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花粉症は、花粉によって生じるアレルギ-疾患の総称です。
本県での2024年の春、スギ花粉の飛散がピークを迎える時期は2月下旬から3月下旬、ヒノキ花粉は3月中旬から4月中旬の見込みです。
飛散している花粉が眼や鼻の粘膜に付着すると、体内に抗体がつくられ、花粉を体外へ排出しようとします。
鼻にはくしゃみ、鼻水、鼻詰まりが、眼にはかゆみ、流涙、粘膜の充血、異物感などの症状が起こります。また、頭痛、微熱、だるさなどの全身症状が起こることもあります。
新型コロナウイルス感染症の症状と似ているため、注意が必要です。また、目や鼻等がかゆく、手で不用意に触った場合は、ウイルス感染の危険性も高まります。
花粉情報に注意し、症状が出始める前から対策を取ることが大切です。
【日本気象協会】新潟県の花粉情報<外部リンク>
花粉症予防は、アレルゲン(アレルギーのもととなる物質)である花粉をできるだけ避けることが基本です。花粉に触れなければ、その症状は現れません。
普段の生活では、次の3つのポイントに気を付けましょう。
マスクは、その用途に応じて「家庭用」「医療用」「産業用」の3種類があります。
家庭用マスクは、フィルター部分の素材により、ガーゼタイプと不織布タイプに分けられます。
ガーゼタイプが、糸を織って作られるガーゼを使用しているのに対して、不織布タイプは、熱または機械あるいは化学的に処理をして繊維を絡ませた布である不織布を使用しています。
それぞれ特徴が異なりますので、使用目的に応じて選ぶとよいでしょう。
また、マスクのつけ方が正しくないと、隙間ができて花粉の侵入を防げませんので、注意が必要です。
参考サイト
一般社団法人 日本衛生材料工業連合会<外部リンク>
花粉症の治療は、他の鼻や眼のアレルギーの治療と基本的には同じです。医師と相談して適切に治療を行いましょう。
治療法は、対症療法と根治療法の二つに分けられます。詳しくは関連情報リンクをご覧ください。
対症療法は、内服薬や点鼻薬、点眼薬などが用いられ、症状に応じて薬剤が使い分けされます。この際、副作用等に注意する必要があります。
なお、症状が現われてから薬を服用するよりも、花粉の飛散が始まるとともに薬を服用し始める治療法が有効です。
根治療法には、アレルゲン免疫療法(減感作療法)、舌下免疫療法、花粉等原因抗原の除去と回避があります。
花粉を完全に除去したり回避することは不可能ですが、花粉の付着を避け、少しでも体に入れないことで症状の悪化を防ぐことができます。
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