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| 発生概要 |
令和7年12月26日午前11時頃、十日町保健所管内の医療機関から十日町保健所へ、胃腸炎症状を呈して受診した4人が12月21日に十日町市内の飲食店で会食をしており、食中毒の疑いがある旨の連絡があった。 十日町保健所が調査した結果、12月21日に「割烹 どばし」の弁当を喫食した1グループ2人及び会食で利用した1グループ18人のうち、会食で利用した1グループ18人中9人が、12月23日午前1時から下痢、発熱、腹痛等の症状を呈しており、患者5人の便からカンピロバクターが検出された。 同所は、患者グループは複数の家族で構成され、共通する飲食物が同飲食店で提供された飲食物に限られること、患者5人の便からカンピロバクターが検出されたこと、医師から食中毒の届出があったことから、同飲食店が提供した飲食物を原因とする食中毒と断定した。 なお、患者は全員快方に向かっている。 |
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| 患者の状況 | 摂食者数 | 20人 |
| 患者数 | 9人 (男性3人、50歳代 女性6人、20~50歳代) | |
| 治療を受けた者 | 4人 | |
| 入院した者 | 0人 | |
| 症状 | 下痢、腹痛、発熱等 | |
| 原因施設 | 名称 | 割烹 どばし |
| 営業者 | 星名 秀利(ほしな ひでとし) | |
| 所在地 | 十日町市水口沢76番地23 | |
| 業種 | 飲食店営業 | |
| 原因食事 | 「割烹どばし」が12月21日に提供した飲食物 | |
| 病因物質 | カンピロバクター・ジェジュニ | |
| 検査 | 検査検体 | 患者便、従事者便、施設の拭き取り、食品 |
| 検査項目 | ノロウイルス、食中毒菌 | |
| 行政措置 |
十日町保健所は営業施設に対して次の措置を実施 ・営業停止処分令和7年12月31日から令和8年1月1日(2日間)(12月29日から30日までの2日間営業自粛) ・調理施設の清掃消毒、調理器具・設備の洗浄消毒、従事者の健康管理の徹底を指示 ・調理従事者に対して衛生教育を実施予定 |
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| 発生件数 | 患者数 | |
| 12月31日現在 | 22件 | 230人 |
| 昨年同期 | 22件 | 240人 |
【カンピロバクターについて】
○由来・ニワトリ、ブタ、ウシ、野鳥、野生動物などが保菌している場合があります。
○原因となりやすい食品
・ 加熱不十分な食肉及び食肉の調理・製造工程等で二次汚染を受けた食品
・ 沢水、井戸水等の消毒されていない水
○症状
・発熱、腹痛、下痢等で、多くの患者は1週間で治癒しますが、若齢者や高齢者等は、重症化する恐れがあります。
・食べてから発症するまでの期間(潜伏期間)は、一般に2日から5日
○予防方法
・食肉は中心部まで十分に加熱してから食べましょう。
・調理器具は十分洗浄し、熱湯か塩素系消毒剤等で消毒しましょう。
・「生肉を扱う箸」(又はトング)と 「食べる箸」を使い分けましょう。
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