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今町べと人形 顔に色付け 心境を投影
3月3日(木曜日)放送
佐藤 貴之 記者
放送内容
(佐野局長)=FMながおか 放送局長 佐野 護さん
(佐藤記者)=新潟日報社 長岡支社 報道部 記者 佐藤 貴之さん
今日は、新潟県・新潟日報・FMながおかコラボ企画「地域の魅力発信します!」をお送りします。 |
(佐野局長) 本日は1月13日に新潟日報朝刊に掲載された、「新年にトライ!記者が体験」の記事を書かれた、新潟日報長岡支社の記者 佐藤 貴之(さとう たかゆき)さんに、今町べと人形のお話をお伺いいたします。佐藤さんどうぞ宜しくお願い致します。
(佐藤記者) よろしくお願いします。
(佐野局長) 佐藤さんは、今町べと人形作りを体験してきたそうなんですが、べと人形についてまず教えて下さい。
(佐藤記者) はい。べと人形は、見附市の今町地区というところがあるんですけれども、そちらの方で、戦後ぐらいまで作られていた郷土玩具になります。おひな様だったり、動物だったりという、柔らかい表情のものが特徴なんですけども、2006年から「今町べと人形伝承会」さんというところが、引き続き作られているというものになります。
(佐野局長) なるほどねー。伝承会があるんですね。
(佐藤記者) そうなんです。
(佐野局長) 佐藤さんは今回、今町べと人形制作体験されたわけですから、相当もの作りが得意なんでしょう。
(佐藤記者) と言いたいところなんですけども、絵心もないし、こねこねするのも下手くそで、四苦八苦したというところでございます(笑)。
(佐野局長) そうですか(笑)。どなたに教わったんですか?
(佐藤記者) 今回はですね、伝承会の代表の藤田久子さんという方がいるんですけども、その方に教えをこうて参りました。
(佐野局長) 記事の写真を是非、皆さんご覧下さい。藤田久子さん、そして佐藤貴之さん、親子ですよ。眼鏡のずれ方が、二人とも上手に鼻にかけてます。
(佐藤記者) そうですねー(笑)。
(佐野局長) やっぱりこの眼鏡が必要だと?
(佐藤記者) そうなんですねー。年齢をかさねましてですね(笑)。
(佐野局長) 今回は何の人形を作られたんですか?
(佐藤記者) 今回はですね、干支にちなみまして今年のトラのだるまですね。
(佐野局長) ほぅ。どういう段取りで作っていったんですか?
(佐藤記者) 最初にですね、粘土をだるまの形にこねまして、そこから色付けをしていくというかたちですね。
(佐野局長) これって焼くんですか?
(佐藤記者) これは自然乾燥、天日干しですね。
(佐野局長) そうなんですね。今回、藤田さんからもいろいろアドバイスをしてもらったようでございますが、どんなアドバイスがありましたか?
(佐藤記者) 「自分らしく、やってみて下さい」と。「見本は置きますけども、自分らしくちょっと描いてみて下さい」ということですね。
(佐野局長) 今町のべと人形って素朴っていうか、柔らかい表情がありますよね。
(佐藤記者) そうですね。やっぱり作り手の性格なんかが、出てくるのかなぁという感じはしますね。
(佐野局長) ちなみに今、完成したものがですね、記事の写真にも出てるんですけども、この場にですね、持ってきて下さいました。こちらが先生が作ったやつ(写真:左側)。こちらが佐藤さんがつくったもの(写真:右側)。まぁ見て作ったけど、ちょっと佐藤さんの方は可愛らしくなりましたね。
(佐藤記者) そうですね。本当に元気がないといいますか、おっかなびっくりしたところが、多分心境がでたというところではと思うんですけども。
(佐野局長) だけど、これはやっぱり佐藤さんの性格が出たんでしょう。
(佐藤記者) どうなんですかね。だと思うんですよね。本当に自信なくやっちゃたので。どことなしか気弱な感じになってしまいまして。
(佐野局長) そうですね。佐藤さんの性格が現れたかは、わかりませんけど、寂しそうです(笑)。
(佐藤記者) そうですよね(笑)。
(佐野局長) これはもう、弟子入りできますよ。
(佐藤記者) ありがとうございます。実際に藤田さんからも「これは本当に弟子入りだね」なんていうことを言われてですね。
(佐野局長) だけど藤田さんとしては、べと人形の歴史っていうのを、これから繋げていきたいという思いはあるんじゃないんですかね?
(佐藤記者) そうですね。なかなか伝承会も人数がそれほど多くないので、これから後継者なんかの問題も、直面する部分だとは思うんですけれども、これから育成をしていこうということでですね、まずは商品じゃなくて趣味の範囲からですね、関わる人を増やしていきたいということですね。
(佐野局長) 最後にですね。ラジオをお聞きの皆さんに、佐藤さんからメッセージお願いしたいんですけれども。
(佐藤記者) そうですね、べと人形っていうのはとても素朴でですね、本人の表情、作り手の表情がでる、とても素敵なものだと思いますので、機会があればご覧になっていただくなり、手に取っていただくなりして、楽しんでいただけたればなと思います。
(佐野局長) 1月13日の新年にトライ記者が体験の記事を是非ご覧下さい。やっぱり自分の顔がでるんですね。
(佐藤記者) そうなんでしょうねぇ。そういうことらしいので、そうだったのかなという。
(佐野局長) 佐藤貴之さんでした。どうも、ありがとうございました。
(佐藤記者) ありがとうございました。
(佐野局長) 詳しくはWebで「今町べと人形伝承会」で検索してみて下さい。
いかがでしたでしょうか。 次回の放送は、3月10日木曜日です。鍛冶でランタンハンガーの制作をされた後藤千尋さんが登場致します。 |
外部リンク先:
>> 今町べと人形<外部リンク>
>> [新年にトライ! 記者が体験]〈6〉今町べと人形 色付けした顔に心境が投影<外部リンク>