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平成17年請願第3号

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0002536 更新日:2019年1月17日更新

第3号 平成17年6月27日受理 総務文教委員会 付託

新潟県立高田北城高等学校生活文化科2学級存続を求めることに関する請願

請願者
 新潟県立高田北城高等学校PTA 会長 小酒井昇 外2名

紹介議員
 布施康正君 村松二郎君 小山芳元君 杉田弘美君 小林林一君

(要旨)

 新潟県教育委員会が平成16年3月15日発表した、中長期高校再編整備計画平成17年度から平成19年度年次計画案の中の募集学級計画案によって、平成19年度新潟県立高田北城高等学校生活文化科1学級減の計画が明らかになった。平成17年3月14日発表の同計画平成18年度から平成20年度年次計画案でも引き続き学級減になっている。
 しかし、以下に述べる理由によって、上記計画は上越地域の中学生及び保護者の意向に反し、ひいては新潟県全体の高等学校教育に質的損失をもたらすと考える。
 第一に、例年、推薦入試や一般入試とも多数の志願者を集めており、これまで定員割れを起こしたことはない。定員80名のところ、体験入学には毎年350名を超える中学生が参加し、生活文化科への志望を明らかにしていることからも、上越地域の中学生は生活文化科2学級を必要としている。
 第二に、新潟大学や新潟県立看護大学など国公立大学をはじめ、4年制大学合格者は31名(平成17年3月卒業生80名中)に上る。また、家庭科系の4年制大学進学率では新潟県が全国第1位だった平成15年3月卒業生が、そのうちの42パーセントを高田北城高等学校生活文化科が占め、新潟県の特色ある高校づくりに大きく貢献している。
 第三に、専門学科の特色を生かし、多くの生徒が目的意識を明確にしたうえで、訪問介護員2級、食物調理検定1級、被服製作検定1級などの資格を取得している。
 第四に、就職希望者の数は少ないものの、専門科目の学習や取得資格を生かした就職を実現している。近年は、今後地域社会で活躍が期待される介護福祉の職場にも連続して卒業生を送り出している。
 第五に、専門学科の特性を生かしたボランティア体験学習、福祉・食物・服飾デザインそれぞれの専門にかかわる実習が充実しており、将来の進路に結びついた意欲を高めている。
 第六に、生活文化科学級減は、高田北城高等学校が中心的な役割を担ってきた新潟県学校家庭クラブ活動にも支障を来たす。昨年度は全国大会へ参加、北陸地区研究発表会も主宰した。
 第七に、生徒数の減少は教育の質的充実の好機であること。地域の中学生及び保護者の期待にこたえて、特色ある学校づくりの実績をあげている高田北城高等学校生活文化科を減らすべきではない。
 ついては、貴議会において、新潟県立高田北城高等学校生活文化科の平成19年度学級減計画を見直し、現状の2学級の存続に配慮されたい。

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