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冬は、風邪、インフルエンザ、ノロウイルス等の感染症が増えます。特に現在、新型コロナウイルス感染が収まらず、今後ますます拡まることが心配されている中では、一人一人が基本的な予防法を正しく実践することが大切です。
また、日常生活の中でも、運動、食事、メンタルヘルス等に関して注意したい冬特有の事項があります。
健康管理のポイントを知って、冬も元気に過ごしましょう。
基本的な知識を改めて確認しましょう。
【厚生労働省】健康や医療相談の情報<外部リンク>
全国知事会・新潟県から、年末年始に注意していただきいことについてのメッセージです。
「年末年始」新型コロナにご注意を!~全国知事会・新潟県からのメッセージ~(11月6日公表)
国が設置した「新型コロナウイルス感染症対策分科会」が、政府に宛てて出した提言です。
・年末年始に関する分科会から政府への提言 [PDFファイル/1.17MB]
・分科会から政府への提言 感染が高まる「5つの場面」と「感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫」 [PDFファイル/2.84MB]
風邪は、主にのどの痛みや咳、鼻汁等の症状が中心で、様々なウイルスに感染することにより引き起こされます。
「手洗い・マスク・うがい」は、風邪ウイルスへの感染を予防する基本です。
風邪は、咳やくしゃみによって飛び散ったウイルスを吸い込んでも感染しますが、手を介しても感染します。
ウイルスが付いた手で口のまわりや鼻、目を触ると、そこからウイルスが入りこみます。
人の出入りのある場所では、手に触れる物(例えばドアノブやテーブル等)に付着したウイルスに接触する機会が多くなりますので、特に外出から帰った際は、確実な手洗いをすることが重要です。
手洗いには石けんを使い、よく泡立てて十分に洗い流しましょう。洗い残しやすい指先、指の間、親指、手首なども入念に洗いましょう。
一般的に使用されている市販のマスクは、ウイルスの侵入を防ぐことはできませんが、咳やくしゃみによるウイルスの飛散を防ぎます。
また、乾燥した冷気を直接鼻から吸い込むことをやわらげ、加湿の効果もあります。
鼻やのどの粘膜は、ウイルスや細菌等の異物が付着しないように、繊毛と粘液の働きによって護られています。しかし乾燥によって、これらの働きが弱くなったりすると、ウイルス等が粘膜へ侵入しやすくなってしまいます。
うがいは、口の中を洗い流すだけでなく、口やのどに潤いと適度な刺激を与え、これらの防護機能低下を防ぎます。
うがい薬を使わず水だけでも効果がありますので、まずは口の中をきれいにすすぐためのうがい(クチュクチュ)を、次にのどの奥を意識したうがい(ガラガラ)を行いましよう。
外出から帰った時だけではなく、1日数回行いましょう。
県内は、すでにインフルエンザの流行期に入っています。
次のことに気をつけて、インフルエンザ予防に努めましょう。
【厚生労働省】インフルエンザ(総合ページ)<外部リンク>
冬には、ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒が多発します。
新潟県では、11月から3月までの5か月間を「ノロウイルス食中毒予防強化期間」に設定し、県民の皆さん、食品営業者の皆さんに、集中的に注意を呼びかけています。
冬期間、新潟県では天気が荒れやすく、屋外での活動の機会も減り、寒さの中で体を動かすのも億劫になりがちです。
しかし、日常生活の中で意識的に身体を動かすなど、運動を継続していくことにより、健康で質の高い生活を送ることができます。
厚生労働省は、「+10(プラステン):今より10分多く体を動かそう」と呼び掛けています。
【厚生労働省】 健康寿命をのばそう! Smart Life Project<外部リンク>
【公益財団法人 健康・体力づくり事業財団】貯筋のすすめ<外部リンク>
冬は、風邪やインフルエンザにかかりやすい季節です。
免疫力を高める食事を意識的に摂り、感染症に備えましょう。
免疫力を高めるのに、腸が重要な役割を担っていることが明らかになってきています。
【公益財団法人 長寿科学振興財団 健康長寿ネット】免疫力を高める食事とは<外部リンク>
忘新年会等、飲酒の機会が増える季節です。節度のある適度な飲酒で、健康な体と心、健康的な生活を維持しましょう。
アルコールの適量は一般的に成人男性の場合、1日に純アルコール量20g程度、いずれか一種類が適量です。
アルコール量の計算式は次のとおりです。
お酒の量(ml)×〔アルコール度数(%)/100〕×0.8=アルコール量(g)
お酒の種類 | ビール | 日本酒 | ウィスキー | 焼酎 | ワイン |
---|---|---|---|---|---|
度数 | 5% | 15% | 43% | 25% | 12% |
量 |
500ml (中瓶1本) |
180ml (1合) |
60ml (ダブル グラス1杯) |
100ml (半合) |
200ml (グラス2杯弱) |
なお、女性や高齢者は20gより少量の飲酒が適量です。
また、アルコールを解毒する役割のある肝臓は、週に1~2回の休肝日を作ることでその機能が回復すると言われています。
冬は身体だけでなく、こころの健康にも気を配りたい季節です。
寒さはストレス要因の一つになります。また、季節の変わり目に、自律神経が上手く働かなくなり、心身が不調になることがあります。
その他に、「冬季うつ病」と呼ばれる季節性感情障害があることは御存知でしょうか。
冬季うつ病は、気分が落ち込む、気力がなくなる、物事を楽しめなくなる等の一般的なうつ病の症状は同じでも、食欲が増す(特に甘いもの)、睡眠時間が長くなる等の症状が出やすくなります。
毎年繰り返し症状が出る場合や、症状が重く、日常生活に支障がでる程であるときは、精神科や心療内科等、専門の医療機関に相談・受診してみましょう。
【魚沼】メンタルヘルスシリーズ第6回 「冬は明るく過ごしましょう-冬季うつ病について-」
「ヒートショック」に注意しましょう。
「ヒートショック」とは、暖かい場所から寒い場所への移動等、急激な温度の変化により、血圧の急激な上昇・下降が生じるために起こる健康被害のことをいいます。
住宅内においても、暖房をしていない脱衣室や浴室、トイレなどに移動する際には、脳卒中や心疾患等を引き起こす恐れがありますので、注意しましょう。
また、入浴するお湯の温度や、入浴時間にも気をつけましょう。
お湯が熱かったり、長い時間入浴すると、体温の上昇が起きます。また、お湯から出ようとすると、体にかかった水圧がなくなり、脳血流減少が起きます。
すると意識障害(いわゆる「のぼせ」や「立ちくらみ」)が生じ、水没や顔をお湯につけて溺水する事故につながります。
入浴の際に注意することについては、下記サイトを参考にしてください。
【消費者庁】みんなで知ろう、防ごう、高齢者の事故<外部リンク>
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