特徴
- 海の中に存在し、海水の温度が上昇(20℃以上)すると急激に増殖して魚介類に付着します。
- 海水程度の塩分(約3%)を好む。逆に真水には弱い。
- 増殖スピードが速い。最も生育に適した条件下(35℃~37℃)では、8~9分で1回分裂する。
- 熱に弱く、低温ではあまり増殖しない。

出典:内閣府ホームページ(https://www.fsc.go.jp/sozaishyuu/shokuchuudoku_kenbikyou.html)
症状
- 激しい腹痛と下痢、発熱、嘔吐等。
- 潜伏期間は8~32時間(普通10~24時間、短い場合は2~3時間)
- 数日~1週間程度で回復。
原因となりやすい食品
海産魚介類の刺し身や寿司等。
- 二次感染を受けた食品。野菜の一夜漬け等は要注意。
予防のポイント
調理前に魚体を真水でよく洗う。エラ、内臓を除去したあともよく洗う。
- 二次感染を防ぐため、器具の使い分け(下処理用・調理用)、手洗いを徹底する。
- 加熱調理する場合は、中心部まで十分に加熱する。
- 刺し身等の生の魚介類は、できるだけ4℃以下で冷蔵保管する。
- 調理後はできるだけ早く食べる(2時間以内が目安)
県内の発生状況