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令和7年中における危険物事故発生状況について
令和7年県内危険物事故発生状況 [PDFファイル/1.76MB]
〇 危険物施設数の推移
県内の危険物施設の総数は年々減少しており、令和7年3月31日現在、10,567施設施設(完成検査済証交付施設数、以下同じ)となっています。

〇 危険物に係る事故発生件数
近年は減少傾向。令和6年は56件でしたが、令和7年は前年から14件増加し70件でした。

〇 事故の発生原因
(1) 火災事故発生原因
県内では令和7年中に5件の火災が発生しました。
過去5年間(令和3年~令和7年)における火災事故を発生原因別に見ると、人的要因が13件(43.3%)
物的要因が12件 (40.0%)、その他の要因と不明・調査中を合わせて5件(16.7%)となっています。
人的要因の内訳を見ると、監視不十分の4件(13.3%)、維持管理不十分、操作確認不十分が各3件
(10%) 、誤操作が2件(6.7%)、操作未実施が1件(3.3%)となっています。
物的要因の内訳をみると、故障が5件(16.7%)、破損が4件(13.3%)、施工不良、設計不良、
腐食等劣化が各1件(各3.3% )となっています。

(2) 流出事故発生原因
令和7年中の流出事故は、人的要因による事故が13件、物的要因による事故が12件、その他の要因
による事故が5件の計30件発生しています。
過去5年間(令和3年~令和7年)における流出事故を発生原因別に見ると、物的要因が73件(52.1%)
と最も多く、人的要因が58件(41.4%)、その他の要因等が9件(6.4%)です。
物的要因の内訳を見ると、腐食等劣化が45件(32.4%)と最も多く、物的要因に占める割合の6割強
となっています。
人的要因では、操作確認不十分が19件(13.7%)と最も多く、次いで誤操作13件(9.4%)で続いて
います。

〇 危険物事故防止対策について
県内の危険物関係業界団体、消防機関等により構成される「新潟県危険物事故防止連絡協議会」を平成17年度に設置し、官民一体となって危険物等の事故情報を共有し、それらの情報を各事業者の保安体制に有効活用する等、事故防止を推進する取組みを行って来ました。
今後も、関係機関と連携し、以下の危険物事故防止対策を推進していきます。
● 事故情報の共有
類似事故を減らすため、業態を超えた事故情報の共有を図ること。
● 自主保安体制の確立
製造所等の危険物施設は形態が事業所ごとに異なるため、各事業所は自らに適した自主保安体制を確立す
ること。
● 腐食等劣化対策
腐食等劣化は、流出事故の最大要因となっていることから、事故の未然防止や被害の最小化のため、法令
に定める定期点検のほか、自主点検等を行い、破損・流出等の発生する恐れのある箇所の早期発見及び環境
に応じた対策を図ること。
● 自然災害対策の推進
近年各地で発生する自然災害の教訓を踏まえ、危険物施設の耐震性能や周辺の液状化の可能性等を確認
し、津波や水害 による浸水が想定される地域については、人的被害、危険物の漏えい等を防止するための
具体的な対策を講じ、また、 防災訓練などを通じて災害対応能力の向上を図ること。
● 保安教育の充実
知識不足、慣れから生じる配慮不足等による事故を防止するため、危険物取扱作業手順書を充実させ、
その手順の背景 にある原理原則も含めたOjtを促進し、ヒューマンエラーの防止を図り、定められた
手順を守らない人を黙認 しない風土の醸成を推進するほか、外来講師等を招き、保安教育を適宜実施する
こと。さらに、現場の整理・整頓・清掃のほか、作業時に齟齬が生じないよう作業者間のコミュニケーショ
ンが機能する職場環境を推進すること。
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