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研究成果(肉用牛)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0288490 更新日:2020年6月16日更新

交雑種肥育素牛(4~8カ月齢)への稲発酵粗飼料給与技術

交雑種肥育素牛に稲発酵粗飼料を給与すると嗜好性は良く、発育性はチモシー乾草給与区とほぼ同等の成績が得られる。また、給与牛の血中ビタミンA濃度は健康なレベルを維持でき、育成期(4~8カ月齢)の粗飼料として給与できる。

平成14年度普及技術

キノコ廃床の肥育牛敷き料としての利用法

キノコ廃床単独ではクッション性の低下により敷料利用は難しいが、キノコ廃床に容積比1:1でモミガラを混合すると、少なくとも通常の敷き込み日数である10日程度は利用可能である。

平成13年度参考技術

「豆腐粕・米ぬか」混合飼料による乳用種肥育技術

乳用種去勢牛の肥育において、豆腐粕と米ぬかで濃厚飼料の約20%を代替した飼料によって、穀類配合飼料と同等の増体及び枝肉成績が得られる。乾物及び養分摂取量は「豆腐粕・米ぬか」混合飼料給与によって高くなる傾向がみられ、牛の第一胃内性状及び血液性状も適正である。
ホルスタイン種去勢牛の肥育において前期、中期、後期各20週間の濃厚飼料を豆腐粕で乾物比前期20%、中期15%、後期10%、米ぬかで全期間5%代替えすることができる。肥育期間中の増体は良好で、乾物摂取量、TDN摂取量は中期以降、多い傾向にある。肥育各期における第一胃内性状及び血液成分は適正である。枝肉成績において、枝肉重量、ロース芯面積、肉質評価についても差はない。枝肉1kg当たり、飼料費を10%低減することができる。

平成12年度普及技術

乳用種去勢牛における増体向上のための飼料中TDN水準

乳用種去勢牛では、肥育前期においてTDN71~73%の比較的低い水準の飼料を給与すると採食量および増体が多くなる。

平成11年度普及技術

脂肪酸カルシウム添加飼料給与による早期離乳和子牛の発育改善

子牛の日齢が5週齢以上かつ体重60kg以上に到達次第、1週間の制限哺乳を行った後、離乳した。離乳後の飼料は人工乳(TDN 77%)、市販育成配合(TDN 70%)、チモシー乾草であり、脂肪酸カルシウム(パーム油由来:TDN 170%)給与区は全給与飼料の5%を濃厚飼料と代替給与した。
脂肪酸カルシウムを添加給与した区は雌雄ともに離乳後の増体が無給与区に比べ良好であった。
特に雄子牛は各測定部位において脂肪酸カルシウム給与区が無給与区よりも若干良い傾向にあった。
1日当たりの平均飼料摂取量およびCP摂取量においては処理区間に大きな差はなかったが、TDN摂取量は脂肪酸カルシウム給与区で多くなった。
血液成分は総コレステロール値において脂肪酸カルシウム給与区で高くなったが、これは添加した脂肪の吸収によるものと考えられた。またその他の項目(Alb、T-pro、BUN、Glu、GOT、GPT、a)については差がなかった。
第一胃内pHおよびVFA組成においては処理区間に差はなかった。

平成9年度参考技術

豆腐粕混合飼料による乳用去勢牛の低コスト肥育

乳用種去勢牛の肥育飼料として豆腐粕の利用法を示す。
肥育前期には濃厚飼料の20%(乾物比)を豆腐粕で代替し、中期以降~出荷まで10%を代替することができる。
豆腐粕は混合飼料の形で給与することが牛の消化生理の上から望ましい。
増体成績は慣行飼料とかわりなく、仕上がり体重750kgまで通産した日増体重は1.1kgが得られる。
枝肉成績はロース芯面積、脂肪交雑、肉色等慣行飼料を上まわる成績であり、肉質等級2等級以上の割合を高めることができる。

平成7年度普及技術

超音波肉質測定装置を利用した黒毛和種肥育牛の肉質推定時期

超音波により肉質を経時的に判定し、その結果と出荷後の格付け成績とを比較した。格付け結果から肉質等級別に群分けし、各群の月齢に伴う脂肪交雑の推移(超音波推定値)を比較した結果、5等級群は比較的早くからBMSナンバーが高いことが推察された。
また、20カ月齢前後では5等級群と4等級以下の群ではBMSナンバーで2ランク以上の差がある結果となり、この時期に将来5等級となる牛の推定ができると考えられた。

平成7年度参考技術

黒毛和種受精卵移植産子の哺育育成技術

初乳給与は1週齢間、1L(40℃)を1日に3回給与する。
代用乳給与は1週齢から離乳するまで、300g/1.8L(40℃)を1日に2回給与する。
人工乳給与は5日目頃から離乳するまで不断給与する。
離乳時期の目安は体重が約60kg、人工乳の採食量が800g以上(8週齢)。
人工乳から育成用配合飼料への飼料の切り替えは離乳後1週目より2カ月間かけて徐々に行なう。給与量は1日4kgを限度とする。
育成用配合飼料の切り替え後、育成期間は給与量を約2kgまで徐々に減少させ、粗飼料の採食量を増加させる。

平成6年度普及技術

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