★ 4月から6月は「カンピロバクター食中毒予防強化期間」です! ★
(その他の期間でもカンピロバクターの食中毒は発生するため、注意が必要です。)
特徴
- 家畜、家きん、ペット(イヌ、ネコ)、野生動物、野鳥等の腸内に生息しています。
- 主に食肉(特に鶏肉)に付着しています。
- 乾燥状態や熱に弱い一方で、低温では長期間生存します。
- わずか100個程度の菌でも摂取すると発症します。

出典:内閣府ホームページ(https://www.fsc.go.jp/sozaishyuu/shokuchuudoku_kenbikyou.html)
症状
- 発熱等の前駆症状の後、吐き気、腹痛、下痢等があります。
- 潜伏期間は一般に2~7日間(平均2~3日)
- 回復後、2~4週間排菌がみられることがあります。(長い場合は、数ヶ月に及ぶ)
- まれに感染後に神経疾患であるギラン・バレー症候群を発症することもあります。
- ギラン・バレー症候群とは
- 急激に手足の筋力が低下し、症状が進行する末梢性の多発性神経炎が数週間持続し、その後、ほとんどの場合は寛解する。カンピロバクター感染も同症候群を誘発する要因の一つとして考えられているが、その機序等は未解明。
原因となりやすい食品
肉料理(特に鶏肉)、バーベキュー等
- 飲料水(井戸水、湧き水)
- 二次感染を受けた食品(サラダ等)
予防のポイント
鶏肉等の食肉は中心部まで十分に加熱し、生食や加熱不十分な食肉は避けましょう。
- 調理器具を使い分けましょう(肉用、野菜用等)。使い終わった調理器具は洗浄・消毒し、十分乾燥させましょう。
- 焼肉をする場合は、専用トングを使うか、生肉を扱う箸と食べる箸を別々にしましょう。
- 生肉を扱った後は、必ず手を洗いましょう。
- 飲料水(井戸水、貯水槽)は必ず塩素消毒しましょう。
県内の発生状況