本文
平成20年6月定例会(第28号発議案)
平成20年6月定例会で上程された発議案
ジストニアの難治性疾患克服研究事業への指定に関する意見書
第28号発議案
ジストニアの難治性疾患克服研究事業への指定に関する意見書
上記議案を別紙のとおり提出します。
平成20年7月11日
提出者   中原 八一、小林 林一、佐藤 純
            沢野 修、柄沢 正三、小野 峯生
            三林 碩郎
賛成者 提出者を除き議員全員
新潟県議会議長 長津 光三郎 様
ジストニアの難治性疾患克服研究事業への指定に関する意見書
 筋肉の緊張の異常によってさまざまな不随意運動や肢体、姿勢の異常が生じる神経難病であるジストニアは、筋緊張を調節している大脳基底核の働きの異常により筋肉が異常収縮するものと考えられているが、遺伝子の異常によるものなど様々な型が存在し、いまだにその原因が判明していない。
 ジストニアの治療に当たっては、抗コリン剤等の薬物治療がなされており、また、痙性斜頸や眼瞼痙攣等に対しては、異常に動いている筋肉にボツリヌス毒素を微量注射し痙攣を麻痺させる治療が行われているが、劇的な効果は期待できない。これらの治療で満足がいかない場合には手術による治療となるが、その歴史も浅く日本においては、ごく限られた施設でのみ行われている状況にある。
 このような状況から治療が長期間にわたり、患者及び家族は、日常生活における精神的な負担に加え、高額な医療費の負担が重くのしかかっている。
 よって国会並びに政府におかれては、ジストニアを難治性疾患克服研究事業の対象に指定し、原因の究明と治療法の確立に向けて研究を進めるよう強く要望する。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成20年7月11日
新潟県議会議長 長津 光三郎
衆議院議長 河野 洋平 様
参議院議長 江田 五月 様
内閣総理大臣 福田 康夫 様
厚生労働大臣 舛添 要一 様












