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Q3-3 補修効果を確認した根拠は妥当か
ご質問
厚さ6cmの実験をもって、発電所の耐震壁60cmや90cmにも適用できるのか?
小委員会の議論の状況等
当該実験は1/4スケールであり、実寸に換算すると厚さ24cmの鉄筋コンクリート壁に相当する。
技術委員会の評価
委員から、評価の寸法効果は材料によって異なるが、コンクリートの場合は、不均質な材料であって、その中をき裂が進展するというメカニズムからすると、大きい方がより高い強度が出やすく、小さい試験片でやる方が厳しい条件であるとの意見があった。
技術委員会としては、補修効果を確認した根拠は妥当であると判断した。