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多重債務相談事例 No.4 住宅ローンと教育ローン、もう限界・・自己破産しかない・・

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0216666 更新日:2019年9月3日更新

2010年10月06日

相談内容

 10年前に自宅を新築、2年前に長男が大学を卒業、昨年長女が専門学校を卒業した。新築当時は年収が700万円程度あり、返済には何の心配もなかった。ところが、その後、毎年給料が下がりはじめ、現在では500万円程度になった。教育費は、学資ローンでなんとかできた。卒業までは、利息を支払えばよかったのでそれほど返済に困ることはかったが、仕事上のストレスからギャンブルにはまってしまった。現在月収30万円あるが、住宅ローンを含め、毎月27万円を返済している。住宅を売却しても住宅ローンを全額返済できそうもない。パートで頑張っている妻には申し訳ないが、家は手放すしかないか・・。(50代・男性)
マイホームを夢見る家族

アドバイス

 教育(学資)ローンついては、「やむをえない借金」ということでついつい返済計画がゆるくなってしまいがちです。
 住宅ローンの残高は2000万円、教育費その他の借入が750万円。27万円の返済のうち住宅ローンが約12万円です。債務整理の4つの方法(任意整理・自己破産・特定調停・民事再生)のうち、民事再生で借金を整理することで、家を守ることができそうです。法律の専門家(弁護士・司法書士)へ手続きを依頼するよう助言しました。概略は以下のとおりです。
住宅ローンはそのまま毎月12万円を返済する。
     ↓
住宅ローン以外の借入金750万円を5分の1、150万円に減額。
これを3年で返済、150万÷36=毎月4万2千円の返済となります。
     ↓
住宅ローンと合わせて、毎月16万2千円返済。
 
(ポイント)
 過払金などで債務総額を引き下げる方法がない場合でも、返済額を圧縮する方法があります。住宅ローン以外の無担保のローンの残高が、
100万円~500万円まで→100万円を返済
500万円~1500万円まで→無担保ローンの5分の1を返済
1500万円~3000万円まで→無担保ローン300万円以上を返済
3000万円~5000万円まで→無担保ローンの10分の1を返済
 「自己破産」の場合は、ギャンブルの借金を裁判所は免責(0円とすること)を認めませんが、「民事再生」ではギャンブルの借金を含めて返済計画を立てることができます。

消費生活センターへのご相談は
〒  950-0994  新潟市中央区上所2-2-2 新潟ユニゾンプラザ1階 
電話:  025-285-4196(相談専用)

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