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高齢者施設及び障害者施設で陽性者が判明した場合の対応について(令和5年5月8日以降)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0539422 更新日:2023年5月11日更新

感染予防・感染拡大防止チェックリスト及びマニュアル

 過去の高齢者・障害者施設での感染症発生事例を踏まえ、感染管理認定看護師から御協力いただき、高齢者・障害者施設向け感染予防・感染拡大防止に係るチェックリスト及びマニュアルを作成しました。

 当該チェックリスト及びマニュアルを御活用いただき、更なる感染予防及び感染拡大防止の徹底をお願いします。

 令和5年5月8日現在 チェックリスト [PDFファイル/339KB]

 令和5年5月8日現在 マニュアル [PDFファイル/1.89MB]

 

施設内でコロナ陽性者が判明した場合

コロナ対策は初期対応が極めて重要です。早期に感染対策を行うことで、新たな感染者や重症者を減らすことができます。

施設内で感染を拡げないため、コロナ陽性者が発生した際に以下4つの対応をお願いします。
下記に具体的内容を記載しておりますので、ご確認ください。 

 

1 陽性者(入所者及び職員)の陽性が判明した場合、相談事があれば保健所へ連絡

2 接触者リスト・施設平面図の準備する

3 感染対策を講じる

4 施設内療養の準備を行う

 

1~4について、施設の全員で共有しながら同時並行で対策を進める必要があります。

 

※高齢者施設・障害者施設は下記のとおりです

【高齢者施設】

【障害者施設】

・養護老人ホーム

・障害福祉サービス事業所(訪問系サービスのみを提供する事業所を除く) 

・特別養護老人ホーム

・障害者支援施設 

・軽費老人ホーム

  ・福祉ホーム 
  ・老人デイサービス事業を行う事業所、老人デイサービスセンター   ・障害児入所施設 

・老人短期入所事業を行う事業所、老人短期入所施設

・児童発達支援センター 

・小規模多機能型居宅介護事業を行う事業所 

・障害児通所支援事業所

・ 老人福祉センター 

・身体障害者社会参加支援施設

・認知症グループホーム

・地域活動支援センター 

・生活支援ハウス 

・盲人ホーム

・ 有料老人ホーム

 

・ サービス付き高齢者向け住宅 

 

・介護老人保健施設

 

・看護小規模多機能型居宅介護事業を行う事業所 

 

・介護医療院 

 

1 陽性者(入所者及び職員)の陽性が判明した場合、相談事があれば保健所へ連絡

保健所は以下の情報を伺った上で、施設内の感染予防・感染拡大防止に係るアドバイスをいたします。

相談前には以下の情報を準備しておくとスムーズです。

〇施設名
〇施設の連絡窓口御担当者名、連絡先
〇陽性者数(それぞれの発症日、入所されている居室)
〇陽性である入所者の施設利用日(陽性者が有症状の場合は発症日の2日前から、無症状の場合検体採取日の2日前からの施設利用の有無を教えてください)
〇陽性である職員の勤務日(陽性者が有症状の場合は発症日の2日前から、無症状の場合検体採取日の2日前からの勤務の有無を教えてください)
〇発熱など体調不良者の人数(入所者・職員それぞれ)
〇施設全体の職員数、入所者数
〇看護師がいる場合、何名配置されているか、看護師の陽性者の有無
〇協力医療機関・嘱託医の医療機関名、医師名

 

集団発生報告について

 令和5年5月8日以降は季節性インフルエンザ等と同様に5類感染症となることに伴い、社会福祉施設等から市町村等の社会福祉施設等主幹部局及び保健所へ集団発生報告を行う必要があります。

 【集団発生報告基準】

 社会福祉施設等の施設長は、次のア、イ又はウの場合は、市町村等の社会福祉施設等主管部局に迅速に、感染症又は食中毒が疑われる者等の人数、症状、 対応状況等を報告するとともに、併せて保健所に報告し、指示を求めるなどの措置を講ずること。

