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田上町で「知事と一緒に車座トーク」を開催しました
令和8年8月31日(月曜日)に今年度2回目となる「知事と一緒に車座トーク」を田上町で開催しました。
町の魅力発信を通じた交流人口の拡大~「近きものよろこびて、遠きもの来る」を軸にしたまちづくり~と題して、田上町で活動をしている5名の皆さんと意見交換を行いました。
車座トークの概要
テーマ:町の魅力発信を通じた交流人口の拡大~「近きものよろこびて、遠きもの来る」を軸にしたまちづくり~
日 時:令和8年8月31日(月曜日) 午後3時15分から午後5時まで
会 場:田上町交流会館(田上町大字原ヶ崎新田3072番地1)
出席者:
- 佐藤 潤一(さとう じゅんいち)さん(農業(JAの役員等))
- 馬場 大輔(ばば だいすけ)さん(道の駅たがみ 駅長)
- 野澤 隆義(のざわ たかよし)さん(ホテル小柳 社長)
- 小柳 佳奈子(おやなぎ かなこ)さん((株)須佐製作所 常務取締役)
- 杉田 耕一(すぎた こういち)さん(田上町産業活性化ブランド戦略協議会会長(新潟薬科大学教授)
同席 佐野 恒雄さん 【田上町長】
座長 花角 英世 【新潟県知事】
主な発言
開催にあたり花角知事は、「皆さんとお会いできることを楽しみに参りました。皆さんの活動がより一層前に進むよう応援するとともに県全体の地域の元気につなげていくことができたら、と思っており、皆さんの今の状況、そして夢と、課題を伺いながら、有意義な意見交換の時間となれば。」と挨拶しました。
出席者の自己紹介・活動内容
佐藤 潤一 さん
農業(JAの役員等)
・佐藤農園9代目。地元田上町で農業を手伝いながら育つ。
・若い頃は農業以外の仕事がしたいと思っていたが、今では農業が天職と思えるほどやりがいを感じている。
・米、梅、桃、長ネギなど複合経営を行い、年間を通じて様々な農産物を栽培している。
・JA新潟県青連委員長、農業士会燕三条ブロック長などを務める。
・町のブランド戦略協議会や農泊協議会などでも中心的な役割を担って田上町を盛り上げている。
馬場 大輔さん
道の駅たがみ 駅長
・田上町生まれ。令和2年に開業した「道の駅たがみ」の駅長。
・田上町の景色や自然が好きで、海外生活の経験をきっかけに、自分の故郷や地域文化の大切さを強く意識するようになる。
・前職は、北方文化博物館でインバウンドの誘致等を担当し、「地域文化をつなぐ」活動がUターンのきっかけ。
・「やさしい道の駅」を掲げる同施設では、地元産野菜の再価値化や「たがみバンブーブー」など、道の駅を拠点とした地域づくりを推進。地域が主役となる仕組みや関係性をデザインし、持続可能な地域活動を創出したことが評価され、令和6年にグッドデザイン賞を受賞。
野澤 隆義さん
ホテル小柳 社長
・燕市出身。ホテルの経営者として様々な分野の方との交流がある。
・近隣市町村など広域的な連携を軸とした、観光を通じての地域づくりを大切にしている。
・生産者と連携しながら規格外品を活用したスイーツ開発にも取り組む。
・趣味は、釣り、レコード、山登りなど。
・新潟県旅館組合理事。日本旅館協会新潟支部長。
小柳 佳奈子さん
(株)須佐製作所 常務取締役
・民間会社を経て、ご家族が経営している須佐製作所に入社。
・自社の技術を活かして納豆を混ぜる道具「納豆混ぜれバー」などの製品開発なども行っている。
・工業に係る地域資源についての見識を生かし、町のブランド戦略協議会の活動を行っている。
・ボランティア団体「ひとまち会」を立ち上げ、「中学生が教えるスマホ講習会」など、人と人をつなげていく活動を行っている。
杉田 耕一さん
田上町産業活性化ブランド戦略協議会会長(新潟薬科大学教授)
・新潟薬科大学生命産業ビジネス学科教授(農業ビジネス分野・ビジネスデータサイエンス分野)。
・実家は三重県。進学を機に東京へ出て、27年間の企業人経験を活かし、建学の精神「実学一体」に基づく教育を行っている。
・令和6年から田上町産業活性化ブランド戦略協議会の会長として、本日参加の方々と共に、田上町の「竹」を軸としたブランド戦略を展開。(田上町と新潟薬科大学は、2013年12月18日付で連携協定を締結。)
課題と今後の取組について
【佐藤さん】
- 冬にねぎ掘り体験をやるとお客さんが結構来てくれて、掘りたてのねぎを炭火焼にして最高の状態でその場で食べてもらっている。ねぎを食べられなかったこどもたちが「美味しい」と言って食べてくれる様子を仲間たちと分かち合えるのがとても楽しい。
