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新発田地域振興局では、管内の地域をもっと面白くしようとする様々な方と局長が意見交換をする座談会を始めました。
第4回目は、新潟職業能力開発短期大学校2年生の皆さんと新発田市にあるキャンパスで懇談した模様をお届けします。
学 生(写真右より)
●吉澤 忍(じん)さん(住居環境科・2年)
●水澤 碧心(あおい)さん(電子情報技術科・2年)
●斎藤 聖(しょう)さん(生産技術科・2年)
●小野 莞吹(いぶき)さん(電気エネルギー制御科・2年)
阿部局長(写真左)
・車が好きで、そこに使われている電気に興味があり入学した。高校は普通科卒なので電気の勉強は初めてで苦労が多かったが、今は理解できるようになった。
・親が建築関係の仕事に携わっていて、仕事を見に行ったことがある。縁の下の仕事で魅力的に見えたことから、建築の勉強をしたいと思うようになった。入学したばかりの頃は建築用語を覚えるのが大変だったが、少人数指導のおかげで助かっている。
・高校は工業科卒業で機械加工をメインに履修した。設計をやりたいと思い入学した。実際学んでみて幅が広がったと感じている。
・コンピューターに興味があり、プログラミングをやってみたいと思った。最初はわからないことばかりだったが、履修していくうちに苦にならなくなり、今は楽しみ。
・新発田市は神社など歴史的なスポットが多くあるが、若い人はその魅力を理解できない人も多いと思う。はやりのものを取り入れることができれば、興味を持つ若者も出てくるのではないか。
・若者が住むまちは働けるまちでもある。聖籠町や胎内市には大きな企業が多くあり、食べるところやコンビニ、スーパーなどもそれなりある。しかし新発田市には大きな企業があまりなく、若者が働けるまちになっていない。車社会の割に駐車場が少ないこともマイナス。
・新発田市にはスーパーや家電量販店などもあり、住むには不自由しないまちだ。しかし、若者が住むということになると疑問符がつく。休日、遊びに行くところが少ないからだ。
・自分のまわりの友人は地元、中条(胎内市)がいいと言っている。買い物をする店は近くにあり、自分も中条で生活するのが一番いいと思っている。確かに遊ぶところは少ないが、遊びたい時は新潟市に行く。
・ロボットを制作している。先輩が作ったロボットの足回りを改良し、コンテストに出場したい。
・インテリア模型を作っている。10分の1サイズの椅子の模型を8月のオープンキャンパスで披露した。11月に開催される文化祭で模型の組み立てを体験してもらおうと考えている。
・小型風力発電機を試作している。羽の長さは30cm弱で、LEDの点灯は確認できている。理論値どおりであればスマホの充電が可能となる。
・商店街を紹介するアプリを開発している。歩きながら店舗や商品の案内を受けられるもの。先輩が作ったものを改良して3Dモデルなど機能を追加して、誰でも使えるフリーソフトにしたいと考えている。
令和4年度卒業制作の電動車
F1日本グランプリの開催地、鈴鹿サーキットにて競技会出場
(新潟職業能力開発短期大学校提供)
【座談会を終えて局長つぶやき】
国の設置による新潟職業能力開発短期大学校の学生さんから、実践的スキルを得て名の知れた県内企業への就職内定や、富山にある系列大学校へ編入予定などと将来が楽しみな話がたくさん聴けた。
求人が多く大卒資格まで目指せるのに定員割れしているのは残念。新発田地域に縁を深める若者が増えるよう内外へのPRに尽力したい。
新発田市内にある校舎
金属加工の実習、モノづくりの基礎技術は少人数指導で習得
新潟職業能力開発短期大学校<外部リンク>