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サイバー犯罪とは

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0014202 更新日:2020年9月23日更新

 インターネットの急速な拡大とともに、そのサービス形態も複雑多様化し、新しい技術が次々と取り入れられています。サイバー犯罪は、こうしたインターネット上のサービスの手続きや慣習を利用したり、新しい技術に潜むセキュリティの脆弱さを狙うなど、その手口は複雑・巧妙化しています。また、ネットに接続される端末はパソコン・携帯電話にとどまらず、家庭用テレビゲーム機にまで及び、今後さらに被害が拡大することが懸念されます。
 こうした被害を未然に防止するためには、すべての利用者がサイバー犯罪の現状を認識し、正しい知識を持ったうえでインターネットを利用することが重要です。  

サイバー犯罪の種類

 サイバー犯罪には以下の3つの類型があります。

1 コンピュータ、電磁的記録対象犯罪

・ 有料サイトのポイントを購入するため、他人のクレジットカード番号を不正に使いインターネットで決済を行った。
・ 企業等のサイトに対し短時間に数万回のアクセスデータを送信し、サイトを提供するコンピュータに高負荷を与えることでサイトのサービス運用を一時的に停止させた。

2 ネットワーク利用犯罪

・ インターネットの掲示板に、実名・年齢・住居・電話番号等を挙げるとともに、あたかも同人が異性を誘引しているかのようなみだらな書込みをし、名誉を傷つけた。
・ 人を騙して金を得る目的でネットオークションに出品し、落札者から金を振込ませ商品を配送することなく音信不通となった。
・ わいせつな動画を収録したDVDをサイトやネットオークションを使って不特定多数の者に販売した。

3 不正アクセス行為の禁止等に関する法律違反

・ 他人のID・パスワードを無断で使用して、サービス元のコンピュータに保存されたメールの内容を覗き見した。
・ セキュリティホールを攻撃し、ID・パスワードを入力しないでコンピュータに侵入した。
・ インターネットの掲示板に、アクセス認証に用いる他人のIDとパスワードを利用先とともに書き込み第三者に提供した。

サイバー犯罪の特徴

1 匿名性が高い

 ネット上では顔を合わせたり実名でのやり取りは稀で、他人になりすます者もいるなど、利用者同士が相手を特定することが困難。

2 目に見える証拠が残り難い

 通常の犯罪と異なり、目に見える証拠を得ることが困難。

3  被害が広域かつ不特定多数に及ぶ

 インターネットを通じて行われるうえ、犯行が容易なことから被害が広域に及ぶ。

4  物理的・時間的制約がない

 インターネットに接続された端末があれば、いつどこからでも実行可能。


 サイバー犯罪は、実行が容易でお互いの姿が見えないこともあり、それに伴う罪悪感が希薄となることや、法に対する無知や認識の甘さから安易に犯行に及ぶ傾向があります。しかし、犯罪の痕跡は必ず残り、検挙される事例は後を絶ちません。インターネットの適正な利用に心がけて下さい。