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鍛冶でランタンハンガー制作 金づち振るい 曲線調整

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0470874 更新日:2022年3月11日更新

3月10日(木曜日)放送

後藤 千尋 記者

後藤記者

放送内容

(佐野局長)=FMながおか 放送局長 佐野 護さん

(後藤記者)=新潟日報社 長岡支社 報道部 記者 後藤 千尋さん

 

今日は、新潟県・新潟日報・FMながおかコラボ企画「地域の魅力発信します!」をお送りします。

 

(佐野局長) 本日は1月12日の新潟日報朝刊に掲載された、「新年にトライ!記者が体験」の記事を書かれた新潟日報長岡支社の記者、後藤千尋さんに鍛治でランタンハンガー製作のお話を、お伺いいたします。後藤さん、どうぞ宜しくお願い致します。

(後藤記者) よろしくお願いします。

(佐野局長) 後藤さんはですね、鍛治でランタンハンガー作りを体験してきたということなんですが、体験してみようと思ったきっかけは何だったんですか。

(後藤記者) はい。新型コロナウイルスの影響で、県外に出かけられなくなったので、一昨年の夏から県内でキャンプをはじめました。ただ、本格的な用具はほとんど持っていません。そんな中、与板にある「うまみち森林公園」のキャンプ場で若手の鍛冶職人が、ランタンハンガー作りを指導するという、体験イベントが始まったと聞いて、手作りできるのが楽しそうだなと思って挑戦しました。

(佐野局長) ランタンハンガー。一見分かりづらいですけども、記事の写真を見ると、ランタンをこう、引っ掛けるおしゃれなハンガーと。これを見ると「?(クエスチョン)」マークみたいに、輪を描いて雪に突き刺さっています。ここにこう、ランタンを引っかけることによってハンガーになると 。

(後藤記者) はい。

(佐野局長) すごいですね。これ、キャンプ場で体験できるんですか。

(後藤記者) 本来は、夏はキャンプ場で出来るんですけども、今は冬でキャンプ場が閉まっているので、特別に職人さんの工房で作らせていただきました。一昨年の秋に与板の伝統工芸士さんに弟子入りした、北海道出身の似鳥透(にたどり とおる)さんに教えていただきました。

(佐野局長) これ、是非1月12日の記事を改めてご覧ください。似鳥さん、爽やかな笑顔ですよ。この似鳥さんの隣にいるのが後藤千尋さん。どんな指導してくれるんでしょうかね。

(後藤記者) 最初に長さ約1.5m、 直径9mmという鉄の棒の先端にですね、ランタンを引っ掛けるための輪を作ります。赤々と燃えている炉があるんですけれども、そこに棒を突き刺して、鉄がだんだん色が黄色に光ってきて、そうすると900度ほどになり、そこで鉄の棒の先端を台に引っ掛けて一気に曲げます。硬い鉄とは思えないほど「ぐにゃり」と曲がりました。

(佐野局長) そんな簡単に「ぐにゃり」と曲がってしまう棒を突き刺してですね、熱く900度くらいになって、ぐっと曲げると。

(後藤記者) はい。続いて、熱した棒を台の上に置いて金づちで2、3回叩く作業を繰り返します。そうすると、カーブがだんだん付いてきます。衝撃で、鉄が曲がる手応えが感じられて、面白いです。慎重にやっているとすぐに鉄の温度が下がってしまい、鉄の色が赤黒く変わってしまいます。まさに「鉄は熱いうちに打て」という感じがしました。

(佐野局長) まさに、この鉄は熱いうちに打てと。これ体験されたわけですね。

(後藤記者) そうですね。やり始めると、ついつい全力で何度も叩きたくなってしまうんですけども。

(佐野局長) やっぱり。普段のこう、もう色々ある中で叩きたくなっちゃうわけと。

(後藤記者) そうですね、どんどん叩きたくなります(笑)。ただ、やりすぎると、棒が必要以上にカーブしたり歪んでしまったりするので、その場合は反対側から叩いて微修正ですね、します。はい。最後に塗装をして約3時間で完成しました。

(佐野局長) ねー。普段記者の方ってね、こうどちらかって言うと、客観的に取材をするわけですけども、ご自身でね、体験したわけですよ。これすごい特別じゃないですかねこれ。

(後藤記者) そうですね。似鳥さんは、体験を通じて鍛治を身近に感じてもらいたいそうです。自分で使うものを作って、モノづくりの楽しさを知って欲しいというお話をしていました。

(佐野局長) キャンプ道具っていろいろあるじゃないですか。ご自身のものはないと、先ほどのお話でしたよ。一番最初のものが、ランタンハンガーですか。これはなかなかすごいと思いますよ。

(後藤記者) そうですよ。おしゃれですよね(笑)。

(佐野局長) そうですね(笑)。お話を伺いいたしました、新潟日報長岡支社の記者でいらっしゃいます後藤千尋さんでした。ありがとうございました。

(後藤記者) ありがとうございました。

(佐野局長) この「うまみち森林公園」の体験メニューは4月から11月まで実施予定だそうです。詳しくは「うまみち森林公園」のホームページをご覧ください 。

 

後藤千尋記者ありがとうございました。

次回、来週ですね。3月17日木曜日でございます。小千谷の藍染めを体験してきました、田中信太朗記者にご出演頂きます。1月15日土曜日の新潟日報の記事をご覧になりながらお聞き下さい。

来週木曜日の放送をお楽しみに。

 

外部リンク先:

>> うまみち森林公園<外部リンク>

>> [新年にトライ! 記者が体験]〈1〉与板鍛冶 光る900度の鉄 一気に曲げる<外部リンク>

 

 

 

 

 


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