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【魚沼】禁煙にチャレンジしよう!受動喫煙を防止しよう!

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0061776 更新日:2024年4月22日更新
健康立県・たばこのキャッチフレーズ

令和6年度「禁煙週間」のテーマ:たばこの健康影響を知ろう!~たばことCOPDの関係性~

 毎月22日は「禁煙の日」、毎年5月31日は「世界禁煙デー」、5月31日から6月6日は「禁煙週間」です。

 タバコを吸わないことは健康の大前提。周囲のタバコの煙を吸うことでも、肺がんや心臓病にかかりやすくなります。また、令和6年4月から開始している「健康日本21(第三次)」においては、喫煙による健康影響のうち、COPD(慢性閉塞性肺疾患)対策として、新たに「COPDの死亡率の減少」を目標として取り組んでいます。

 今から禁煙しても遅い?そんなことはありません。自分の体のために禁煙を。周りの人達の健康のために受動喫煙のない社会を。どこに行っても空気がきれいな環境の実現に取り組みましょう。

タバコの正体を知っていますか

 タバコの煙には約5,000種類の化学物質、約200種類の有害物質、ダイオキシンやベンツピレンをはじめとする70種類以上の発がん性物質が含まれています。大気汚染問題で注目されているPM2.5と呼ばれる微粒子もタバコの煙の中に大量に含まれています。

 タバコの有害物質の中には、工場溶液や殺虫剤、ライター用の燃料などに含まれる物質が入っています。つまり、喫煙するたびにこれらを肺の奥深くまで吸い込んでいることになります。

加熱式タバコなら大丈夫?

 加熱式タバコは、Iqos(アイコス)やPloom TECH(プルーム・テック)等、タバコの葉っぱを直接または間接的に加熱して発生させた蒸気を吸引するものです。

 加熱式たばこの広告・宣伝では、有害物質や発がん物質の削減をうたうものがありますが、紙巻きタバコと同様に有害化学物質は含まれています。また、販売開始からの年月が浅いため、長期使用に伴う健康影響は明らかになっていません。量が少ないとしても、タバコの煙にさらされることについては安全なレベルというものがなく、喫煙者と受動喫煙者の健康に悪影響を及ぼす可能性が否定できないと考えられています。

喫煙による健康被害にはどんなものがあるでしょうか

 タバコに含まれる三大有害物質が、ニコチン・タール・一酸化炭素です。

 ニコチンは血管を収縮させ、心拍数を増やし、血圧を上昇させ、脳血流を低下させ、認知症が進むことも分かっています。そして、強い依存性がある物質です。またお肌の血行が悪くなり、活性酸素が細胞に結合することで肌が酸化し、肌の老化が進みます。

 タールには多くの発がん性物質が含まれており、肺の組織に直接くっついて肺がんや肺炎、口腔がんや咽頭がん等さまざまな病気を起こします。

 一酸化炭素は血液が運ぶ酸素の量を減少させて体中を酸欠にします。酸欠が続くと血液がドロドロの状態になって、血管がつまりやすい状態になってしまいます。口の中でも歯茎の血流障害が起こるので、歯周病になります。

禁煙外来を実施している医療機関

 たばこをやめられないのは喫煙者の意志の弱さではなく、ニコチンの持つ強い依存性が原因です。一人で頑張るより、医師から治療薬を処方してもらうことにより禁煙成功率が高まります。また、平成18年4月からは、一定の条件を満たした方は健康保険を使って禁煙治療が受けられるようになりました(保険適用については医療機関にご確認ください)。

禁煙の方法、禁煙外来についてはこちらをご覧ください<外部リンク>

 

改正健康増進法により受動喫煙を防ぐための対策が強化されました

 受動喫煙とは 

 受動喫煙とは、タバコを吸わない人が、他人のタバコの煙を吸い込んでしまうことです。受動喫煙により、虚血性心疾患や脳卒中で死亡する危険性が増すほか、がんやCOPD等様々な病気を発症する危険性が高くなることが知られています。妊婦が受動喫煙にさらされると、早産の危険性が高くなることや、新生児の低体重が起こることなども報告されています。子どもが受動喫煙にさらされると、喘息になりやすくなったり、将来の生活習慣病などのリスクを高めてしまいます。

三次喫煙(サードハンド・スモーク)

 その場でタバコを吸っていなくても、喫煙者の息や衣服がタバコ臭いこと、タバコ臭い部屋等にいたあと衣服・毛髪が臭くなる現象を三次喫煙(サードハンド・スモーク)といいます。

 タバコから発生した粒子は、喫煙者の口の中や気管支粘膜、髪や衣類、家具や壁紙、カーテン、子どもの玩具、自動車の内装等に付着し、ガス状成分(タバコ臭)を発生させます。それを第三者が吸引してしまうのが三次喫煙です。タバコの煙がない環境でも、タバコの臭いがわずかでも残っていると、タバコを吸わない人は受動喫煙と同様にタバコ由来の有害物質にさらされていることになります。

受動喫煙のイラスト

改正健康増進法について

 望まない受動喫煙の防止を目的とする改正健康増進法が平成30年7月に成立しました。この改正法により、学校・病院等には令和元年7月1日から敷地内原則禁煙(屋内全面禁煙)が、飲食店・職場等には令和2年4月1日から屋内原則禁煙が義務づけられました。

法改正の趣旨、ポイント等については県ホームページ「健康にいがた21」をご確認ください<外部リンク>

3師会の取組「タバコのない魚沼を目指す医療者宣言」

 平成21年1月、「タバコのない魚沼を目指す医療者宣言」が、3師会(小千谷市魚沼市川口町医師会、小千谷市北魚沼歯科医師会及び小千谷市・魚沼市薬剤師会)の合同で宣言され、この地域の医療機関と保健機関は、禁煙対策を推進する役割を果たすことが定められました。

 『魚沼地域の健康増進維持のために、地域内保健機関・医療機関は、その社会的責任をふまえて、以下の役割を担うことを確認し、歩調をあわせて、地域内禁煙対策を推進することを宣言する。』

  1. 医療者の役割
    1. 医療者は、喫煙習慣を許容する発言をしない。
    2. 医療者は、つねに禁煙を促し、禁煙行動を支援する。
    3. 医療者は、禁煙の具体的方法について、つねに助言できる知識と技術を持つ。
  2. 各機関の役割
    1. 行政は、禁煙推進のための啓発活動を行う。
    2. すべての公共施設は、「施設内禁煙」を目指す。
    3. すべての医療保健施設・教育施設は、「敷地内禁煙」を目指す。
    4. すべての診療施設は、希望するものに対して禁煙治療を直接提供するか、治療可能な施設を紹介する。
    5. 地域内各薬局は、希望するものに対して禁煙補助薬を提供し、禁煙達成まで専門職としてこれを支援する。

地域医療魚沼学校の禁煙教育

地域医療魚沼学校のサイトはこちらから<外部リンク>

 地域医療魚沼学校では、研修で受け入れている医学生や研修医を講師として、魚沼市内の小中学校で禁煙教育を行うなど、特徴ある活動を展開しています。               

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