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【佐渡】ダムの洪水調節のしくみ
ダムによる洪水調節の仕組み
1)平常時
平常時
平常時は流入量と放流量をほぼ同じに保つとともに、洪水に備えて、常時満水位より水位が高くならないようにしています。
渇水時は、上水道や農業用水等のために、貯めた水を放流します。そのため、ダムの流入量より放流量が多くなることがあります。
2)洪水時
洪水時
例えば、流入量が平常時の10から100へ増えたとした場合、100流れ込む水のうち75をダムに貯め、ダムの下流河川には25だけ流します。
ダムへの流入量より放流量が多くなることはありません。
3)洪水が収まった時
洪水が収まった時
洪水が収まった後(ダムへの流入量が減り、平常時の量に戻った後)、次の洪水に備えて、ダムの水位を常時満水位まで下げます。
この時はダムの流入量よりも放流量が多くなります。
4)異常洪水時
異常洪水時
ダムは洪水を貯め続けますが、さらに洪水が長く続いた場合、ダムに貯められる容量が一杯になることがあります。
この時ダムではこれ以上の洪水(※)を貯めることができないため、洪水時満水位を超えないように、ダムへの流入量100と同じ量100を放流します。
ダムへの流入量よりも放流量が多くなることはありません。
※ダムの大きさは、あらかじめ決めた洪水を貯められるように決めています。
そのあらかじめ決められた洪水より大きな洪水を「異常洪水」といいます。
現在の雨量や水位の情報(県河川防災情報システムにリンクします)<外部リンク>