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【新発田】第7回地域ふるわせ座談会(イベント仕掛人)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0635574 更新日:2024年7月1日更新

新発田地域振興局では、地域をもっと面白くしようとする様々な方と局長とによる座談会を行っています。
第7回目は、様々なイベントの若き仕掛人をお迎えして懇談した模様をお届けします。

第7回地域ふるわせ座談会~イベント仕掛人

座談会参加者

    座談会イベント仕掛人1

参加者(写真左より)
  ●星野 親​さん(株式会社エンジュ)
  ●​杉﨑 潤さん(SWELD design)
  ●長坂 菜摘さん(SEIKŌUKI)
  ●渡邉 和輝さん(オオナガタニ2.0フェス 実行委員長)
  ●森 麻衣子さん(胎内市集落支援員)
  ●平野 伸哉さん(BASE CRAFTER)
  ●小熊 龍太郎さん(BASE CRAFTER)
​  ●阿部 久紀(新発田地域振興局長)

自己紹介・現在の活動

小熊 龍太郎さん(BASE CRAFTER)

・胎内市の活用されていない場所を有効活用しながら、マルシェ等を開催し、胎内市を人が集うまちにしたい。
・令和6年6月1日、村松浜海水浴場の駐車場でマルシェ(slowcal marche)を開催した。出店者は胎内市・村上市など胎内市近辺に限定して開催したが、今秋は、新潟市、新発田市などから出店者を募り、周辺地域から胎内市に人が集うように企画しようと考えている。
 BASE CRAFTER<外部リンク>

平野 伸哉さん(BASE CRAFTER)

・村松浜海水浴場の駐車場でマルシェ(slowcal marche)を開催し、草刈り等の整備も兼ねて海水浴場の夏場以外の活用に取り組んでいる。
・マルシェ開催にあたり、マンネリ化しないよう目玉となる企画を考え、変化させながら取組を続けていきたい。

長坂 菜摘さん(SEIKŌUKI)

・普段は三条に店を構え、カフェを経営している。
・新潟では大規模な蚤の市はあまりなく、小規模なものが多数存在している印象。今回初開催した大規模な蚤の市「海辺のバザール」は、県外からの出店者を呼び込み、県外からの誘客を目指した。県外からの誘客は難しかったけれど、県内遠方から来場してくれた。
・「海辺のバザール」は、東京蚤の市が発想の元となっているが、新潟ならではの自然、景色を重視することで差別化を図っている。
・自身が主催する~ハレ×アメ~ethical marcheについて、去年の秋、BASECRAFTERと一緒に「エシカル(倫理的な行動)」をテーマに開催した。
 SEIKŌUKI<外部リンク>
 海辺のバザール<外部リンク>

杉﨑 潤さん(SWELD design)

・拠点は新潟市の沼垂テラスでオーダー家具製作、店舗内装等を行っている。古着屋も併設。
・沼垂朝市の実行委員。外部出店の調整を担当している。
・蚤の市「海辺のバザール」の着地点は、空き家問題であると個人的に考えている。若い人達には古いもの、今あるものをうまく活用してほしいし、更に、より大きな問題(空き家)に目を向けていってほしいと思っている(食器<古着<家具<空き家)。
 SWELD design<外部リンク>

渡邉 和輝さん(オオナガタニ2.0フェス 実行委員長、VOST COFFEE)

・店舗を持たずイベントや許可を受けた場所でコーヒーを販売する事業を展開している。
・人口約50人の大長谷集落を盛り上げようと、昨年初めて実行委員長として「オオナガタニ2.0フェス」を開催。胎内市、村上市から約20店舗が出店。今後、年1回のペースで開催を予定している。
・今年の開催は、9月1日を予定しており、新潟市や三条市などで活躍している出店者も集め、一層の誘客を図りたい。
・このイベントが、大長谷集落の地方創生の小さな第一歩となり、続けていくことで、活性化を図っていきたい。
 オオナガタニ2.0フェス<外部リンク>

森 麻衣子さん(胎内市集落支援員)

・4年間は胎内市地域おこし協力隊員として、現在は集落支援員として大長谷集落に住み活動している。
・大長谷集落は人口50人程度、子どもは3人しかいない、胎内市でもトップレベルの高齢化集落。
・ミッションは、集落の内の人と外の人をつなげること。これまでも、外で活躍する人を大長谷に積極的に呼び込む活動をしていたが、偶然、渡邉さんが大長谷を訪れた際、「この田舎の景色は若者にも刺さる」と捉えられ、これはチャンスだと思い、一緒にオオナガタニ2.0フェスを開催した。
 胎内市地域おこし協力隊<外部リンク>

星野 親さん(株式会社エンジュ)

・敬和学園大学、新発田地域振興局とのコラボにより地域活性化プロジェクトとして、Instagram「しばたニア」を開設し、新発田地域の飲食店やイベントなどの情報を発信している。
 株式会社エンジュ<外部リンク>
​ しばたニア<外部リンク>

座談会イベント仕掛人2

 

座談会の様子

各々が実施したイベントや、出店者として数々のイベントに参加した実績を踏まえ、イベントを持続させるための工夫や情報発信、行政との連携等、活発な意見交換が行われました。

その一部をご紹介します。

■イベントが乱立する中で、目的が明確になっており、コンセプトに合致した会場でのイベントが生き残るのではないか。

■集客には、出店者の人気もあるが、イベントのコンセプトや会場の雰囲気とマッチしていることが重要だと感じている。

■毎回同じ会場でイベントを開催すると、来訪者にはマンネリ化したイベントに映ってしまう。マルシェの強みは、特定の場所に固定されずに開催できるため、今まで行ったことのない土地で開催することで魅力を高めることができると考えている。

(局長)新発田地域には魅力的な土地がたくさんあるので、皆さんに紹介していきたい。

■情報発信は、個人や出店者のSNSだけでは偏った周知になってしまうため、行政からも広報してもらえるとありがたいし、力になる。

(局長)できることは協力したいと思うし、これまでの座談会での連携により新たに生まれた情報発信手段「しばたニア<外部リンク>」も活用したい。

■大規模なイベントを開催する際、会場の使用料が高額になってしまう。県や市町村からイベントを応援してもらい、使用料を減免するなどしてもらえるとありがたい。

■イベントに活用できる行政の補助金情報や補助メニューの手続きは分かりにくく、補助金申請に時間を割くのか、協賛金を集めた方がよいのか悩む。

■物品の貸し出しについて、大規模イベント開催により不足する場合は、近隣の市町村が協力して貸し出しできる仕組みがあるとよい。

(局長)開催地の市町村単体では対応しきれない可能性もあり、県地域機関として関係者との仲立ちや連携など支援したい。

座談会イベント仕掛人3

座談会イベント仕掛人4

座談会イベント仕掛人5

【座談会を終えて局長つぶやき】

新発田地域の内外でのマルシェなどのイベントで、誘客や経済的な成果を上げる若手達から、取り組みの秘訣や課題などを伺った。催事の伸展に伴う会場探しや設備調達などの悩みについては、開催地の市町村単体では対応しきれない可能性もあり、県地域機関として関係者との仲立ちや連携など支援したい。

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