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【南魚沼・湯沢の魅力】坂戸山(さかどやま)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0123421 更新日:2021年7月8日更新

坂戸山の画像
 坂戸山 (山開きに行われる百八灯)

六日町地区のシンボル坂戸山を紹介します。

新潟県屈指の中世の山城 坂戸城

現在の新潟県南魚沼地域には、古来より上田庄(うえだのしょう)があり、鎌倉時代頃には、清和源氏の流れをくむ新田氏一族の勢力下にあって、当時から坂戸山に城郭が築かれていたと推定されています。
その後、南北朝時代(14世紀)、越後の守護上杉氏の家臣であった長尾氏の一族(上田長尾氏)がこの上田庄に入り、領国支配を始めたと伝えられています。
以後、上田長尾氏は守護代長尾氏と並んで越後の国に重きをなし、坂戸城は越後と関東を結ぶ交通路の抑えとして重要な位置を占めました。

朝もやの登山道
朝もやの山道と石仏

坂戸城の歴史

1512年、長尾房長が、本格的に坂戸城を築城しました。
1551年、房長の子、政景は謙信の姉をめとり、謙信に臣従しました。政景は、謙信が関東に出兵した際には、春日山城の留守居役を務めるなど、謙信の重臣でした。
1575年、政景の子、景勝は謙信の養子となり、春日山城に入りました。それ以降、坂戸城は春日山城の有力な支城となりました。
1578年、謙信の急死により、景勝と景虎(北条氏から入った謙信の養子)の家督争い(御館の乱)が始まりました。坂戸城も北条氏に攻められましたが、よく耐え、景勝を勝利に導きました。
1582年、景勝が越中方面で織田信長軍と交戦した際、越後に侵攻した滝川一益が坂戸城を攻めましたが、落とすことはできませんでした。
1598年、景勝の会津国替えにより、堀氏が坂戸城に入城しました。
1610年、堀氏の内紛により、坂戸城は没収され、廃城となりました。

以上が、坂戸城の簡単な紹介ですが、さらに次の点を強調しておきます。

  • 坂戸城は、現在の南魚沼市の六日町市街地を見下ろす坂戸山に築かれ、上田庄(現在の南魚沼地域)の軍事・政治の中心施設でした。
  • 坂戸山の山頂には「本丸」といわれる平坦地があり、麓には城主の居館及び家臣団の屋敷がありました。山頂(634m=東京スカイツリーの高さ)と麓との標高差は470mもあり、北条氏や織田氏の侵攻をも防いだ山城でした。この坂戸城がなければ、或いは、この城が落とされていたら、その後の越後の歴史は大きく変わっていたかもしれません。それほど堅固で、軍事的にも重要な山城でした。
  • 上田長尾氏ゆかりの城であり、主な城主に長尾政景、上杉景勝がおります。
  • 1979年(昭和54年)、坂戸城址は国史跡に指定されました。新潟県に多数ある城址のうち、国史跡は春日山城(上越市)、村上城(村上市)など数えるほどしかなく、坂戸城の歴史的価値は高く、地元の南魚沼市民ばかりでなく、新潟県民にも広く知っていただきたいと思います。

坂戸山城跡

市民に親しまれている山

坂戸山は坂戸城のあった場所として、南魚沼市民とりわけ六日町地域の人たちのシンボル的存在です。
急登ではあるものの、登山道の薬師尾根コースは良く整備されており、1時間半程度で登頂できます。
このため、坂戸山登山を日課としている市民も多く、軽装の人が大多数を占めます。
登山靴やザック姿の登山者はむしろ少数派です。
ただし、坂戸山の標高は634mで、麓からの標高差は470mもあり、日陰もないことから、気候によっては装備も必要になります。
鳥坂神社の脇の駐車場がありますが、駐車スペースが少ないため近隣の旧深谷市山の家の駐車場に停めて、薬師尾根コースを登るのが一般的です。
駐車場には常に自動車が置かれており、年中、訪れる人の絶えない山です。
特に、カタクリの群落は壮大で、春には多くの登山者が花を求めてやってきます。

タムシバ
タムシバ

イワウチワ
イワウチワ

カタクリの群生
南魚沼市の花 カタクリ

薬師尾根コース

駐車場の画像
駐車場
鳥坂神社の画像
登山道の登りはじめにある「坂戸薬師堂」

薬師尾根コースはゆるやかな坂道から始まり、すぐに整備された階段状の急登となります。

登山道
所々で石仏がお見送りしてくれます

山道

坂戸山登山道

6合目
6合目

7合目
7合目

坂戸山登山道の様子
7合目~8合目の間にある休憩スペース

8合目
8合目

9合目
9合目

鉄階段の画像
頂上直下、9合目の鉄の階段を登ると山頂です。

頂上の社
山頂には富士権現を祭った社があります。
山頂の画像
東京スカイツリーと同じ標高634mです

頂上からの眺望

山頂からは、天気が良ければ苗場山、平標山、谷川岳、中ノ岳、八海山、守門岳など周囲の山々の絶景が楽しめます。
また、間近には金城山と巻機山が聳えています。

八海山側の眺望
八海山

坂戸山下り
下りは薬師尾根コースだと1時間程度で、駐車場です。
しかし、急な下降で、膝には決して優しいコースとは言えません。
山での事故は下りに多いことを肝に銘じましょう。
天気が良ければ、軽装で、一人でも楽しめるすばらしい山です。

今回は展望のよい「薬師尾根コース」をご紹介しましたが、春のカタクリを楽しみたい方には「城坂コース」がおすすめです。
四季折々の坂戸山の風景を是非お楽しみください。
カタクリ&トレッキングマップ(六日町観光協会) [PDFファイル/9.37MB]

かたくりの画像
カタクリ(4月中旬~5月初旬)

山野草
イカリソウ

坂戸山からの眺望
雲海

坂戸山百八灯
坂戸山山開き「百八灯」

アクセスなど

  • 所在地:南魚沼市坂戸
  • アクセス:関越自動車道六日町ICから車で10分
         JR上越線六日町駅から徒歩で20分
  • 駐車場:約10台

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問い合わせ先

南魚沼市観光協会 電話025-783-3377

 

補足事項
掲載内容については正確を期すよう努めていますが、掲載誤りや不十分な点がある場合があります。
ご利用の詳細につきましては直接、施設管理者(上記問い合わせ先)へお問い合わせください。

更新履歴
掲載日:2013年10月15日
最終更新日:2021年7月8日

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