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むらかみ・いわふね珍風景(珍風景番号114)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0052826 更新日:2021年1月22日更新

里帰りした道路元標(珍風景番号114)

岩船町の道路元標の画像
岩船町の道路元標

 道路元標(どうろげんぴょう)ってご存じですか?
 大正8(1919)年に施行された旧道路法で、「各市町村に1個を置く」こととされていた、道路の起終点を示す標柱です。例えば「○○町から××村への県道」という場合は、○○町道路元標と××村道路元標を結ぶ県道ということになっていました。
 昭和27(1952)年施行の現行道路法では、単に道路の付属物とされており、起終点としての定めはありません。そのため、道路拡幅などで失われてしまったものも多いようです。
 村上市岩船上大町(旧岩船郡岩船町)にあった岩船町道路元標も、約50年前に失われ長い間行方不明になっていましたが、平成25(2013)年8月末に再び元のように岩船町に建てられました。

 岩船町道路元標は、約12キロも離れた村上市山辺里(さべり)地区の旧保育園跡地に置かれていました。平成24年7月にそれを知った岩船町の人たちが、なんとか元どおり岩船町へ戻したいと関係機関に働きかけました。

 その動きに応えたのが、岩船町の県道改良事業を請け負っていた建設会社。地域貢献の一環として、道路元標をトラックに載せて運び、県道脇に建てました。

 岩船町道路元標は、高さ約60センチ、一辺25センチの石の角柱です。でも、地下に埋まっている部分が約1メートルもあって、重さは300キロちかくにもなります。

庭の片隅に置かれ、ブルーシートがかけられていましたの画像
庭の片隅に置かれ、ブルーシートがかけられていました

クレーンで据え付けましたの画像
クレーンで据え付けました

下見板張りにポストの赤が映える源内塾の画像
下見板張りにポストの赤が映える源内塾

 もともと道路元標が建てられていた所は、今は道路改良で道路敷になっています。そこで、約30メートル離れているものの、地域の集会施設である「源内塾(げんないじゅく)」の前に建てられました。
 同じく復元された赤い丸ポストとともに、風情のある景観を演出しています。

 一度は失われた道路元標が、数十年ぶりに里帰りした珍風景でした。

「岩船町道路元標」の位置図はこちら

これまでの珍風景

ヘリコプターで通勤?(珍風景番号113)の画像

ヘリコプターで通勤?(珍風景番号113)
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掲載日:平成26年2月21日

木造のアーチ橋(珍風景番号112)の画像

木造のアーチ橋(珍風景番号112)
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ずらりと並んだ異形の神仏(珍風景番号111)の画像

ずらりと並んだ異形の神仏(珍風景番号111)
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