導」を実施しました。
続いて行われた実演では長岡技術科学大学の斎藤秀俊教授((一社)水難学会理事)が講師を務め、ため池に潜んでいる危険について、以下のとおり説明していただきました。
1.ため池の深さ
見た目では浅く見えるため池でも、急に深くなっている場所があります。ため池の底は見えづらいため、安易に近づくのは危険です。
2.法面のすべりやすさ
ため池法面は、形状や角度によっては滑って上がれなくなることがあります。特にコンクリートブロックや土でコケなどが生えている場所は非常に滑りやすく、脱出が困難です。
3.転落時の対処法
もしため池に転落してしまったら、仰向けの「背浮き」の姿勢をとり、落ち着いて呼吸を整えながら助けを待つことが重要です。また、溺れている人を助ける際には、助けようとした人も手を引っ張られて落ちる危険性があるため、ロープや長い棒などを使って安全に救助するよう呼びかけがありました。
今回の実演を通じて、ため池の草刈りや点検の際には2人以上で作業し、万が一転落した場合でも、慌てず冷静に対応することの大切さが伝えられました。
新潟県ため池サポートセンターでは、今後もため池の危険な一面について呼びかけ、事故が起こらないよう啓発活動などに取り組んでいきます。
(新潟県ため池サポートセンターのホームページはこちら)
http://niigata-tameike.jp/
1 日時
令和8年10月1日(木曜日)
2 開催場所
長岡市川口牛ヶ島(牛ヶ島大堤)
3 参加者
県、市町村、土地改良区の職員のほかに、ため池管理者や地元の川口小学校の5年生など91名
4 内容
ため池の役割と特徴について説明

日常管理の技術指導について説明
スタントマンによる転落事故の危険性の実演
ため池に落ちた際の浮き姿勢の実演
参加した児童の感想
・子どもだけではため池に近づかないことが大切であることがわかりました。
・ため池に落ちたら背浮きの姿勢で助けを待つということを学びました。
・ため池がお米や野菜づくりに必要な水を貯めておく役割があることを初めて知りました。
・思っていたよりも昔に造られたため池があると知って驚きました。
・ため池では色々な生き物がすみかにしていることがわかりました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。