ニイガタ地域経済指標（令和5年12月号）

新潟県推計人口

11月1日現在推計人口

令和5年11月1日現在の県人口は2,124,721人で、前月と比べると1,555人の減少、前年同月と比べると26,401人の減少となった。

10月末日現在の世帯数は917,406世帯で、前月と比べると138世帯の増加、前年同月と比べると2,682世帯の増加となった。

 

10月中の人口動態

10月1か月間の人口動態は、出生1,011人、死亡2,910人で、差引き1,899人の自然減となり、転入 4,433人（うち県外からの転入2,040人）、転出4,089人（うち県外への転出1,758人）で、差引き344人（うち県外差引き282人）の社会増となっている。

 

毎月勤労統計調査地方調査結果

賃金

9月分の一人平均現金給与総額は、規模5人以上の事業所で249,653円、前年同月比3.4％の増加となった。
このうち、きまって支給する給与は245,613円、前年同月比3.1％の増加となった。
また、規模30人以上の事業所における一人平均現金給与総額は270,016円、前年同月比5.3％の増加となった。

労働時間

9月分の一人平均総実労働時間は、規模5人以上の事業所で144.2時間、前年同月比1.5％の増加となった。
このうち、所定内労働時間は135.1時間、前年同月比1.6％の増加となった。所定外労働時間は9.1時間、前年同月比1.1％の増加となった。
また、規模30人以上の事業所における一人平均総実労働時間は147.8時間、前年同月比0.9％の増加となった。

常用雇用

9月分の常用労働者は、規模5人以上の事業所で832,394人、前年同月比0.1％の減少となった。パートタイム労働者比率は、29.6％で前年同月差0.2ポイントの低下となった。
また、規模30人以上の事業所における常用労働者は454,586人、前年同月比1.2％の増加となった。パートタイム労働者比率は、25.5％で前年同月差1.1ポイントの低下となった。

※　4頁の「毎月勤労統計調査結果（調査産業計）（5人以上）」の前月比及び前年同月比（％）は実数により算出しているため、この調査結果と一致しないことがあります。

 

鉱工業指数

9月の新潟県鉱工業指数（季節調整済・速報値）は生産が88.9で、前月比0.2％の低下、出荷が90.6で、同比0.7％の低下、在庫が94.1で、同比0.5％の低下であった。

また、全国の鉱工業指数（季節調整済・確報値）は、生産が103.6で、前月比0.5％の上昇、出荷が103.4で、同比0.6％の上昇、在庫が103.6で、同比1.3％の低下であった。

​

※新潟県:平成27年=100、全国:令和2年＝100
​※新潟県グラフの最新月のみ速報値。

消費者物価指数

10月の新潟市の総合指数は、令和2年（2020年）平均を100とした総合指数で106.5となり、前月に比べ0.8％の上昇、前年同月に比べ3.0％の上昇となった。

前月からの動きをみると、「交通・通信」が0.8％下落したものの、「光熱・水道」が6.2％上昇した結果、総合で前月に比べ0.8％の上昇となった。​

生鮮食品（生鮮魚介 ・ 生鮮野菜 ・生鮮果物）を除く総合指数は105.6となり、前月に比べ0.6％の上昇、前年同月に比べ2.4％の上昇となった。

生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数は104.9となり、前月に比べ0.3％の上昇、前年同月に比べ3.4％の上昇となった。

​

景気動向指数（CI）

9月のCI（平成27年=100）は、

先行指数：　108.9、前月差3.2ポイント上昇し、3か月ぶりの上昇となった。

一致指数：　82.5、前月差1.0ポイント上昇し、3か月ぶりの上昇となった。

遅行指数：　85.0、前月差1.8ポイント下降し、2か月連続の下降となった。

9月のCI（一致指数）は、9指標のうち、建築着工床面積（非居住用）、輸入額（新潟税関支署管内）、業況判断D.I.など、5指標が上昇に寄与したことにより、前月から1.0ポイント上昇した。

