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警察職員先輩メッセージ
科学捜査研究所・心理
係名 | 心理係 |
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階級 | 技術職員 |
採用 | 平成20年4月 |
最終学歴 | 新潟大学卒 |
現在の仕事を一言でいうと?
私の仕事は、心理学的知見を用いて犯罪捜査に資する検査、鑑定をする仕事です。
詳しい仕事の内容は?
検査を受ける人(被検査者)の生理反応を測定しながら、被検査者に犯人しか知り得ないはずの事件の内容について質問し、認識があるか否かを検査しています。
今まで嬉しかったことは?
心理科は、科捜研内唯一「物」ではなく、「人」を検査する仕事です。検査後に被検査者が自供したときは、自分の仕事が事件解決に貢献できたということを直で感じることができる点に魅力を感じます。
苦労・難しい点
被検査者とは、検査時が初対面であり、どうコミュニケーションを取ったらよいかを短時間で判断しなければならない点、また事件や被検査者は毎回異なるため、その時々で柔軟に対応していかなければならない点が苦労する点です。
志望動機・一般職を選んだ理由を教えてください。
大学時代に専攻していた心理学を生かせる仕事に就きたかったこと、元々人の役に立ちたいという思いで心理学を学んでいたこと、以上のことから犯罪捜査に貢献できる心理(科学捜査)の仕事を志望しました。
これまでの業務で印象に残っていることは何ですか?
研修を終えて初めて自分で検査をしたときです。それまでは上司について見ているだけでしたが、初めて自分で検査をし、犯人検挙に貢献できたので、印象に残っています。
職場の雰囲気を教えてください。
科捜研の仕事は、基本的に鑑定人個人が行うので、責任が重く、仕事中は緊張感があります。しかし、分からないことや疑問に思うことは上司や同僚に気軽に相談できる雰囲気です。
これからの夢や目標は何ですか?
捜査員に頼りにされ、信頼される鑑定人になることです。そのためにも、多様化する事件や日々進歩する科学捜査に遅れを取らないよう、日々研鑽努力していきたいと思っています。
就職活動中の学生さんにメッセージをお願いします。
犯罪捜査に関わるので責任は重いですが、その一方で事件解決に貢献できたときは達成感があります。心理系の職種で犯罪捜査に関わる仕事はあまりないと思うので、心理系の方で興味のある方は選択肢の一つとして考えていただけたら嬉しいです。