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農業技術功労者表彰記念講演会を開催しました

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0465889 更新日:2022年2月28日更新
 当ホームページでも紹介しましたが、園芸研究センターの松本辰也専門研究員が、自家和合性日本なし品種育成の研究により農業技術功労者表彰を受賞したことを受け、これまでの業績を周知し、他の研究員の意欲向上につなげる目的から、2月15日、園芸研究センターにて記念講演会が開催されました。
講演の様子1
 松本専門研究員は果樹の研究員として長年日本なしの育種に携わってきました。講演では、時おりクイズを交えながら、当時あまり注目されていなかった自家和合性(自分の花粉で受粉し結実する性質)品種の「おさ二十世紀」に着目し、自家和合性を付与した品種の育成に着手した経緯や、新品種の「新美月」「新王」「新碧」の育成過程について、職員を前に講演しました。
講演スライド
 また、今回の表彰について、「私一人ではなく、研究に携わってくださったすべての方々に対していただいたと考えています。「研究開発の一層の発展に向け」という表彰の趣旨にあるように、これからも引き続き研究に努めていきたい」などと語っていました。
講演の様子2
 育成品種「新美月」と「新王」は、令和2年度には県内約20ヘクタール栽培でされており、県内日本なし栽培面積の約5%にまで普及しています。食味の評価も高く、JA全農にいがたの取扱量は平成28年の約3トンから令和2年には約30トンと大幅に増加しています。黄緑色の外観が美しい青なし「新碧」は令和3年5月に品種登録出願され、今後の普及が期待されています。
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