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平成15年2月定例会(第8号発議案)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0001551 更新日:2019年1月17日更新

平成15年2月定例会で上程された発議案

イラク問題の早期終結と国民の安全確保を求める意見書

イラク問題の早期終結と国民の安全確保を求める意見書

 イラクは湾岸戦争停戦以来12年もの間、大量破壊兵器の廃棄を求めた数多くの国連安保理決議を愚ろうしてきたのみならず、昨年11月からの国連監視検証査察に対しても、非協力的な姿勢を執り続け、世界の平和と安定に大きな懸念を与え続けてきた。
 この間世界は、国連等の場において様々な議論と決議により、平和確立への努力を続けてきたところである。
 去る17日にイラクに対して行った、アメリカの戦争を回避するための最後通告をイラクが拒否し、全世界が求めていたイラク問題の平和的解決への道は残念ながら完全に閉ざされ、本日イラクへの武力行使が開始されることとなった。
 イラクはこの責任を重く受け止め、国際平和の確立のため、大量破壊兵器の廃棄を始めとする国連安保理決議を直ちに履行し、一日も早い戦禍の終えんを図るべきである。
 また、本県は今事案を踏まえて、テロ災害や朝鮮半島からの不測の事態等に備えるため、本日付けをもって危機管理対策連絡会議を設置したところであるが、国としても国民生活の安全確保について、万全の措置が求められているところである。
 よって国会並びに政府におかれては、世界平和の確立のため、戦禍の速やかな終結に向けて積極的な外交を展開し、さらに、戦後のイラクの復興についても国際社会と連携して支援されるとともに、国民の安全確保に万全を期されるよう強く要望する。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 平成15年3月20日

新潟県議会議長 石井 修

衆議院議長 綿貫 民輔 様
参議院議長 倉田 寛之 様
内閣総理大臣 小泉 純一郎 様
外務大臣 川口 順子 様
内閣官房長官 福田 康夫 様

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