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【佐渡】ダムの洪水調節のしくみ

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0056605 更新日:2019年3月29日更新

ダムによる洪水調節の仕組み

1)平常時

平常時の画像
平常時

 平常時は流入量と放流量をほぼ同じに保つとともに、洪水に備えて、常時満水位より水位が高くならないようにしています。

 渇水時は、上水道や農業用水等のために、貯めた水を放流します。そのため、ダムの流入量より放流量が多くなることがあります。

2)洪水時

洪水時の画像
洪水時

 例えば、流入量が平常時の10から100へ増えたとした場合、100流れ込む水のうち75をダムに貯め、ダムの下流河川には25だけ流します。
 ダムへの流入量より放流量が多くなることはありません。

3)洪水が収まった時

洪水収束時の画像
洪水が収まった時

 洪水が収まった後(ダムへの流入量が減り、平常時の量に戻った後)、次の洪水に備えて、ダムの水位を常時満水位まで下げます。
 この時はダムの流入量よりも放流量が多くなります。

4)異常洪水時

異常洪水時の画像
異常洪水時

 ダムは洪水を貯め続けますが、さらに洪水が長く続いた場合、ダムに貯められる容量が一杯になることがあります。

 この時ダムではこれ以上の洪水(※)を貯めることができないため、洪水時満水位を超えないように、ダムへの流入量100と同じ量100を放流します。
 ダムへの流入量よりも放流量が多くなることはありません。

※ダムの大きさは、あらかじめ決めた洪水を貯められるように決めています。
 そのあらかじめ決められた洪水より大きな洪水を「異常洪水」といいます。


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