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持ち込まれた魚(令和5年9月22日)ヒレアナゴ

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0617090 更新日:2023年10月17日更新

ヒレアナゴ(ウナギ目ウミヘビ科)

ヒレアナゴの全体写真
ヒレアナゴ

水産海洋研究所撮影・測定  全長:65.9cm

特徴

学名:Echelus uropterus

  • 尾鰭がある。胸鰭がある。尾端付近の背鰭、臀鰭はいずれも黒褐色。
  • 吻は尖る。後鼻孔は皮弁で被われる。
  • 眼の後上方に側線孔は無い。
  • 歯は顆粒状で歯帯をなす。
  • 肛門前側線孔数は46~51(本標本は46)。

頭部の写真
頭部(吻は尖る、後鼻孔は皮弁に被われる、眼の後情報に側線孔は無い)

上顎歯の写真
上顎歯(歯は顆粒状で歯帯をなす)

尾部の写真
尾端部(尾鰭がある、尾端付近の背鰭、臀鰭はいずれも黒褐色)

採捕の状況

漁獲日時:2023年9月22日
漁獲場所:長岡市寺泊沖 水深220~230m
漁業種類:ごち網(寺泊漁業協同組合所属)
※本標本は、一般のかたからご提供いただきました。漁業者が寺泊地区の鮮魚店に未利用魚として持ち込んだものを提供者が譲り受けたものです。

分布

底曳網(水深225mくらいまで).
相模湾~九州南岸の太平洋沿岸、大阪湾、新潟県佐渡~九州西岸の日本海・東シナ海沿岸、東シナ海北東部大陸棚域;朝鮮半島西岸、済州島、台湾南部、海南島、マーシャル諸島、カロリン諸島、オーストラリア南東岸.
(日本産魚類検索第三版より)

その他

  • 本種は、本県では佐渡松ヶ崎および多田沖から1960年に3尾の記録がある(本間、1962)ほか、日本海側の近県では富山県と山形県でも採捕記録があります(河野ほか、2014)。

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