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令和4年2月定例会(第4号発議案)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0475587 更新日:2022年3月25日更新

令和4年2月定例会で上程された発議案

「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録の実現を求める意見書

第4号発議案

   「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録の実現を求める意見書

 上記議案を別紙のとおり提出します。

   令和4年3月25日

    提出者  総務文教委員長 笠原 義宗

 

新潟県議会議長  佐藤 純 様

 

 

「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録の実現を求める意見書

 「佐渡島の金山」は、16世紀後半から19世紀半ばにおいて、国家の管理・運営の下、海外との技術交流が限られる中、ヨーロッパとは異なる我が国固有の伝統的手工業を活用した金生産システムとして発展を遂げ、世界に誇る質・量の金を大規模かつ長期にわたって生産した稀有な産業遺産であり、県民はもとより国民や世界中の人々の宝として後世に確実に引き継がれるべき重要な遺産である。
 令和4年2月1日、政府は「佐渡島の金山」をユネスコに世界文化遺産候補として推薦したが、登録の実現に向けては、今後、「佐渡島の金山」の文化遺産としての価値について国際的な理解を得ることが重要である。一方で、「佐渡島の金山」を巡り、文化遺産の価値とは別の歴史的経緯に関する論評が世界中に発信され、世界文化遺産登録を期待する人々に不安を抱かせているほか、令和5年度の世界遺産委員会における審議に悪影響が及ぶことを強く懸念している。
 よって国会並びに政府におかれては、令和5年度の「佐渡島の金山」の世界遺産登録実現に向け、世界遺産委員会の委員国や国際的な専門家に対し、文化遺産としての価値を深く理解いただくため積極的に働きかけるとともに、国際社会において正当な評価や理解が得られるよう、歴史的経緯に関する様々な議論やいわれなき中傷に対して、事実に基づき丁寧に粘り強く説明し、冷静かつ毅然と対応するなど、総力を挙げて取組を推進するよう強く要望する。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

   令和4年3月25日

新潟県議会議長  佐藤 純

 

  衆議院議長  細田 博之 様
  参議院議長  山東 昭子 様
  内閣総理大臣  岸田 文雄 様
  外務大臣  林 芳正 様
  文部科学大臣  末松 信介 様
  内閣官房長官  松野 博一 様


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