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「雪国」湯沢の暮らしに関わる道具や、川端康成の小説「雪国」に因んだ品々が展示されている、湯沢町歴史民俗資料館「雪国館」をご紹介します。
こちらはJR越後湯沢駅西口から徒歩7分。おみやげ屋さんや旅館が並ぶ、温泉通りにあります。
隣には無料の足湯「かんなっくり」(※冬季は閉鎖)もあります。
川端康成の小説「雪国」に関する日本画14点のほか、有名な冒頭の一文を書いた川端康成直筆の書や、生前愛用した貴重な品々が展示されています。
川端康成が実際に使用していた品々
日本画「雪国」の世界
2階には、小説「雪国」のヒロインである駒子の部屋が再現されているスペースがあります。窓の外を望む駒子が、実在していた人物のような気がしてきます。
こちらには民家の茶の間が移築されていて、明治~昭和初期頃までの生活の様子が再現されています。
この茶の間は靴を脱いであがることができ、先人の知恵が生きた道具を間近に見ることができます。多くの道具が、木やワラ等を使って作られており、その使い方などが紹介されています。
右から、赤ちゃんを入れた「ワラつぐら」、まんなかが「飯つぐら」、左が「ねこつぐら」
縄ない機 縄を編む道具で大きさは2メートルほど
3階の民俗コーナーでは、数多くの道具が四季毎に分けられ展示されています。
例えば、田植えの始まる春のコーナーには、苗を一列に植えるために、田んぼの中で転がして線をつける田植え枠と呼ばれる道具や、鍬やすきなどが、夏のコーナーには養蚕や機織りのための道具、秋のコーナーには収穫や脱穀の道具等が展示されています。
全てが手作業で行われていた時代の苦労や知恵をうかがうことができます。
「雪解けの春」田植えの道具が揃っています
「蝉時雨の夏」まぶしと呼ばれる養蚕の道具
「収穫の秋」千歯こきと呼ばれる脱穀に使われる道具
「越冬の冬」ソリやスキー等
冬のコーナーでは、雪と共に暮らす、まさに雪国の知恵のつまった雪国ならではと言える道具が展示され、荷物を運ぶための大きなソリ「山ぞり」等が展示されています。
歴史コーナーでは約27万枚という全国二位の出土枚数を誇る「石白古銭」、三国街道関係の資料やスキーの展示、小説「雪国」の初版本や解説パネルなど、湯沢を多方面から知ることができます。
地図で南魚沼の美術館・博物館を表示<外部リンク>
湯沢町歴史民俗資料館「雪国館」 電話 025-784-3965
湯沢町歴史民俗資料館 雪国館ホームページ<外部リンク>
【補足事項】
本ページは新潟県南魚沼地域振興局企画振興部が作成しています。
掲載内容については正確を期すよう努めていますが、情報が不足する点もあります。
ご利用の詳細及び最新情報につきましては直接、施設管理者(上記問い合わせ先)へお問い合わせ願います。