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魚沼丘陵の尾根に沿って走り、南魚沼の季節の移り変わりを楽しむことができる、約20kmの県道「魚沼スカイライン」をご紹介します。
日本一の大河、信濃川とその支流、魚野川との間に連なる標高1,000m前後の山脈を尾根づたいに走る魚沼スカイラインは、十日町の十二峠と南魚沼市のハ箇峠を結ぶ約20kmのルートです。
冬期間は積雪のため通行することはできませんが、新緑と残雪のコントラストや秋の紅葉など、四季折々の表情に加え、眼下に広がる夜景や満天の星、雲海も気軽に楽しむことができます。
またスカイラインから少し山に足を踏み入れるとブナ林を散策できるトレッキングコースもあり、いろいろな楽しみ方をすることができます。
関越自動車道の越後湯沢IC(20分)、塩沢石打IC(10分)、六日町IC(5分)から短時間でスカイラインに入ることができ、アクセスも良好です。
※()内は、各ICからスカイラインへのおよそのアクセス所要時間です。
魚沼スカイライン十日町展望台から浦佐方面
途中に五ケ所にある展望台からは、南魚沼の町並みはもちろん、霊峰八海山をはじめ、巻機山・谷川岳・苗場山といった日本百名山に名を連ねる名山を見渡すことができます。
また、南魚沼産コシヒカリを育む魚沼盆地とそこを流れる魚野川を眺められるのも楽しみの一つです。春には水を貯えた田がきらきらと輝き、秋には実った稲穂が織りなすパッチワークのような田を眺めることができます。冬が近づく10月下旬からは紅葉を楽しむことができます。
八箇峠側からはこのサインを目印にお越し下さい
今回は八箇峠側からのルートを辿ります。関越自動車道六日町ICから、信号を右折、十日町方面に5分ほど登ると、八箇トンネルの手前の右手ににこんな看板が見えてきます。
お六(直江兼継の幼名)のイラストに導かれて、国道から右に折れると急勾配が続きます。ここから十二峠まで約20kmのドライブの始まりです。
八箇峠見晴台
八箇峠側入口から1.5kmほど車で走ると、一つ目のビュースポット「八箇峠見晴台」に着きます。ここまでの道のりは、乗用車だとすれ違いがやっと!という道が連続します。運転にはご注意ください。
駐車スペースはここだけ。他のお客さんと譲り合いましょう
二つ目のビュースポットは「六日町展望台」です。ここは、駐車スペースがあるだけで、看板が設置されているわけではありませんが、魚沼盆地の中央部を一望することができます。
八海山、中ノ岳、坂戸山
ここからは、六日町エリアのスキー場や、霊峰八海山をはじめ、上杉景勝の居城である「坂戸城」が築かれた「坂戸山」を眺めることができます。
護国観音(展望台)
六日町展望台の次のビュースポットは、護国観音(展望台)です。八箇峠側から走っていくと、左手に「護国観世音」の石碑が見えてきますので、左折して坂を登ります。この道路沿いの石碑はそんなに大きなものではないので、見逃さないでくださいね。
この観音様は、地域の方々の寄付で建立されたもので、戦没者の霊が祀ってあります。観音様の裏手には、展望台が設置されていて、ここからも魚沼盆地を一望することができます。
魚沼盆地に向かって飛び出したような樽山
護国観音から手前左前方に見える小高い山、樽山(標高736m)。ここには隠れたビュースポットがあります。
樽山は魚沼盆地に向かって少し突き出しているような形状のため、山頂からはより景色を身近に感じることができます。
護国観音から魚沼盆地に向かって左に少し歩くと、尾根伝いのトレッキングコース入り口にたどり着きます。地元の小学生が作った案内板がもうけられています。20分ほど歩くと山頂に到着です。
樽山山頂
真横から見た魚沼スカイライン
山頂からは、魚沼スカイラインそのものを真横から見ることができます。その意味で、他のビュースポットとは異なる見方のできる貴重な場所といえます。近くまで行かれる場合は散策してみてはいかがでしょうか。
坂戸山(標高634m)山頂よりも高い十日町展望台(標高730m)
