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越後三山を源に流れる三国川、その上流にある三国川ダム周辺を紹介します。
※三国川ダム(しゃくなげ湖)周辺道路は冬期間通行止めとなります。詳細は下記HPよりご確認ください。
国土交通省北陸地方整備局 三国川ダム管理所 公式ホームページ<外部リンク>
六日町駅から車で30分、関越自動車道六日町ICから車で30分、三国川の上流へと進むと、「三国川ダム」とダム湖の「しゃくなげ湖」があります。
三国川ダムは、大雨の時にダム湖に水を貯め、下流域での洪水被害を防ぎ、また水を有効利用するための、国土交通省北陸地方整備局直轄管理の中央コア型ロックフィルダムです。
原石は斑糲(はんれい)岩という日本では非常に珍しい重たくて硬い岩石です。これはダム造りには非常に良い材質で、内部摩擦角が設計値で43度という、日本で一番大きな数字になっているので、ロックフィルダムとしては、上下流面の傾斜が日本一急なダムになっています。
三国川ダム上部と表面の石
昭和44年の集中豪雨で、死者4人、重傷者9人、建物被害3,300戸、被害総額42億円(魚野川流域)の被害が発生しました。
これを契機に、新潟県が予備調査を行い、ダムの建設が予定されました。
ダム本体は、高さは、119.5メートル、上部の長さは、419.5メートル、体積690万立方メートルです。
ダム湖である「しゃくなげ湖」(貯水池)で貯められる水の量は1,980万立方メートルで、東京ドーム約16杯分です。
三国川ダムから見たしゃくなげ公園と下流域
地域にダムを開放することで、しゃくなげ湖と共に観光資源としても活用され、地元の人々にも身近な施設となっています。
天端公園とダム管理所
ダム管理所では、ダムの運用と、関連施設の管理を365日24時間体制で行っています。
管理所1階には「情報館」があり、ジオラマや映像、パネルでダムを詳しく知ることができます。
利用期間は、5月から11月まで(午前9時から午後4時まで)です。
(入場無料)
ジオラマや映像、パネルでダムの全体像が見られる
ダムのデータや模型を設置
三国川ダムでは、放流ゲート室や内部点検用の通路等を見学することができます。
体力に自信のない方も、「専用エレベーター」で約100メートル下へあっという間に降りることができるので、気軽にダムの見学に参加できます。
ダムの内部は常時室温が10度前後になっていて、夏でも「涼しさ」を通り越して「寒さ」を感じます。
放流ゲートからの放水は、とにかく迫力満点です。
放流ゲートから勢いよく放水される様子。
わかりやすく説明してくださいました。
見学については電話にて直接お問合せください。
三国川ダム管理事務所 電話:025-774-3015
※冬期間・洪水警戒時・ダム点検時等は見学できません。
三国川ダム管理事務所ホームページ <外部リンク>
ダム湖周辺の山には多くのしゃくなげが自生していることから「しゃくなげ湖」と命名されました。
梅雨や台風に備えて水位を低くします。
また、渇水時は放流して上水道や田畑に必要な水を補給します。
清水大滝
また、しゃくなげ湖周辺には、公園やキャンプ場、運動公園、野外ステージなどが整備され、毎年さまざまなイベントが開催されています。
詳しくはこちら
しゃくなげ湖の一番奥まで行くと十字峡があります。
十字峡と山岳案内図
十字峡は、下津川と黒又沢が三国川に合流している所で、地図上では漢字の「十」のように交差して見えます。
左手前の三国川に右から黒又沢、左奥の下津川が合流
親水公園全景
周辺は駐車場・ベンチ・トイレが整備された親水公園となっていて、川で遊ぶことができます。
黒又沢と下津川
合流して流れ下る三国川
夏には県外からも、たくさんの人が川遊びに訪れます。
中ノ岳登山口
親水公園周辺には、越後三山の一つ「中ノ岳」の十字峡登山口があります。
しゃくなげ湖の右岸と左岸のつきあたりには「落合橋」があり、そこに数台分の駐車場があります。
そこから先の渓谷は落石の危険があるため、通行できませんが、駐車場に車を止め、渓流を覗いたり、山を眺めてみてください。
ダム湖とはまた違った絶景を見ることができます。
三国川上流
国土交通省北陸地方整備局 三国川ダム管理所 電話025-774-3015
しゃくなげ湖観光
【補足事項】
本ページは新潟県南魚沼地域振興局企画振興部が作成しています。
掲載内容については正確を期すよう努めていますが、情報が不足する点もあります。
ご利用の詳細及び最新情報につきましては直接、施設管理者(上記問い合わせ先)へお問い合わせ願います。
更新履歴
掲載日:2014年6月27日
更新日:2022年12月27日