 ア. 同一の感染症若しくは食中毒による又はそれらによると疑われる死亡者又は重篤患者が1週間内に2名以上発生した場合

 イ. 同一の感染症若しくは食中毒の患者又はそれらが疑われる者が 10 名以上又は全利用者の半数以上発生した場合

 ウ. ア及びイに該当しない場合であっても、通常の発生動向を上回る感染症等の発生が疑われ、特に施設長が報告を必要と認めた場合 ​

【通知】「社会福祉施設等における感染症等発生時に係る報告について」の一部改正について [PDFファイル/63KB]

(別添)社会福祉施設等における感染症等発生時に係る報告について [PDFファイル/107KB]

2 リスト・施設平面図の準備する
保健所から求めがあった際にすぐに提出できるよう、準備しておきましょう。

 

  • 入所者・職員の接触者リスト

   ※陽性者の発症日(無症状の場合、検体採取日)の2日前から接触があった者について記載してください。

   【参考:接触者リスト [Excelファイル/30KB]

  • 施設平面図(可能なら、入所者の名前が入っているもの)

3 感染対策を講じる

感染管理責任者(看護師・管理職等)が早急に行うべきこと

□ 陽性者のケアを行う職員を固定する

□ 陽性者のケアを行う担当職員とそれ以外の入所者のケアを行う職員の接触を可能な限り減らす(更衣室やトイレを分ける、休憩室を複数設置するなど)

□ 適切な防護具の着脱を指導する(参考:下記(2)陽性者を隔離しましょう参照)

□ 作成した接触者リストをもとに、陽性者・濃厚接触者のゾーニングを計画する(参考:下記(2)陽性者を隔離しましょう参照)

□ 必要に応じて、現場の職員に施設内消毒の指示をする

 

(1)必要な資材が揃っているか確認しましょう

  • ​防護具(ガウン)
  • 手袋
  • マスク
  • ゴーグル・フェイスシールド
  • ヘアキャップ
  • 消毒液 

  など

 資材が不足している場合の問い合わせ先

 高齢者施設の方:新潟県高齢福祉保健課 025‐280‐5193
 障害者施設の方:新潟県障害福祉課   025-280-5918

(2)陽性者を隔離しましょう

1 陽性者のいる区域に立ち入る職員は防護具等を着用しましょう

防護具等を正しく着用することで、ケアを行う職員や、感染していない入所者への感染を防止することができます。

特に脱ぐときは注意が必要!
ウイルスは防護具の外側についているので、綺麗になった手などで防護具の外側に触れないように意識して脱いでください。

【防護具等の着脱方法】

PPE:通常の場面

 

N95マスクの着用を要する場面

 

PPE:N95マスク着脱の場面

スタッフが防護具をつけてレッドゾーンに入ったら

・飲食、トイレはできません。レッドゾーン内のみ動きます。
・途中サージカルマスクからN95マスクへの付け替えもできません。
・防護具の内側に触れることはできません。
・休憩が2時間ごとに取れるように配慮しましょう。

 

2 ゾーニング(区画分け)しましょう

ゾーニングとは、感染している人・感染していない人・疑いがある人・それに至る導線を誰でも分かるように、分けることです。

 

ゾーニングの考え方

 

ゾーニングの考え方②

 

陽性者・濃厚接触者を個室に移動させることができる場合は個室に移動させてください

 

ゾーニング前

 

ゾーニング後

 

ゾーニング後②

 

ゾーニング後③

 

4 施設内療養の準備を行う

ハイリスク者であっても、病状によっては入院とはならず、施設内で療養する可能性があります。

高齢者の場合、初期は軽症・無症状であっても、急に重症化する場合があります。早期に治療することで重症化を防ぐことができるので、施設内でできる限りの治療ができるように準備しましょう。

(1)協力医療機関・嘱託医に連絡し、下記を確認しましょう

入所者の現在の症状、基礎疾患などを報告の上、検査やコロナ治療薬、受診、入院の必要性について指示・助言を受ける

(2)入所者の治療について、ご本人やご家族の意向を確認しましょう

(3)​施設内の体制を検討する

陽性者の療養期間・濃厚接触者の待期期間を含め、2週間から長くて1か月程度はこの対応が続きます。職員の勤務シフトや物品の確保など現在の対応が可能な状況であるかどうか確認しましょう。​

 

 

【新潟県関連リンク】

 高齢者施設について:新潟県福祉保健部高齢福祉保健課

 障害者施設について:新潟県福祉保健部障害福祉課

 

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