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上越市内の飲食店で有毒植物(こんにゃくいも)による食中毒が発生しました

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0738585 更新日:2025年5月12日更新

 

発生概要 

 令和7年5月9日午前9時半頃、上越市から上越保健所へ、「5月8日に上越市内の飲食店『ふるさと文化交流会館 大島庄屋の家』で食事を喫食した複数名が、舌のしびれを訴えた。さといもと誤ってこんにゃくいもを使用した汁物を提供した可能性がある。」旨の連絡があった。

 同所が調査した結果、同飲食店があらかじめ皮むき及び細断し冷凍保管していたこんにゃくいもを、さといもと誤って、5月8日に汁物に調理し、同日午後7時頃に1グループ21人に提供したところ、14人が同日午後7時10分頃から口腔内の刺激痛、腹痛の症状を呈していたことが判明した。

 同所は、患者に共通する食事が同飲食店が提供した食事に限られること、未調理品のいもを有識者に鑑別依頼したところ有毒植物のこんにゃくいもであることが判明したこと、患者の症状がこんにゃくいもに含まれるシュウ酸カルシウムによる症状と一致すること及び医師から食中毒の届出があったことから、同飲食店が提供した「こんにゃくいも入りの汁物」を原因とする食中毒と断定した。

 なお、患者は全員快復している。

患者の状況 摂食者数 21人
患者数 14人 (男性8人、10~60歳代  女性6人、10歳代)
受診した者 12人
入院した者 0人
症状 口腔内の刺激痛、腹痛
原因施設 名称 ふるさと文化交流会館 大島庄屋(おおしましょうや)の家
営業者 上越市 市長 中川 幹太(なかがわ かんた)
所在地 上越市大島区田麦1096番地2
業種 飲食店営業
原因食品 「ふるさと文化交流会館 大島庄屋の家」が5月8日に提供した「こんにゃくいも入りの汁物」
病因物質 有毒植物(こんにゃくいも)
行政措置

上越保健所は営業施設に対して次の措置を実施

・営業停止処分5月12日(1日間) (5月10日及び11日の2日間営業自粛) 

・原因食品の除去、衛生管理方法の見直しを指示

・調理従事者に対して衛生教育を実施予定

この食中毒の担当事務所
上越保健所(上越地域振興局健康福祉環境部内)
 
■令和7年新潟県内食中毒発生状況(※本日発表分を含む)
  発生件数 患者数
5月12日現在 10件 105人
昨年同期 12件 202人
■上記のうち、有毒植物によるもの(※本日発表分を含む)
  発生件数 患者数
5月12日現在 2件 15人
昨年同期 0件 0人

【こんにゃくいもについて】

  • サトイモ科の植物「コンニャク」の球茎部分で、シュウ酸カルシウムの針状結晶を含む。
  • 喫食すると口腔内の刺激痛や浮腫、流延、咽頭の浮腫、嚥下困難などの症状を引き起こす。
  • こんにゃくいもに適切な加工を施すと、「こんにゃく」として喫食できる。

【予防のポイント】

  • 取り違いが発生しないように、食材ごとに分けて保管し、調理前にもう一度確認する。

 

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