8月の旬　スイートコーン

新潟産の特徴

　夏の野菜といえば「スィートコーン」。トウモロコシの一種で特に甘い種類を未熟な状態で収穫したものを呼びます。
　「実」は黄色や白・黄色の混ざったものが主力ですが、品種は非常に豊富です。収穫後、糖分が急速に減少しますので、取れたてが一番。

主な産地の紹介

　新潟の主な産地は、平場は新潟市、山間地は津南町です。

　豊富な日照量を利用して早くから出荷される砂丘地・平坦地、昼と夜の気温差によりさらにおいしさを増す準高冷地と6月中旬から9月まで続きます。

栽培・収穫の様子

大きな株から1本収穫
　新潟県では、トンネル栽培、マルチ栽培、露地栽培がおこなわれ、6月中旬から9月頃まで生産されています。

　そのうち、7～8月がもっとも生産量が多く、真夏の代表的な野菜です。

　暑さと多くの水分・肥料で旺盛な生育となり、桿の長さは約2mにも及びます。しかし、その大きな株からわずか1本しか収穫されません。受粉してからの積算温度を調べながら、もっともおいしく食べていただく時期に収穫します。

新潟県産の出回り状況

　もっとも出荷が多いのは7～8月で、新潟市等の平野部では7月上旬に出荷が始まり、8月上旬頃まで続きます。また、同時に8月上旬からは準高冷地の出荷が始まり、9月頃まで続きます。

知っていますか？ミニ知識

より軟らかく、より甘く

　トウモロコシの仲間は、生食のほか、コーンスターチなど澱粉にして多くの加工品、家畜の飼料などに利用されています。
　生食用のトウモロコシは「スィート種」であり、より軟らかくより甘い品種に替わってきています。黄色と白の混じるバイカラー系やモノカラーのスーパースィート系などがあり、糖度も14～16％、最近では17～18％のものもあります。