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持ち込まれた魚(平成26年3月19日) サケガシラ

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0059978 更新日:2019年9月2日更新

サケガシラ(アカマンボウ目フリソデウオ科)

サケガシラの画像
サケガシラ

水産海洋研究所撮影
体長:164.9cm

特徴

学名:Trachipterus ishikawae

  • 体は銀白色で、背鰭は朱色。体側に黒斑が無い。
  • 臀鰭(しりびれ)は無く、尾鰭および腹鰭は小さい。成魚の尾鰭は強く上方を向く(本標本は尾鰭が失われていた)。
  • 体は肛門より後方で急に細くならない。
  • 尾部上の側線は直線状。
  • 体には鱗が無いが、いぼ状突起がある

尾部の側線の画像
尾部の側線

体表のいぼ状突起の画像
体表のいぼ状突起

採捕の状況

採捕日時:平成26年3月19日
採捕場所:長岡市寺泊沖 水深200~350m
漁業種類:ごち網(寺泊漁業協同組合所属)
情報提供:ごち網漁業者の方から連絡をいただきました

分布

主生活域は沖合で、稀に沿岸域に漂着.
北海道~土佐湾の太平洋沿岸、日本海.(日本産魚類検索第三版より)

その他

  • 平成26年2月中旬から3月にかけて、佐渡両津湾の大型定置網で多数のサケガシラが採捕されている。
  • 伸縮できる口を持つ。頭が割れているように見える感じから「割け(裂け)頭(がしら)」と名付けられたという説もある。
  • 本種と同じサケガシラ属のテンガイハタとは分類学的差異が不明瞭なことが知られている。日本産魚類検索第3版に従い、体側に5個の黒斑がないことから、本標本をサケガシラと判断した。

閉口時の頭部の画像
閉口時の頭部

口を伸ばした時の画像
口を伸ばした時

裂けたように見える頭の画像
裂けたように見える頭

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