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【南魚沼・湯沢の魅力】瑞祥庵(ずいしょうあん)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0123494 更新日:2019年9月2日更新

南魚沼郡湯沢町土樽のお寺瑞祥庵にある、石川雲蝶作の仁王像をご紹介します。
迫力のある彫刻は必見です。

日本のミケランジェロ 石川雲蝶(いしかわ うんちょう)の仁王像

中央の建物に仁王像が安置されている画像
中央の建物に仁王像が安置されています

緑と静けさに囲まれた曹洞宗のお寺、瑞祥庵には一対の仁王像が安置されています。

作者は、幕末から明治初年に越後で才腕を振るった石川雲蝶です。雲蝶は、文化11(1814)年、江戸雑司ヶ谷(現:東京都豊島区)に生まれ、本名は石川安兵衛といいました。30代前半に、「良い酒とノミを終生与える」という条件で、越後入りし、多くの作品を残しました。
無類の酒好きで、女性も大好き。賭けに負けて仕事を引き受けたりするなど破天荒な人柄でしたが、ノミを握れば神業的な作品を手掛けたといいます。
雲蝶の作品は、重厚感と迫力、かと思えばモチーフをやさしく表現する繊細さと鮮やかな彩色。その美しさに魅せられ、思わず作品の前に立ち止まってしまう。
雲蝶は「日本のミケランジェロ」とも称され、作品は木彫りにとどまらず、石の彫刻や襖絵や漆喰、障子など、どれをとってもダイナミックな世界観が表現されており、150年を経てなお人々を魅了している。
そんな雲蝶が手掛けた、瑞祥庵の仁王像をご紹介いたします。

仁王像の画像
仁王像

湯沢町の指定文化財の看板画像
湯沢町の指定文化財になっています

色彩鮮やか、迫力の彫刻

吽形 像高183.0センチの画像
吽形 像高183.0センチ

阿形 像高173.5センチの画像
阿形 像高173.5センチ

この仁王像、いつ頃の作品か明らかではありませんが、楼門が再建されたのが弘化4(1847)年でそれから数年後であると伝えられており、安政以後の作と推定されているそうです。
さて、どちらが阿形(あぎょう)で、どちらが吽形(うんぎょう)かわかりますか。

阿形の画像
阿形

こちらは、阿形(あぎょう)です。
力強い目、大きく開いた口からは今にも「あ!」と聞こえそうな迫力があります。

邪鬼を踏みつける足の画像
邪鬼を踏みつける足

台座は邪鬼です。邪鬼を踏みつける足、まるで手の指のように長い足指に目を引かれました。
雲蝶は彫刻の際に、何かを参考にしながら彫ったのでしょうか。
もしかしたら自分の足を参考にしたのかもしれません。気になります。

吽形の画像
吽形

こちらが、吽形(うんぎょう)です。
「ん!」と口を真一文字に結んでいます。
大きく反り返った左手が魅力的です。
口や眉毛、そしてこの手など絶妙なカーブが雲蝶の特徴なのでしょうか。

表情がおもしろい邪鬼の画像
表情がおもしろい邪鬼

吽形に踏みつけられる邪鬼は、切ないような、なんともユニークな表情をしています。
昭和63(1988)年の楼門の改修時に雲蝶の刻銘を探し、仁王像本体には見つからず台座にあったのを確認したそうです。
台座の裏には「三條彫工・石川匠雲蝶」と刻まれています。

どちらの像も、手足にわたり一本一本丁寧に体毛が描き込まれており、赤、青、緑や金など色鮮やかに彩色されているのが特徴的です。
実はこの彩色は、昭和4(1929)年に小千谷の仏師によって修理が行われた際に施されたものだそうです。
雲蝶が本来どのような色使いをしていたのか、想像しながら鑑賞してみるのもよいでしょう。

緑に囲まれる楼門の後ろからの画像
楼門を後ろから撮影。緑に囲まれています。

楼門を通ると、木々の緑に囲まれ涼しさを感じます。
瑞祥庵の近くには湯沢中里ホタルの里もあり、時期になると周辺ではホタルを見ることもできるそうです。
雲蝶の作品は、越後各地はもとより、魚沼地域に多く残されていますので、この機会に瑞祥庵の仁王像を始め作品巡りをしてみてはいかかでしょうか。

アクセスなど

  • 所在地:南魚沼郡湯沢町土樽4595
  • アクセス:関越自動車道湯沢ICから車で約10分
         JR上越線越後中里駅から徒歩で約12分
  • 拝観料:無料
  • 拝観時間:拝観自由(冬期間は雪囲いのため、ご覧いただけません)
  • 駐車場:なし

問い合わせ先

湯沢町観光協会 電話025-785-5505

 

補足事項
掲載内容については正確を期すよう努めていますが、掲載誤りや不十分な点がある場合があります。
ご利用の詳細につきましては直接、施設管理者(上記問い合わせ先)へお問い合わせください。

変更履歴
2014年6月6日、2015年6月24日雲蝶生誕200年の説明削除、2018年3月28日番地、レイアウト等修正、2019年9月2日システムリニューアルに伴うレイアウト変更

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