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平成22年6月定例会(第17号発議案)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0003694 更新日:2019年1月17日更新

平成22年6月定例会で上程された発議案

発声障害に関する公的支援を求める意見書

第17号発議案

発声障害に関する公的支援を求める意見書

上記議案を別紙のとおり提出します。

平成22年6月25日

提出者 厚生環境委員長 片野 猛

新潟県議会議長 帆苅 謙治 様

発声障害に関する公的支援を求める意見書

 けいれん性発声障害(SD)は、発声時にのどが締め付けられるような話し方になったり、声が震えたりといった症状が出るもので、持続的または不随意的に筋肉が収縮したり硬くなったりする疾患「ジストニア」の一形態と考えられている。
 SDは、ほとんど知られていない病気のため、日常生活において強いられる負担も多く、特に若年層での発症においては、いじめの対象となることも考えられる。
 現在、主な治療法としては、発声訓練、ボツリヌス毒素の注射、外科的手術などが行われている。特に、声帯にボツリヌス毒素を注射し、声帯筋を一時的に脱力し緊張を取り、声を元に戻すボツリヌムトキシン注射については、SDの治療目的としては保険適用外であり、多額な費用が必要とされる。また、限られた地域でしか治療が受けられず、交通費等の諸費用も負担しなければならない状況にある。
 よって国会並びに政府におかれては、けいれん性発声障害の原因究明と治療法の確立を図るとともに、ボツリヌムトキシン注射による治療への早急な保険適用について特段の配慮を行うよう強く要望する。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 平成22年6月25日

新潟県議会議長 帆苅 謙治

衆議院議長 横路 孝弘 様
参議院議長 江田 五月 様
内閣総理大臣 菅 直人 様
財務大臣 野田 佳彦 様
厚生労働大臣 長妻 昭 様

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