本文
先輩メッセージ
少年警察補導員
現在の仕事を一言でいうと?
少年の健全育成のために、相談業務や補導活動、講演活動等を行う仕事です。
詳しい仕事の内容は?
非行やいじめ等に関する相談を受けたり、立ち直りに向けて農業体験活動をしたりしています。また、街を巡回して学校をさぼっている少年を補導するほか、インターネットをきっかけとする犯罪被害防止のために、サイバーパトロールも行っています。
この職種を志望した動機を教えてください。
学生時代に、大学生ボランティアをしていました。立ち直り支援活動の一環である料理教室の手伝いをした際、少年サポートセンター職員が子どもに親身に接していた姿が印象的でした。就職活動の際、その様子を思い出し、私も熱意を持って人に関わる仕事がしたいと思って少年警察補導員を志望しました。
今までで嬉しかったことは?
誘拐防止講話を聴いた児童が、後日実際に知らない人から声をかけられて怖い思いをしたそうですが、「警察の人から聴いたとおり、すぐ近くの家に助けを求めて逃げた」と話し、無事だったことを知りました。子どもの安全に役立てて良かったと、嬉しく思いました。
この職種の面白さ、魅力を教えてください。
この仕事は、子どもだけでなく、保護者や学校の先生など関わる相手の幅が広いです。そのため、相手によって適切な方法を考えながら対応することに面白さを感じます。その場に応じてどのような話題を扱うか、どのような話し方をすればよいかを自分なりに考えています。
仕事をする上での苦労や難しい点を教えてください。
相手の話をよく聴くように心掛けています。特に初めて話す相手の場合は、何に困っているのか、何を求めているのかを、自分が理解するまで聴き出すことに難しさを感じます。また、より良い対応のため、日頃から時事問題等に目を向け、関係法令を学ぶようにしています。
職場の雰囲気を教えてください。
明るく、チームワークの良い職場です。仕事で困ったことがあっても、周囲に相談すると的確な助言を得ることができます。常に人と接する仕事であるために仕事中は緊張を伴う場面もありますが、休憩中はプライベートの話で談笑するなどリラックスした雰囲気になり、メリハリを付けて仕事をしています。
これからの夢や目標は何ですか?
どんな時にも堂々と相手に接して、信頼される少年警察補導員になりたいです。そのためにはまず、多くの場面に立ち会って経験を積みたいです。そして、相手の気持ちに寄り添い、理解するために、感性豊かな人間になれるよう日々過ごしていきたいです。
就職活動中の学生さんにメッセージをお願いします。
少年警察補導員は、子どもの健全育成を専門にし、少年サポートセンターや警察署で勤務します。警察官とは異なり事件の捜査はしませんが、非行防止から被害少年の支援まで多岐にわたる仕事があり、新潟県の安全・安心に貢献できます。興味のある人は、ぜひ目指してください。