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警察職員先輩メッセージ

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0014807 更新日:2020年9月23日更新

警察職員12

五泉1

現在の仕事を一言でいうと?

警察署の会計課で、予算執行や遺失物の受付等の会計業務を担当しています。
一人では達成できない、周りの人からの支えがあるからできる仕事です。

詳しい内容を教えてください。

警察署を運営するためには、物を買ったり、施設を修繕していく必要があり、様々な場面でお金を使います。そうした一年間に使用する予算の管理をし、業者と様々な契約をして予算の執行をしています。また遺失物の受付や返還、消耗品等の物品管理、その他道案内や総合案内等の窓口業務を行っています。
警察官と一緒に週に1回程度宿直勤務に就き、電話や来庁者の方の応対や遺失物の受付等を行っています。
業務は多岐にわたっているため、最初は一つ一つ覚えることに苦労しましたが、上司のサポートや同僚からのアドバイスのおかげで少しずつ業務をこなせるようになりました。本当に周りの人たちから支えてもらったな、と感じています。私はそんな先輩方の姿を見て、人から頼られたときは、嫌といわずにすぐに動けるような腰の軽い人になるよう心掛けています。
今までの経験の中でも印象に残っているのが、東日本大震災発生に伴う業務です。震災発生後、被災地への救助部隊や救援物資の搬入を優先させるため、福島県への高速道路の一般車両の通行規制が実施されました。当時、私は運転免許センターに勤務しており、高速道路を通行する緊急車両等に対する通行許可証を交付する仕事を担当しました。
免許センターは交通部に属しますが、そのほかの交通部の職員と一緒にサービスエリアに泊まりがけで許可証の発行を続けました。許可証発行所には、通行できる救助や物資搬入の車両の他に、通行できない一般の方も訪れました。その中には、被災者の方に生活用品を届けたい人、子どもが被災地に取り残されているから迎えに行きたいと泣きながら訴えかけてくる方もいました。もちろん一般の方は通行できません。ですが、家族を心配する気持ちは痛いほど分かりますので、それに対して許可証を発行できないというのは切ない気持ちになりました。その現場では、いろいろな方とお会いし話をさせていただいたことはとても印象に残っています。
ですが、住民の方と接するのはこのように切ないときばかりではありません。初めての赴任先で住んでいた地区の住民の方々には色々と声をかけていただき、野球や催しを一緒に参加させてもらいました。その後、私は転勤したのですが、今でも野球の誘いがあり長くお付き合いをさせていただいて、それがとても嬉しいです。

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警察職員を志望した動機を教えてください。

元々、警察官になりたいと思っていましたが、進路指導の先生から警察には事務もあるんだぞと紹介されたことがきっかけでした。事務職員であっても警察という組織の一員となり、県民の生命を守りたいと思い受験しました。

職場の雰囲気を教えてください。

五泉4

署員の割合に占める事務職員は少数ですが、上司とも気兼ねなく話すことができる明るく和やかな雰囲気です。また、警察官と一緒に仕事をしているためひとたび事案があったときのOn、Offの切り替わりは職場の雰囲気が締まります。

これからの夢や目標は何ですか?

県民が安心、安全で暮らすことができれば事件事故は減少し、県民の信頼につながります。事案の減少に伴い、私たちの業務負担は減少し、時間外勤務の抑制や休暇の取得などにつながり、結果的に職員の仕事意欲が向上します。この意識を日々持ち続け、【県民の信頼なくして仕事を成せず】ということを目標に仕事をしたいと思っています。

就職活動中の皆さんにメッセージをお願いします。

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就職前に起きた中越地震や中越沖地震の時は自分自身のこと、家族のことしか考えていませんでした。しかし、警察職員となり東日本大震災や長野県北部地震を経験した際は「自分には何ができるだろうか」と考えるようになりました。
仕事をする上でも、「県民の皆さんのために何ができるか」ということを考えて仕事をしています。私は、このような気持ちで仕事ができることが“仕事のやりがい”であり”誇り”だと思います。
事務職員も県民のために仕事ができて活躍できる場所があることを踏まえて、就職活動に望んでほしいと思います。

五泉7

採用お問い合わせ(直通)は025-280-0334 新潟県警察本部 警務課採用係