新潟県の経済動向（11月10日）

県内経済の概況（8月～10月​）

個人消費・物価は、改善の動きがみられるものの、一部に弱い動きもみられる。
住宅投資は、一段と弱まっている。
公共投資は、持ち直しの動きがみられる。
設備投資は、持ち直しの動きがみられる。
生産は、弱含んでいる。
企業は、弱い動きがみられるものの、一部に改善の動きもみられる。
雇用は、改善の動きがみられるものの、一部に足踏みの兆しがみられる。
​以上、県内経済は、原材料価格等の上昇による影響などがみられるものの、緩やかに持ち直している。

 

経済の動き（11月）

令和5年度海水浴客入込状況

県観光企画課がまとめた「令和5年度海水浴客入込状況」によると、入込総数は96万8,777人で前年度比11.7％の増加となった。県内客は33万9,324人で同比5.8％の増加、県外客は62万9,453人で同比15.2％の増加となった。今年度は、新型コロナウイルス感染症が「5類」に移行し、行動制限がない中で、同比11.7％入込数が増加したものの、コロナ前の令和元年度との比較では42.5％入込数が減少となった。

新車新規登録・届出台数

北陸信越運輸局新潟運輸支局が発表した「新潟県における新規登録・届出台数について（令和5年11月）」によると、11月の県内における新車新規登録・届出台数は、登録車では、前年同月比16.5％増の4,427台で11か月連続で前年を上回った。軽自動車では、同比5.5％減の4,146台で2か月連続で前年を下回った。全体では同比4.0％増の8,639台となり、4か月連続で前年を上回った。

商業動態統計速報

経済産業省が発表した「商業動態統計速報（2023年10月分）」によると、県内の百貨店・スーパーの10月販売額は、前年同月比5.5％増の357億52百万円であった。また、既存店ベースでは同比4.7％の増加であった。

貿易概況速報

東京税関新潟税関支署が発表した「新潟税関支署管内貿易概況速報（令和5年10月分）」によると、令和5年10月の新潟、直江津、柏崎の3港と新潟空港の輸出額は147億17百万円となり、前年同月比9.5％減少した。輸入額は670億10百万円となり、同比31.1％減少した。

一般職業紹介状況

新潟労働局が発表した「一般職業紹介状況（令和5年10月分）」によると、10月の有効求人倍率（季節調整値）は 1.54倍で、前月に比べて0.01ポイント低下した。有効求人数（原数値）は54,320人で前年同月比0.1％減少し、6か月連続で減少した。有効求職者数（原数値）は34,364人で同比4.3％増加し、3か月連続で増加した。

また、新規求人倍率（季節調整値）は2.40倍で、前月に比べて0.07ポイント低下した。県内の雇用情勢は、「改善の動きが見られるものの、一部求人の動きに弱さがある。引き続き、求人・求職の動きに留意しつつ、物価の高騰などが雇用に与える影響にも十分注意する必要がある。」としている。

企業倒産状況

株式会社東京商工リサーチ新潟支店が発表した「2023年11月度新潟県企業倒産状況（負債額1,000万円以上の企業倒産）」によると、11月度の新潟県の企業倒産件数は前年同月比75.0％増（3件増）の7件、負債総額は同比369.9％増（7億73百万円増）の9億82百万円となった。

 

ダウンロード

ニイガタ地域経済指標の冊子全体又は統計表のデータは以下からダウンロードください。
冊子全体[PDFファイル／1.89MB]
統計表 [Excelファイル／1.19MB]

注意事項

・数字の単位未満は、四捨五入を原則としています。
・四半期平均、四半期計、前月比及び前年同月比の数字は、原則として各月の数字を単純計算で算出しているため、公表資料の数字とは一致しない場合があります。
・表中の符号の用法は以下によっています。
「－」 ……… 該当数値なし 、ゼロ
「…」 ……… 不詳
「 χ 」……… 秘匿
「 0 」……… 単位未満
「△」「－」… マイナス
「 p 」……… 速報値
「 r 」……… 訂正値
「 B 」……… B印までの数字と次期以降との数字は不連続

---