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「雪国」湯沢の暮らしに関わる道具や、川端康成の小説「雪国」に因んだ品々が展示されている、湯沢町歴史民俗資料館「雪国館」をご紹介します。
※「雪国館」の開館状況は、雪国館公式ホームページ<外部リンク>、もしくはお電話(025-784ー3965)でのご確認をお願いいたします。
こちらはJR越後湯沢駅西口から徒歩7分。おみやげ屋さんや旅館が並ぶ、温泉通りにあります。
隣には無料の足湯「かんなっくり」もあります。
移築された茶の間には、様々な道具が展示されています
受付のある2階には、民家の茶の間が移築されています。明治~昭和初期頃までの昔懐かしい家具や道具が展示されています。
こちらの茶の間には靴を脱いであがることができ、先人の知恵が生きた道具を間近に見ることができます。
多くの道具が、木やワラ等を使って作られており、その使い方などが紹介されています。
右から、赤ちゃんを入れた「ワラつぐら」、まんなかが「飯つぐら」、左が「ねこつぐら」
縄ない機 縄を編む道具で大きさは2メートルほど
「春」の展示物が集められたコーナー 田植えの道具が揃っています
3階の民俗コーナーでは、数多くの道具が四季毎に分けられ展示されています。
例えば、田植えの始まる春のコーナーには、苗を一列に植えるために、田んぼの中で転がして線をつける田植え枠と呼ばれる道具や、鍬やすきなどが、夏のコーナーには養蚕や機織りのための道具、秋のコーナーには収穫や脱穀の道具等が展示されています。
全てが手作業で行われていた時代の苦労や知恵をうかがうことができます。
夏のコーナー まぶしと呼ばれる養蚕の道具
秋のコーナー 千歯こきと呼ばれる脱穀に使われる道具
「冬」の道具が集められたコーナー ソリやスキー等
冬のコーナーでは、雪と共に暮らす、まさに雪国の知恵のつまった雪国ならではと言える道具が展示されています。
荷物を運ぶための大きなソリや、今の時代では考えられないほど長くて重たい木製のスキー等が展示されています。
2011年にはレルヒ少佐から、日本にスキーが伝えられてちょうど100年ということで、スキー場の多い湯沢町でも多くのイベントが開催されました。そんな伝来当初のスキーや、レルヒ少佐のスキーをする様子が映った写真なども展示されています。
木で作られたスキー
スキー伝来当時の写真
川端康成が実際に使用していた品々
1階では川端康成の小説「雪国」に関する日本画14点や、川端康成が実際に着用していた着物や文房具など、「雪国」に関する品々が展示されています。
さらに、小説「雪国」のヒロインである駒子の部屋が再現されているスペースでは、窓の外を望む駒子が、実際に目の前にいるかのようです。全ての展示物を見終わる頃には、皆さんすっかり小説「雪国」の世界へ浸っているのではないでしょうか。
「雪国」日本画の世界
駒子の部屋
地図で南魚沼の美術館・博物館を表示<外部リンク>
湯沢町歴史民俗資料館「雪国館」 電話 025-784-3965
湯沢町歴史民俗資料館 雪国館ホームページ<外部リンク>
【補足事項】
本ページは新潟県南魚沼地域振興局企画振興部が作成しています。
掲載内容については正確を期すよう努めていますが、情報が不足する点もあります。
ご利用の詳細及び最新情報につきましては直接、施設管理者(上記問い合わせ先)へお問い合わせ願います。