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11月18日に防火対策セミナーを三条市で開催しました

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0047087 更新日:2019年3月29日更新

防火対策セミナーin三条~糸魚川市駅北大火から学ぶ防火の心得~

 平成28年12月に糸魚川市で発生した大規模火災により、防火対策の取られていない木造の建築物が密集した地域では、強風等の条件が重なった場合に、大規模な延焼が起こり得ることが示され、県では、防火対策の重要性の啓発に一層取り組んでいます。
 このたび、上記取組の一環として、三条市内を会場に、防火対策セミナーを開催しましたので、その様子をお伝えします。

防火対策セミナーin三条の画像

  • 日時 平成30年11月18日(日曜日)
  • 「まちあるきの部」 10時30分~11時30分
    • 案内人 三条歴史研究会
    • 場所 愛宕神社→本寺小路→真宗大谷派三条別院→三条市歴史民俗産業資料館
  • 「講演の部」 13時30分~15時00分
    • 場所 三条東公民館
    • 講演名 木造密集市街地の火災危険と対策
      ~自主防災力を高め大規模火災から地域を守る~
    • 講師 関澤愛氏(東京理科大教授)

報道資料(PDF形式 91キロバイト)

まちるきの部

 三条で過去に起こった大火や、町の成り立ちについて郷土史愛好家でつくる三条歴史研究会の案内でまちあるきをしました。
 当日は天候に恵まれ、約30名の方にお集まりいただきました。
 旧三条町は、村上藩の飛び地で武士階級の支配が及ばなかったことから、川湊の商都として、また、柏崎以北の広範囲を治める浄土真宗大谷派の東別院の門前町として発展した様子を解説していただきました。
 また、旧三条町の一帯が焼失(3230戸中2743戸が焼失、焼死者数は34人)した明治13年の糸屋大火の火元や、東南からの強風により飛び火した地点など、火の手が拡大した様子を解説していただきました。

まちあるきの部スタート地点の愛宕神社の画像
まちあるきの部スタート地点の愛宕神社
旧三条町には名前のついた小路が多数存在。写真は「青玉小路」の画像
旧三条町には名前のついた小路が多数存在。写真は「青玉小路」

真宗大谷派三条別院の画像
真宗大谷派三条別院
三条市歴史民俗産業資料館(旧武徳館)の画像
三条市歴史民俗産業資料館(旧武徳館)

講演の部

 午後からの講演の部には、約90名の方が参加され、用意した席はほぼ埋まるほどの盛況でした。
 東京理科大の関沢教授からは、1960年代から70年代に、通報から放水までの所要時間を8分以内に配備された消防署所が整備されたことで、都市大火が激減したことの説明がありました。
 その中で、一昨年に起きた糸魚川市の大規模火災は、強風による飛び火が同時多発火災を引き起こし、常備の消防力を上回ったことが、大規模な延焼に拡大した要因であったとの指摘がありました。
 こういった、飛び火も含め、大規模な火災から地域を守るためには、初期消火が大変重要で、消防が到着するまでの間の消火活動として自主防災組織の活動や、住民にも使いやすい40mm口径の消火栓の普及について、全国での具体的な取り組みを交えて解説していただきました。

参加者の様子の画像
参加者の様子

関澤教授による講演の画像
関澤教授による講演

参加した皆様の声

  • 40mmホースの導入は興味深く感じた。資金の問題もあるが、導入が進めば、戦力となると思う。住民の協力を得るには、扱いやすさが最優先なのでは。
  • 初めて、「8分消防」という言葉を聞き、内容が最初はわかりませんでしたが、8分以内に駆けつければ隣りへの火事の被害が防げるというものを聞き、なるほどと思いました。
  • 地域の自主防災の例は、高齢化が進展する中での対策で、興味深かった。

今後も、防火対策の重要性の啓発について、取り組みを進めてまいります。

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