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八海山は日本二百名山の一つで、越後駒ヶ岳・中ノ岳とともに、越後三山の一つとしても知られています。(標高1,778m)
頂上一帯はギザギザの岩場(八ツ峰)となっており、その特徴的な容姿は南魚沼のシンボルとなっています。
霊峰八海山ともよばれ、古くから信仰の山とされている八海山は、標高のわりには険しく、まさに修行の山でした。
現在はロープウェーで、4合目まで、あっという間に行くことができるようになりました。
体力に自信がない方やお子様連れでも気軽に新緑や紅葉を楽しめます。
また登山コースにもなっており、そのまま山頂をめざす登山客も多数利用しています。
紅葉のシーズンともなると、観光客や登山客で混み合うこともあります。余裕をもって出かけましょう。
山麓駅から望む山頂駅
八海山ロープウェーは、標高376mにある山麓駅から標高1,147mにある山頂駅まで、時速約36kmで一気に登ることができます。所要時間わずか5~7分。近くで見る八ツ峰は険しくも美しい!
春にはブナの新緑やタムシバ、秋は紅葉から初冠雪まで、四季折々の美しさを見せてくれます。
八海山ロープウェー山頂駅から望む景色
山頂駅に到着すると、明らかに気温の違いを感じます。
そして景色に目をやれば、南魚沼の絶景が広がります。
山頂駅から見て左側に5分ほど登ると展望台があります。
右側は登山道になりますが、登り始めの付近はなだらかなので、無理のない範囲でトレッキングを楽しむのもいいでしょう。
南魚沼を一望し、ひんやりした山の空気をたっぷり吸い込めば、日頃のストレスも吹っ飛びます。
今回は地蔵岳までの登山コースにチャレンジしました。
赤い鳥居をくぐると八海山登山コースになります。
紅葉シーズンは登山客も多く、途中行列ができることもあります。
青空に映える紅葉
6合目女人堂までは比較的なだらかで、初心者でも挑戦しやすいコースです。
6合目付近から見た漕池(こぎいけ)周辺の紅葉
次は薬師岳から9合目、千本檜小屋をめざします。
ここからは急登となります。
信仰の山だけあって、そこかしこに石仏が祀られています。
旅の無事を願って手を合わせます。
千本檜小屋
9合目に到着したらお待ちかねのおにぎりタイムです!
登山のお弁当と言えば、やっぱりおにぎり!八海山のある南魚沼は、有名なコシヒカリの産地です。さらに、紅葉のシーズンは、新米のシーズン!となれば、八海山登山には、南魚沼産コシヒカリのおにぎりを持って行ければベターですね!
南魚沼産コシヒカリを育む澄んだ南魚沼の空気、その中でも格別に澄んだ八海山山頂の空気は、おにぎりの風味をさらに高めてくれるでしょう。
たくさんの登山客で賑わいます。
励ましあい、語り合いながら、登山した家族や仲間とおいしいおにぎりを食べれば、疲れは半減、おいしさは倍増です。
ここ9合目を目的地とする登山は危険度低めで、ここで折り返す方もたくさんいます。
この先は上級者向けコースとなり、危険度が一気に上がります!
ここから八ツ峰に突入です!
八海山山頂は、地蔵岳、不動岳、七曜岳、白河岳、釈迦岳、摩利支岳、剣ヶ峰、大日岳という8つの岩峰、通称「八ッ峰」で構成されています。
切り立った岩山に鎖場が続きます。滑落しないように、十分注意しましょう!
地蔵岳で思いを馳せる
そのうちの地蔵岳はNHKの大河ドラマ「天地人」のオープニング映像で使用されました。広がる大空と大地に挟まれたこの場所で、郷土を愛しそこに住む人々を愛した直江兼続に思いを馳せてはいかがでしょうか。
地蔵岳から望む大地と大空
残念ながら今回はここまで。体を鍛えていつか八ツ峰制覇するぞ~!
ちなみに今回の私たちの登山日程は以下のとおりです。
9時00分 八海山ロープウェー(山麓駅)発
9時30分 八海山ロープウェー(山頂駅)から登山開始
11時00分 女人堂(にょにんどう)
12時00分 千本檜小屋(せんぼんひのきごや)
昼食、体力に自信のある方は八ツ峰方面へ
14時00分 下山開始
16時00分 八海山ロープウェー(山頂駅)発
16時30分 八海山ロープウェー(山麓駅)着
八海山山頂を目指すとすると、ロープウェーを利用しても1日かかります。
プランをしっかりたてて、装備はしっかりしましょう。
※かならず入山届は提出してください。
※紅葉シーズンは、八海山ロープウェーはかなり混雑して、乗るまでにもかなり時間がかかる場合もあります。
私たちも下山の際、かなり時間がかかり、山麓駅に着いたのは17時を過ぎてました。余裕を持ったプランをたてましょう。
また、八海山には、いくつかの登山コースがあります。八海山トレッキングガイドを参考に、体力に合わせたルートを検討しましょう。
八海山トレッキングガイド(八海山ロープウェー公式ホームページ内)<外部リンク>
「八海山」というと、お酒の「清酒八海山」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
八海山登山の後は清酒八海山で「はっぱき脱ぎ」はいかかですか?
「はっぱき」とは、すねに巻く脚絆(きゃはん)のことで、長旅から帰ったらまず脚絆を脱ぎ、無事に帰れたことを喜び、感謝します。そこから旅行の慰労会のことを魚沼の方言で「はっぱき脱ぎ」と言います。
無事に帰れたことを祝って(ただ飲みたいだけ?)清酒八海山で乾杯!
八海山以外にも南魚沼には地酒やワイン、クラフトビールなど、おいしいお酒がそろっています。
疲れた体を優しく癒やしてくれますよ。
六日町八海山スキー場 電話025-775-3311
【補足事項】
本ページは新潟県南魚沼地域振興局企画振興部が作成しています。
掲載内容については正確を期すよう努めていますが、情報が不足する点もあります。
ご利用の詳細及び最新情報につきましては直接、施設管理者(上記問い合わせ先)へお問い合わせ願います。
更新履歴
掲載日:2014年7月1日
最終更新日:2021年1月27日