- 就農に関して、儲からない農業を自分のこどもたちにバトンタッチは難しい、ということはよく言われている。
- 道の駅たがみができたことは、田上町の農業者にはすごくプラスであり、他市町村に農産物を持っていかなくても発信することができる。
【馬場さん】
- 前職の北方文化博物館で学ぶ中で、「地域の生活文化を次世代につなぐ」という考え方に共感し、田上町でそうした仕事がしたいと思うようになり、「田上バンブーブー」など地域の価値を伝える活動を地域の仲間と共に行っている。
- 私たちはものを売っているのではなく、この地域の価値を上げることを行っている。価値を伝えることに道の駅たがみの存在意義があると思っている。
- こどもたちが将来この町で挑戦したいと思える環境づくりを進めながら、次の世代へ地域文化を引き継いでいくことが目標。
- いろんなことを自分ごと化することで地域は元気になっていくと思っている。
【野澤さん】
- 田上町の魅力をさらに高めるため、道の駅や農業者、商工業者、湯田上温泉が連携して地域全体を盛り上げていきたい。
- 今後は、インバウンドを含めた誘客や体験型観光を進め、道の駅の情報発信力を活用しながら田上町ならではの農業、食、温泉文化を広く発信していきたい。
- 観光客のニーズや旅行スタイルの変化に対応しながら、地域全体の誘客につなげていくことが課題。
【小柳さん】
- 人と人をつなぐことを活動の大きなテーマとしている。
- 地域の中で、困りごとがある人と支援できる人を結びつけたり、中学生と高齢者のeスポーツなどの交流機会を作りながら、地域の支え合いの輪を広げていきたい。
- 「田上バンブーブー」を訪れた人が楽しめるようなお土産づくりにも取り組みたいと考えており、今後も地域の人や活動をつなぎながら、地域の元気づくりに貢献していきたい。
【杉田さん】
- 田上は、1万人程の人口の中にいろいろな分野に長けた人がいて、「人財」が豊富なことが特徴だと思っている。
- 田上町のブランド協議会では、ブランド戦略の核として竹に焦点を当てた取組を進めており、「田上バンブーブー」で使用した竹を粉砕しその肥料でサツマイモを栽培するなど、循環型の取組にも挑戦している。収穫したサツマイモを土産品に展開したり田上ならではのストーリーを持った商品づくりを進めていきたい。
- 近隣の高校や大学生のほかこどもたちにも活動の輪を広げながら、地域への愛着や誇りを育てていきたい。
- 一方で、活動を継続するための資金確保や支援体制づくりが課題と感じている。
田上町 佐野町長の発言
道の駅たがみにより、町に一つの拠点ができたことは非常に大きいことであり、まちが大きく変わった。まちづくりは決して行政だけでできる話ではない。多くの町民の皆さんがこの町をなんとか盛り上げていこうという機運が湧き始めそれを巻き込んできたのが、一つには馬場駅長が中心に活動している「田上バンブーブー」と思う。町民をうまく巻き込むことができるというのも、実はちょうどいい、コンパクトな町であればこそ。
私の好きな言葉が「人を大事にする町に人は集まる。人を喜ばせる町には人は集まる」。まちづくりは、そこに住む人が喜び、幸せを感じるまちであれば自然と人はそこに集まる、という教えであり、それをとても大事なことと思っている。田上愛を持つ人がどんどん増えていくようなまちづくりができればいい。
知事の発言
皆さんにお話いただいた、これからやりたいことをしっかり取り組んでいただけたら、本当にこの地域はさらに元気になるなぁと思って聞いていた。それぞれの方が大変な熱量や思いを持って活動していただいており、そのベースには、田上という町に対する愛着などがあり、良い「人財」が集まっていると感じた。
県で、皆さんの活動を継続するためにどのような後押しができるか、考えたい。また、農業者の後継者をどうしていくか、佐藤さんが思っている農業の素晴らしさのようなものを次の世代にどうつなげていくか、行政として応援できるものがあれば、と思っている。皆さんが田上町に本当に愛着を持って元気にしていきたいという気持ちがすごく伝わってきたので、ぜひ活動が伸びて行ってもらいたい。
【全体集合写真】
(参考)展示品紹介
当日、出席者の皆様から、活動内容に関わる展示を紹介していただきました。
【佐藤さん 展示品】

【馬場さん 展示品】
【小柳さん 展示品】
【杉田さん 展示品】