護国観音から10分ほどのドライブで「十日町展望台」に着きます。
ここは、路上に看板も設置されているので、通り過ぎてしまうこともありません。トイレも設置されているので、休憩地点としてもうってつけです。
四方を山に囲まれた自然豊かな南魚沼
この展望台は、標高730m。道路よりも一段高い位置にあり、「南魚沼産コシヒカリ」を育む田んぼや、群馬県境に連なる巻機山等の名山が織りなす大パノラマを楽しめます。
この先、十二峠側までにある展望台はあと一つ。じっくりと景色を堪能してからドライブを再開しましょう。
魚沼展望台
十日町展望台から5kmほど走ると最後のビュースポット魚沼展望台です。ここまで来る途中に大沢山温泉や十日町市方面への分かれ道があるので、道を間違えないようにしましょう。
魚沼展望台には、トイレの他、ベンチとテーブルが設置されているため、おにぎりなどを持参してもいいでしょう。
これまでの展望台が魚沼盆地中央部の眺望を楽しめたのに対し、ここからは塩沢石打、湯沢方面の眺望も楽しむことができます。盆地に向かって右手の湯沢方面は、山の急斜面が国道17号や魚野川に迫っている様子が見えます。魚野川が上流の湯沢から塩沢へ下っていくにしたがい、盆地が大きく広がっていく様子が手に取るように分かります。
ここがトレッキングコースの入口です
魚沼展望台は標高も920mと、1000m近くあるため、下界と比べるといくらか空気も冷たく感じます。真夏の避暑地としてもオススメかもしれません。
魚沼展望台は眺望を楽しむだけではありません。スカイラインから当間山方面へ少し足を踏み入れると、そこはブナ林。ちょっとしたトレッキングを楽しむことができます。
写真のトイレ脇の階段がそのトレッキングコースの入口です。急な坂道もありますが、そこには階段が設置されていますのでご安心下さい。当間山山頂(1,016m)までおよそ20分ほどブナ林の散策を楽しみましょう。
山頂から先へ、さらに2時間ほど歩くと十日町地域にある当間リゾートへ抜けることもできます。十日町市の小学校が親子ウォーキングで歩く定番のコースとなっていますので、初心者でも楽しむことができます。
十二峠側からはこのサインを目印にお越し下さい
約20kmにわたる眺望ドライブコースももうすぐ終点です。魚沼展望台から
国道353号へ向けて下ること4kmほどで、十日町市十二峠側の魚沼スカイライン入口です。ここへの道のりでは、日本の里山の原風景が残る「土倉(つちくら)」の集落を見下ろすことができます。山の急斜面の中腹の僅かな平地に、田と家が点在しています。
国道353号十二峠側から魚沼スカイラインへ入る方は、国道沿いにあるこの看板を目印に来てください。関越自動車道塩沢石打IC・国道17号から353号を十日町方面へ向かって、十二峠トンネルをくぐるとすぐそこが入口です。
八箇峠周辺には「六日町温泉」「上の原温泉」、十二峠周辺には「清津峡温泉」「石打温泉」「上野鉱泉」「越後湯沢温泉」など多くの温泉地があります。ドライブとあわせた温泉めぐりはいかがでしょうか。
魚沼スカイラインから見える星空が体験できる「360度VR動画STARRY SKY魚沼スカイライン」を作成しましたので、是非体験してみてください。
魚沼スカイラインは市街地から車でアクセスできる気軽な雲海スポットとしてもおすすめです
雲海を見るのにおすすめなビュースポット情報、雲海体験ができる360度VR動画についてはこちらのページをご覧ください。
魚沼スカイラインGUIDE BOOK [PDFファイル/1.11MB]
所在地 : 南魚沼市 ・ 十日町市
地図で魚沼スカイラインを表示<外部リンク>
アクセス
【道路情報】
南魚沼地域振興局 地域整備部 維持管理課
電話 025-772-2249
【補足事項】
本ページは新潟県南魚沼地域振興局企画振興部が作成しています。
掲載内容については正確を期すよう努めていますが、情報が不足する点もあります。
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