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フィッシング等により認証情報が盗まれ、インターネットバンキングによる預金の不正送金被害が急増しています
フィッシング、ウイルス感染、クラウドサービスへの不正アクセス等不正な手段で盗んだログインIDやパスワードを使い、インターネットバンキングの正規利用権者になりすまして利用者の口座から別の口座へ送金する手口です。その手口は日々変化し、巧妙化、悪質化しています。
・フィッシング
不正送金被害の多くはフィッシングサイト等による認証情報の窃取に起因するものです。
金融機関、カード会社、電子決済サービス会社(〇〇Pay等)等を装った偽メールやSMS(ショートメッセージ)に記載されたリンクからフィッシングサイト(偽のログイン画面等)で情報を入力することでID、パスワード等の情報が盗まれます。クレジットカード情報やECサイトのアカウント情報も狙われています。
・ウイルス感染
パソコン等がウイルス感染していることによって、IDやパスワード等の情報が流出して悪用されます。
過去に宅配業者や通信事業者を騙ったSMSに記載されたリンクから不正なデータをダウンロードさせ、ウィルス感染した事例もあります。
・クラウドサービスへの不正アクセス
インターネット上のクラウドサービスに、インターネットバンキングのIDやパスワード等を保存していると、利用しているクラウドサービスが不正アクセス被害を受けた場合、情報が流出して被害にあう可能性があります。
・フィッシングメール・サイトは、目で見分けることは困難です
・メール内のリンクではなく、あらかじめ登録した正規サイトのブックマークや公式アプリからアクセスすることでほとんどのフィッシング詐欺を防げます
・ワンタイムパスワード等の多要素認証を利用しましょう
・ウイルス対策ソフトを導入して、最新の状態に保ちましょう
・ソフトウェアやアプリを最新の状態に保ちましょう
・不審なメールの添付ファイルを安易に開かないようにしましょう
・クラウドサービスに重要な情報を可能な限り保存しないようにしましょう
・フィッシング被害を受けたかもしれないと感じた場合は警察、クレジット会社、金融機関に通報・相談しましょう