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10月19日(日曜日)、県内酪農発祥の地・阿賀野市にて、100年以上の歴史を持つ「株式会社神田酪農」で親子農場見学会を開催しました。県内各地から親子7組14名が参加し、酪農の現場を見て・聞いて・触れて・味わって、畜産や県産畜産物への理解を深めました。
参加者は阿賀野市の「道の駅あがの」に集合。駅長の坂井さんから「当道の駅は一次産業の応援に力を入れている。今日のようなイベントを通じて、皆さんにも応援していただけたら嬉しいです」とのご挨拶がありました。
バスで神田酪農へ移動後、代表の神田さんから農場の飼養頭数や勤務体系、酪農ヘルパー(※1)についての説明がありました。
搾乳牛舎では、牛の胃の実物大パネルを使って牛の生態を学び、「大きいね!」「そんなに食べるんですか?」と驚きの声が上がりました。県産の稲WCS(※2)やしょう油かすを使った飼料の説明では、実際ににおいを嗅いでみるなど、五感を使った体験も行われました。
※1酪農ヘルパー:酪農家が休暇を取る際や病気などの理由で作業ができないときに、代わりに牛の世話をする人
※2 稲WCS:稲を丸ごと(穂、茎、葉)収穫し、発酵させて作る牛の飼料
子牛舎では、分娩の周期や性別による育て方の違いなどを学び、子牛へのえさやり体験を実施。子どもたちは目を輝かせながら、子牛とのふれあいを楽しんでいました。
見学後は、隣接する直営店「みるぱす」で、農場産牛乳「KANDA MILK」の試飲とソフトクリームの試食を行いました。神田さんからは県内や阿賀野市の酪農の現状についてのお話もあり、参加者は熱心に耳を傾けていました。
牛舎内には酪農に関する豆知識の掲示や牛を模した手作りの搾乳体験器もあり、参加者は酪農や搾乳について楽しく学んでいました。
普段はなかなか触れることのない酪農の現場を体験することで、畜産についての知識や関心を深める貴重な機会となりました。