本文
事務職員先輩メッセージ8
刑事部(鑑識課)
現在の仕事について教えて下さい。
犯罪現場から採取された指紋を鑑定する仕事です。人の指紋は生まれてから年齢を重ねても変わらず、誰一人として同じ指紋はありません。そのため犯罪捜査において、個人の識別に絶大な威力を発揮しています。指紋は拡大鏡を使用して、一つ一つの指紋を人の眼で見て鑑定しています。(ドラマでよく見る自動照合する機械は残念ながらありません。)
事務職員を志望した理由を教えて下さい。
幼い頃に憧れた正義の味方の姿と、犯罪から人を守るために働く警察官の姿が重なり、警察官の試験を受験したことがきっかけでした。残念ながら試験の結果は不合格でしたが、地域の安心安全を守るためには、警察組織の円滑な運用を図る警察職員の仕事も必要不可欠であることに気が付き、警察職員を志望しました。
事務職員の魅力について教えて下さい。
責任を伴う仕事ですが、困っている方の役に立てた時、非常にやりがいを感じる仕事です。また、警察職員は忙しく、休みが取りづらいイメージがあるかもしれませんが、休暇を取得しやすい職場の雰囲気作りを行っているため、プライベートを充実させることができる点も魅力の一つです。
事務職員として働く上で心掛けていることを教えて下さい。
来客者はもちろん、職員と接する際も親切丁寧な対応を心掛けています。警察署で落とし物の係をしていた際には、警察官から落とし物に関する相談を受けたり、こちらから落とし物の対応をお願いする場面が多々ありました。円滑に業務を進めるためにも普段から職員同士の信頼関係を築くことが大切であると思っています。
事務職員として働く上でやりがいを感じた出来事を教えて下さい。
犯罪現場から採取された指紋を鑑定し、その指紋から容疑者を浮上させ、その後の捜査により犯人が逮捕されたことです。その事件を担当した刑事から「地域住民も困っていて、本当に助かりました。」と声を掛けていただいた時、犯罪捜査に貢献できた実感が湧き、大きな喜びとやりがいを感じました。
リフレッシュ方法を教えて下さい。
同じ係の先輩に誘っていただいたフットサルに参加し、そこで汗を流すことが一番のリフレッシュになっています。仕事をする上でストレスは必ずついて回るものですが、何も考えずに没頭できる時間ががあると、溜まっていたストレスもいつの間にかなくなっていて、次の日にはすっきりとした気持ちで仕事に臨めるようになっています。
現在就職活動を頑張っている方にメッセージをお願いします。
警察職員の仕事は多岐に渡るため、事務的な仕事に限らず、犯罪捜査の一端を担うような仕事もあります。責任を伴う仕事ですが、やりがいもあり、貴重な経験もできます。興味があればこのような仕事もあることを視野に入れ、警察職員として働く道も選択肢の一つとして是非考えてください!