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警察職員先輩メッセージ
科学捜査研究所・化学
係名 | 化学係 |
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階級 | 技術職員 |
採用 | 平成21年4月 |
最終学歴 | 新潟薬科大学 |
現在の仕事を一言でいうと?
私の仕事は事件・事故に関する証拠品を鑑定する仕事です。
詳しい仕事の内容は?
麻薬や覚せい剤などの規制薬物や医薬品、農薬などを様々な分析機器を用いて科学的に検査する仕事を行っています。また、ガソリンなどの油類や自動車の塗膜、衣類に使用される繊維の検査なども行っています。
今まで嬉しかったことは?
研修を終えて、初めて鑑定書に自分の名前が載ったときは責任の大きさを感じましたが、自分が一つ成長できたと思いとても嬉しかったです。
魅力・面白さ
化学科では、様々な資料を取り扱うので多くの分析機器があります。どの機器を使用してどのように検査するかを考えることがこの仕事の面白さだと思います。
苦労・難しい点
分析機器から得られたデータを鵜呑みにするわけでは無く、データからどのようなことが言えるかを判断するところが難しい点です。
志望動機・一般職を選んだ理由を教えてください。
昔から人の役に立つ仕事がしたいと考えていました。また、薬学部出身なので自分の専門性を活かせる職業は何かと考えた結果、科学捜査研究所を志望しました。
職場の雰囲気を教えてください。
科捜研の職員は、黙々と仕事をするというイメージを持っていましたが、実際はそのようなことも無く、分からないときや悩んでいるときなどは上司や同僚に気軽に相談できる雰囲気です。
警察官と一般職の違いは何だと思いますか?
警察官と違い、私の仕事は県民の方と接する機会はほとんどありません。また、犯人を逮捕することもできませんが、私の鑑定が捜査方針を左右することもあります。どちらも犯罪捜査には欠かせない重要な仕事だと思っています。
これからの夢や目標は何ですか?
今後の捜査では客観的証拠をより重視していく傾向があり、それに伴い科捜研への期待も大きくなっています。その期待に応えられるような鑑定人になることが目標です。
就職活動中の学生さんにメッセージをお願いします。
就職は人生の分岐点になる大事な選択だと思います。できるだけ選択肢を広げて自分で納得のできる答えを出してください。その選択肢の一つとしてこのような仕事もあるのだと覚えていただけたら嬉しいです。